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ドイツ生活5年目を迎えて思うこと

Hallo!

昨日の記事を書いていた時に、実はいつの間にかドイツ生活が5年目を迎えていたことに気づいた。
というわけで今日は、ドイツ生活まるまる4年間を終えて感じたことを書いてみようと思う。
おそらくドイツ生活を本当に終えて日本に帰った時にまた同じようなことを書きそうな気がするのだけど、それでもまだドイツにいる今の新鮮な気持ちについても書いておきたい。


私のドイツ生活というと、いわゆるコロナ渦が丸ごと入っている。
日本を出る時、コロナはまだ東アジアの一地域で感染者を増やしているだけで、たぶんSARSの時のようなものではないかと思っていた。
なので、アジア人がヨーロッパで姿を見せるだけであからさまに嫌な顔をされるんじゃないかなんて、結構不安を感じていた。
実際にこちらで暮らし始めたらそんなことは全然なくて、逆に呆気に取られてしまった。
でも、そんな平和な時期はすぐに終わって、すぐにヨーロッパでも大流行し始めた。
この時のドイツ人のコロナに対する姿勢が日本に住む日本人とは全然違っていて、本当にこんな中にいて、私は無事日本に帰れるのだろうか、と今度はそれが不安になっていった。
常に不安を感じながら過ごしていた私が大きな心の変化を感じたのは、以前38歳?の時の話でも触れた、自分が実際に感染した時。
あんなに感染を恐れていたのに、その時はもう、まぁ仕方ない、なんて気持ちになっていた。
夏の一時帰国前にスイス旅行に行った時、スイスはドイツ以上にコロナのない世界ができていて、あぁもう不安におびえながら暮らさなくていいんだ、とだいぶ晴れ晴れとした気持ちになれた。
でも、その1週間後に一時帰国で2年半ぶりに日本へ行き、日本がヨーロッパとは状況が全く違っていたことに愕然としてしまった。
といっても、私は日本人として38年間生きていたから、そんな日本人の様子は理解できたし、私がドイツに行かずにずっと日本で暮らしていたら、絶対にその時の日本人と同じように毎日を過ごしていたと思う。でも、この時の私にはそれがつらかった。
日本を離れる飛行機で、CAさんが「機内でマスクをする必要はない」と言った瞬間、海外在住と思しき人たちはみんな一気にマスクを外し始めたのが印象的だった。
私も外した。
やっと苦しい日本を離れることができた、と安心してしまった。


4年間を振り返ると書いたのに、これでは「コロナと私」みたいなまとめだ。
でも、来たばかりの頃はこちらのやり方に不安を覚えていた私が、一時帰国の時には日本の厳しい感染対策がつらくて居心地が悪いと感じるまでになったことが、この4年間の大きな変化だったと思う。
私は日本が大好きだし、また日本で暮らせることを楽しみにしている。
でも、外に行かなければ分からないこともある、ということが学べた4年間だった。
だからこそ、かわいい甥っ子姪っ子にはぜひ外に出て、いろいろ体験してほしいな、なんて願っている。

ドイツ生活も終了まで1ヶ月を切った。
全ての週末に予定が入っていることに気づきびっくりしてしまったけれど、悔いのないよう最後まで過ごしたい。







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