見出し画像

ドリップパックを作りました。

こんにちは、あおみどろです。
今日はドリップパックを作ってみたよ。というお話です。めちゃくちゃに宣伝なのですが、最後まで読んでいただけると幸いです。ドリップパックから考えるコーヒーの価値について書いていこうと思います。

ちなみに商品ページはこちらから、お願いします。
1個から購入できますが、20個セットがお得!!

ドリップパック

ドリップパックは手軽に家で珈琲が楽しめるということで人気の商品です。今まで、お店でも「ドリップパックないの??」というお問い合わせをたくさんいただくことがありました。

ただ、ドリップパックだとどうしても味が落ちてしまうし、おいしいコーヒーを提供するコンセプトから外れてしまうような気がしていました。

けれど、需要があるなら、求めている人のお役に立てるなら。挑戦してみてもいいなとも思ったのです。

これまでも手作りのドリップパックは受注生産という形で作ってきました。でも手作りのドリップパックには生産量も味も限界がありました。お客さんには満足していただけたし、プレゼント用として喜んでいただけたのですが、ぼくが単純に納得できる商品は作ることができませんでした。

オリジナルドリップパック

ドリップパックが上手くいかなかった原因

・手間がかかる
まず、作る手間がすごいんです。簡単に見えるドリップパックですが、豆を焙煎して、粉にして、ドリップパックに詰めて、シーラーで留めて、そのドリップパックを包材に入れて、またシーリングする。この作業をどれだけハイペースでこなしても、1時間で50個くらいしか作れません。

水出しパックも手詰めでした

・味の劣化
味わいの劣化も気になります。コーヒー豆は鮮度が命です。その豆を粉にしてから梱包するわけですから鮮度はどうしても落ちてしまいます。ドリップパックはそういうものだと、そう理解して購入してくださる方はたくさんおられるし、ぼくが飲んでも満足できない程の味になるわけではありません。だからこそ、需要がある分は作成しようと思って受注生産にしていました。

でも自信を持って、此処珈琲焙煎所のコーヒーだと、はじめて会う人に渡せるかというと少し疑問が残りました。

今回のこだわり

・外注した
思い切って製品にする過程の一部を外注しました。理由はシンプルで、手間を省くということ、そして窒素充填パックにしたかったからです。

こんな感じで窒素が封入されている

酸化とはおそらく酸素が作用しているんだと思いますが、パッケージの酸素を抜いてしまって、それも窒素に置き換えるというパワフルなパッケージング方法があることを知りました。大手のコーヒー屋さんのドリップパックの賞味期限が長いのは、拘りがないのではなく、このような技術を使って劣化しないようにしているんだということを知りました。

だから業者にお願いして、今回のドリップパックは窒素充填パックにしていただき、賞味期限は1年間ととても安心感のある商品に仕上がりました。

・デザイン
もっともこだわりました。というのもドリップパックはプレゼントとしてご利用いただくことが多いです。その際、人に渡したくなるデザインは重要だと思いました。当店の超優秀なデザイナーさんにお願いして、1か月ぐらい微調整をしながら作った今回のパッケージ。ただの手描きに見えますが、こだわって作ってます。拘りポイントを話すとしらけると思うので内緒で(笑)

フォントもオリジナルで作った

・漬け置きタイプにした
ドリップパックに多いのは、カップの上において、上からお湯をかけるタイプのものではないでしょうか。このタイプもいいですが、今回ぼくは紅茶のティーパックのような漬けて抽出するものを作りました。

こんな感じでちゃぷちゃぷ

文字通りお湯を「そそぐだけ。」
手軽にするならとことんまでと思い、もはやお湯を優しく注ぐ必要すらありません。必要量のお湯をカップにただ「そそぐだけ。」でいい。そんな商品です。

商品紹介

では商品の宣伝画像をポンポン貼っていきますね!!

ティーパックのような中身
お湯は少し冷ますと苦味が優しくなる
3分から4分つけたら引き上げ
おいしいコーヒーが飲めます

コーヒー屋としてのドリップパックの価値

コーヒー屋さんのドリップパックは、お店にとってどんな存在でどんな価値があるのだろうか。お店としては正直、コーヒー豆が売れてくれれば一番嬉しい。利益的にも手間的にも、おいしいコーヒーを楽しんでいただくという観点からも、豆を買っていただくのが最適解であると思う。

でも、ドリップパックは家でも簡単においしいコーヒーを飲みたい人や、自分の好きなお店を友だちとかに紹介する際のプレゼントとして価値がある。実際豆を購入して、家で珈琲を楽しむ人はかなり増えたが、多数派ではないから、ドリップパックの需要は間違いなく存在する。

だからこそ、ぼくらはドリップパックひとつすら手を抜いてはいけない。おいしいコーヒーを楽しみにしているお客さんを裏切っては絶対にいけないんだ。これから、このドリップパックを売り歩く。間違いなく自信作。うちの看板としても恥ずかしくない手軽なコーヒーが完成した。

もちろん、豆から淹れるコーヒーには勝てないけれど、ここから、これから、コーヒー沼にハマっていただく作戦である(笑)

最後に

いろいろ書いたが、不安でしかない。
実は外注した影響で、ドリップパックが1000個まとめて届いた。これで最低ロットだったんだよ(笑)売り切れる気がしない。賞味期限まであと一年。挑戦が始まった。

この量、この段ボールの底は深いぞ
↑購入はここからです↑

どうかおひとつ、よろしくどうぞです。
あおみどろ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?