青村春文

40までに作家になる! 純文学の賞レースに参加し続け、もうか、まだか、5年になる。諦め…

青村春文

40までに作家になる! 純文学の賞レースに参加し続け、もうか、まだか、5年になる。諦めないからね! 今、37。 本は年間100冊、幅広に読む。純文学と海外古典、SFを特に好む。映画も好き。ほかに諸々

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  • 字慰

    字慰です。小説『赤』はここです。創作大賞感想もここ。あとは初期の記事と、振り返りなんかです。

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    結局これが大半ww その他がここです。ネタ書がなくて、僕が徒然書いたもの。でも、つまるところこれが1番楽しいところだと思っています。

  • 小説

    読後感想です。ネタバレはありません。ただ、僕が感じるまま、徒然書きました。少しニッチなところにも触れています。次の読書の参考になれば嬉しいし、読んだことある人なら、コメントなんか頂けると僕が喜びます。

  • 映画

    鑑賞後感想です。ネタバレはありません。ただ、僕が感じるまま、徒然(興奮気味にww)書きました。だいたい有名どころばかり。もっぱらアマプラで観ます。次の映画の参考になれば嬉しいし、観たことある人なら、コメントなんか頂けると僕が喜びます。

  • VIVANT

    テレビドラマ『VIVANT』の感想記事です。まとめました!

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1/500、全部好き。必要なことしか書かれていない。僕の宝だ【読後感想】村上春樹『風の歌を聴け』

小説は、だいたい500冊くらいしかまだ読んでいない。たぶん半分くらいは純文学だ。僕が読んできた海外古典の大半をそう分類したことも大きい。まだ500冊くらいだけど、そのうち300冊は良作だったし、さらにその中の100冊はとても面白かった。そしてさらにその中の10冊くらいは、ほんとうに、本当に、傑作だ。 そう、『風の歌を聴け』はそれだし、その中でも1番だ。僕は、この小説が1番スキだな。再読して、今回で9回めらしいが、やはりそう思った。 1979年  シビレル本  純文学  1

    • 【字慰】淡々と……

      久しぶりだ。忙しくしていた。ほんとうに? というと、正直自信がない。本は読んでいたし、筋トレもしていたし、よく寝ていた。でもやっぱりそれなりには忙しくしていたせいか、小説を書く、という作業が捗らなかった。 そしてnoteも、そうだ。ログインする気には全然なれなかった。また、以前封印したはずだった麻雀のゲームが、日々のルーチンに含まれ、そのせいで横になってもすぐには眠らなかった。暗い所で、携帯の画面だけが明るかった。また、読書の箸休めみたいにして、ゲームをした。僕にとっては、

      • 【随筆】色物って言うのは簡単だが、なかなかできることじゃねえ2

        というわけで、この記事の続きだ。本当は、一週間前に書くべきだったが、すぐに書けなかった。でも、書かないままでいることはできないと思ったので、時間は置いたが、やはり書くことにした。 短い記事だ。できればそちらから読んで頂きたい。 昼に投票に行って、夜、結果を確認した。彼は、負けた。そのことはどこか予想の範疇だった。まだ難しいだろうな、と。もちろん応援していた、期待していた。何かが変わるかもって。だが、議会局はビクビクしていたのかもしれない。「あの人、本当に当選するんじゃない

        • 【随筆】支出の見直し、自動更新の闇

          転職を機に、収入も減ったし、色々と、しっかりしてみようと決めた。 1番は、支出の見直しだ。と、それにあたり、 11月の頭には年内にする3つの目標をたてた。 ①携帯のキャリアを変えること ②ふるさと納税をはじめること ③新NISAに向け、口座開設する 基本かもしれないが、まずはここがベースだと思った。そして、家計簿だ。 結果を先に言えば、全部できた。 ①は大手から、準格安に変更し、携帯代金は、半額以下になった。しかも、ほとんど何も不都合がない。すごい。手続きも、さほど大

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        1/500、全部好き。必要なことしか書かれていない。僕の宝だ【読後感想】村上春樹『風の歌を聴け』

