先日友達から、「彼氏ができた」と報告をもらった。

マッチングアプリで出会った人とのことで、その子が前の恋人と別れてから一年くらいい人いないと言っていたので、私も嬉しくなった。

ところが、話を聞いていると、その人…大丈夫？と質問したくなるような感じだった。

彼が、スマホの画面を見られないようによく隠すとのこと。何となく後ろを通る時もそうだし、何してるの？って覗き込むと怒るそう。

何だか怪しさ満点では…と思っていたら、ちょうどいたもう一人の友達が最近マッチングアプリを始めたと聞くと、

「私の彼いないか検索してくれない！？」

と笑いながら言っていた。

何で隠すのかとか、疑問に思ってることがあるなら直接聞いてみれば？

と言うと、「怖くて聞けない」と。

そんな不安を抱えながら付き合うなんて…居心地のいい関係なんだろうか。

怖くて聞けない、というのは、今の関係じゃなくなってしまうかもしれないのが怖いということなのだろう。だから気になるけど、一旦置いといて、いつか何かの拍子に好転することを願っているのかも知れない。臭い物に蓋状態。

私は性格的に、このどっちつかずのグレー状態というのが一番ストレスになる。何か恋人に違和感を感じながら付き合うのは苦しい、いずれ直面する事実があるのであれば早く白黒つけたい。問題を先延ばしにすることにメリットを感じないから。

本人に疑問をぶつけてみて、それが大したことなければ自分の心の曇りも晴れて、モヤモヤを抱えることなくお付き合いを続けられるし、何か重大な問題だったらそれだけ早く対処できる。それが解決に向けてでも、別れに向けてでも。

自分で聞く勇気はないから先延ばしにしよう…何かの拍子にそれが判明することを願う…という場合、後々それが大したことではないと分かった際も、なんでそんなことで今まで悩んでたんだろうと思うし、今後の付き合いを左右する重大な問題だった場合は、時間を無駄にしたと後悔するはず。もしかしたらその頃には思い出もたくさん溜まって、別れた方がいいのに簡単に別れられないという泥沼状態になっているかも知れない。

…と私は思うんだけど、そうやって自分の問題を先延ばしにする友達が割といる。

これはどっちがいいとかではなくて、スタンスの問題なので、彼女たちにとっては「後々感じるかもしれない後悔」を避けるよりも、「今の楽しさ」が優先なのだろう。多分。。

確かに…もしそれが重大問題で、自分から大好きな恋人との関係を断ち切らないといけないとなった時の辛さは痛いほど分かる。だから目を塞ぎたいのも分かる。。

私はその一時の辛さの方が、後々の後悔よりもダメージが軽くて済むと思うので、グレーにしておくことはしないけど、彼女たちには彼女たちの幸せの基準と、自分の人生への責任があるので、余計なことは言わないでおく。

私には、友達たちが辛い思いをしないで済みますようにと願うことしかできない。