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色々起こる前に書かれたフィンランド本

Hallo!

先日清少納言とフィンランドを並べた記事を書いたけれど、今回は純粋にフィンランドについての本を紹介したい。
ただ、思うところがあったので、今回と次の2回に分けて紹介したい。

・『週末フィンランド』

発売されたのが、2020年2月末。
まさに、いろいろある前に発売された本。
当時(の1ヶ月前くらいまでは)気軽にフィンランドに行けたし、片道10時間以下で行けちゃう日本から一番近いヨーロッパだった。
そこから4年でこうも変わってしまうものなんだということが本当に悲しい。
今はもう、気軽に週末だけでフィンランドには行けないだろうなぁ。
いや、行きたい人は行けると思うけれど、円安とフライト時間が長くなりすぎたことで、そんなに簡単には行けない。

こちらの本で力が入っていたのは、コーヒーとサウナとオーロラだった。
この本が発売された後に私は一度フィンランドに行っているけれど、どれもこの本で推されているほど楽しんでこなかったと思う。
コーヒーは飲んだけれど、ブュッフェにあったから飲んだだけだった。
サウナはロヴァニエミのホテルの部屋についていたものと、ヘルシンキのホテルにあったものを利用するには利用したけれど、もっとがっつり楽しむことはできたと思う。もったいないことをした。
そしてオーロラは、時期が全然違っていた。

こうなるともう、またフィンランドに行くしかない。
ただ、週末フィンランドはないかな、と思う。
年齢とともに、ちょっと行って帰ってくるの旅は厳しくなってきたし、そんなに気軽に行ける距離ではない。
国内旅行だったら、今でも1泊2日の週末旅行もどんどん行きたいけれど、さすがにヨーロッパまでそういう旅に行くのは無理そうだ。
これがまだドイツにいたんだったら、1泊2日のフィンランド旅もしたかった。
ドイツに引っ越した時は、そういう旅もしたいと張り切っていたのに、なかなかそうもいかなかったなぁ…


とにかく、同じフィンランドという場所でも、興味関心が違えば見えるものも違っていて、どちらにしろ魅力的な場所なのは変わらないということが分かる1冊だった。
ドイツに引っ越す前から、フィンランドについてのこの手の本は、ドイツに関する本よりたくさん読んでいたけれど、海外旅行に行けない時期を挟んでいたにもかかわらず、あれから4年経ってさらにフィンランドについての本が増えているのは、フィンランド好きとしてはうれしい。
といっても全部買うわけにはいかないから、図書館で借りるしかできないけれど、それでもこれからもフィンランドと日本のつながりが続いて、直行便もこの調子で増えていくといいなぁ。

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