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【字慰】僕の大好きな長編小説5選(読了目安12時間~)

つづきシリーズもの、僕の好きな小説。まず初めに5時間以内で読めるものから10作品を選んだ。と、5~12時間以内で読める中編小説を7作品を選んだ。こらちもよかったら読んでみて欲しい♬

それでは本題に入る。まずは天才から。

①町田康『告白』
13.5時間
純文学

2年前のことだ。友人から面白いよと聞いて、早速BOOKOFFに駆け込んだ。見つけた喜びはあったが、それは文庫本であったが、なかなかの分厚さだった。僕はそれに、少しばかり気後れした。こいつは手ごわそうだ。しかも、時代ものらしいぞ。正直、うーん、とか思った。まあそのとおりだったが、読み応えはあった。もっと時間がかかるものかと思ったが、記録ではそんなものだった。でね、ずっと楽しかった。実際にあった河内十人斬りにかかる伝記、告白。笑えて泣けて考える傑作だったんだ。間違いないね、町田康は天才だ。これはマネできるもんじゃねえ。表現力、文体がやべえ。
と、いつかのコメントを抜粋する。これを読んでから、彼の他の作品も読んだ。デビュー作の『くっすん大黒』と、芥川賞受賞作の『きれぎれ』は、どちらもヤバイ。彼の他の作品についても、絶賛積本中ですww

②カポーティ『冷血』
14時間
純文学

めっちゃ面白い! ノンフィクション・ノヴェル。並々ならぬ取材力。この小説を書きあげたってことがまず凄い。主人公? ペリーに潜れば、深い沼にハマる。クラッタ―家の家族について書いたことが、とても大事だと思われる。
なんかこのコメント、我ながらあんまりだねww
この小説は、中村文則の『去年の冬、君と別れ』か『私の消滅』の中で触れられていて、読んだ。よかった。ほんと、読んでみて。マジでヤバいから。
で、かくいう僕も、本書を読んで、影響され、小説を書いた。本書が、悪の教典のような立ち位置にいるわけじゃないが、かなりヤバいパワーを秘めていることは明らかだね。

③ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
上巻14.5時間
中巻12.0時間
下巻15.0時間
合計41.5時間!
純文学

世界で一番有名な小説をピックアップ。それは言い過ぎかな💦 同じく彼の5大長編の中から『罪と罰』を選んでもよかったが、総合小説というのか、本書は、ちょっと次元が違う気がするんだ。まだ2周しかしていない。でもこれからも2年に1回くらいは読みたいね。ほんと、すごいんだから!
長く、長ーく書くことはできるが、個人的見解を述べるなら、あまり意味がないとさえ思っている。というか、上手に語れない。あの親父のこと話せばいいのか、3兄弟のことを? というか、呼び方よ! 長い名前、あだ名、これが悪い。これは、とっつきにくい。で、有名な話だが、とにかく上巻がつまらない。これも悪い! だけどね、まだ読んでいないようであれば人生で一度くらい、読むことをオススメする。ほかの、どんなことよりも、というのは大袈裟だって分かっているが、完璧なんだ。僕も、もっともっと読む必要がある。何度でも、何度でもね。敷居が異常に高いと思っているかもしれないが、定量的に読了目安時間を見てみると、意外とそうでもない。要は、1か月で読める。そのくらいなんだよ。と、上巻だけ、はじめだけ、つまらないと感じるかもしれないが、それだけだよ。是非。

④劉慈欣『三体』シリーズ
『三体』
  14.5時間
『三体Ⅱ 黒暗森林』
上巻11.5時間
下巻11.0時間
『三体Ⅲ 死神永世』
上巻10.5時間
下巻11.5時間
合計59.0時間!!
SF

読書時間が段々長くなってきたね💦 さすがに、読めないって!? でも、
でもこれは外せない! SFって、すごいんだ!! 他にももっともっと面白いSFがあるのだろうけど、とりあえず『三体』はヤバかったね!!
ほんと、僕は特に『三体Ⅱ暗黒森林』が好き。作者は中国人で、『三体』はヒューゴー賞を受賞したんだけど、はじめてのことらしいよ。それとバラクオバマ前アメリカ大統領だとか、フェイスブックのマークザッカーバーグが本書の大ファンだってことでも有名だ。だけどね、前のドストエフスキーのロシア文学でも同様に苦慮することだけど、『三体』も同じで、呼び名が漢字で、その点で登場人物迷子、えっ、この漢字、なんて発音するんだっけ? となることがよくある。余談だね。
ここからはコメントの抜粋をする。
『三体』:ザ、SF。壮大! 面白いことに間違いなし。すごい! えげつない想像力! 途中、理解が及ばないとか、の理由で退屈に感じるところもあるが、総じてやばい。ゲーム、三体の世界観、すごい。
で、
『三体Ⅱ 黒暗森林(上)』:三体はプロローグに過ぎなかった。物語は拡大する。引き続き面白い! 天才! これは、もはやSFだけじゃない、内容てんこもり。羅輯がどうして面壁者として選ばれたのか、謎。脅威なのは分かるが、PDCがナゼ選定できた?
『三体Ⅱ 黒暗森林(下)』:水滴のところ、やばい。黒暗森林、冒頭、葉文潔のメッセージをラストで解説。これで完結、で問題なし。しかし、三体はまだ終わらない。次作『死神永世』楽しみ!
で、
『三体Ⅲ 死神永世(上)』:あと一冊で終わる。壮大な、三体が終わるらしい。想像がつかない。いったいどのように? 正直Ⅱの暗黒森林で終わってOKだった。が、まだ、続いた。同時並行的に、そして物語は先に進んだ。
『三体Ⅲ 死神永世(下)』:ハードSFを超えた、超ハードSF。前作より明らかにSF度が増した。ウエイドカッコいい。とにかく壮大すぎ、恐ろしい想像力。……最後はああなんですね。宇宙広大、時間、時の外、争い、盛りだくさん。読んで良かった。

色々書いたが、読んで、良かったらしい。これもそうだがストーリーなど話さないが、壮大で、ハードSFで、とにかくものすごい想像力に触れることができることは間違いない!


そして最後、

⑤■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

……ん? なに?
ここまで書いたけど、ここはまだ空席にしておくことにした。候補はあったが(だから記事にしたんだけどね💦)、ちょっと違うと思ったんだ。

なら4選じゃないか。というツッコミどころはあるが、でも、「4」ってのもどうかと思うでしょ。今は、4つだけあげることにしておく。

とは言っても、イメージはある。まだ未読だが、勝手にセレクトしている。ここにはレイモンド・チャンドラーの『ロング・グッドバイ』。ガルシア=マルケスの『百年の孤独』。もしくは三島由紀夫『豊饒の海』を入れたいと思っている。あれだろ? 鉄板なんだろう? 早く読みたいなー♬

ということを言って、終わろうとしている。

あと1作はまだ空席だけど、これで、このシリーズも一旦終わりにしよう。
振り返ってみると、3シリーズで作者被りなし。本当は10+7+5で22だけど1作がまだ空席ってこともあって、そこにマイナス1して、とりあえず21作の僕の宝物の、僕の本棚の紹介をした。そしてこれは、自己紹介でもある。

いやあ、楽しかった。これで、〆る。

最後まで 読んでくれてありがとうございます。
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よろしくお願いします♬
また次の記事も読んでくれたら嬉しい(過去記事も)。それではまた!

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