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          【随筆】色物って言うのは簡単だが、なかなかできることじゃねえ

          いつだって何かを書きたくなる時は、それは心が揺さぶられた時が、常だ。 さあ、何の話かと言うとだね、僕の住まいのところで、もうすぐ市議選挙がある。そして彼はね、毎朝駅の改札で、大声でみんなに挨拶するんだよ。 だけどさ、それはいいことだけど(どういう視点で、ということは難しいがww)、明らかに色物なんだよ。それは、すぐにわかる。彼は色物だ。 でも彼は毎朝、朝の、クソ寒い時間に、僕らはただ通り過ぎるだけだけど、彼は違う。いったいいつからいつまで居るのだろう。彼は、いつも 「

          【随筆】色物って言うのは簡単だが、なかなかできることじゃねえ

          【字慰】2次会では夢の話をしよう

          28日が仕事納めだった。丁度その日は、同期の飲み会があった。幹事には感謝だ。かく言う僕も、前の会社ではよく幹事をしていた。と一括りに言っても、僕はどちらかと言うと、先頭に立って旗振りをしただけで、声かけして、あとの店選びなどの実務は他の人に任せていたのが常だった。 しかし、それにしてもありがたいものだった。というのは、楽しかったからだ。同期と言ったって、中途採用だから、歳もバラバラだし、職種だってそれぞれだ。だから、実務での関りなどほとんどないし、たぶん、これからもほとんど

          【字慰】2次会では夢の話をしよう

          【随筆】マジ無限ループな件について、これぞ蟻地獄!!

          先日読んだ小説が、三島の文体に近しいものがあり、どこか触発され、今、三島を読んでいる。『複雑な彼』という1966年の小説。本書は初読みだが、楽しく読んでいる。ちょうど半分くらいのところに、上で引用した文言があった。この三島作品は、とても読みやすい。そしてなかなかにカッコいいと思った。 さて、その引用文の柔らかさと、タイトルとの差よ。高低差がありすぎて、耳きーんなるわ! フット後藤のこれ、めっちゃ好きだったな。 とにかく今日は三島のことや『複雑な彼』の小説感想記事ではない。

          【随筆】マジ無限ループな件について、これぞ蟻地獄!!

          【読後感想】第55回新潮新人賞『海を覗く』伊良刹那。芥川賞、本命!

          明日? くらいだと思う。2023下期、芥川賞候補作が発表される。1点張りしよう。オールインだ。 外したらカッコ悪いって!? たしかにそうかもしれない。でも、当たった時のリターンが大きいと信じている。とか言って、ノミネートすら、しないかもしれない。 それなら、それはそれで驚くが、そういうものなんだろうと、また少し自信を喪失するだけだ。だからこれも、所詮僕だけの話に過ぎない。 それに、いったい何であったら、リターンが大きいと言うのだろう。ただ、言いたいだけなのかもしれない。僕は

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          【随筆】正しく、食と向き合うこととは

          はじめに断っておく。喧嘩をするつもりはない。これはあくまで僕の個人的意見に過ぎない(だいたいいつもそうなのだけど、一応断りを入れておくのが僕のスタイルだ)。さて、 正しく、食と向き合うこととは 勘のいい人ならサムネでだいたい予測できちゃうと思うけど、とにかくそれなんだよ。 健康に気を使ってさ、 ダイエットコークを飲むくらいならさ、飲むなよ。 それか、頻度を減らしてモノホンのコーラを飲みなよ! って、 え、耳を疑ったよね、二郎系ラーメン店にて、 「にんにく抜きで」 いや

          【随筆】正しく、食と向き合うこととは

          【随筆】確かにあの時代、僕は眞鍋かをりが大好きだった。

          どうも、お久しぶりです。約1か月ぶりくらいにnoteにログインして、記事を書くことにする。全くログインしなかったことはない。もっと正確に言えば、たまに間違ってログインすることはあった。これって言う理由もなく、強いて言えば、というかそれに尽きるのだろうか、そこのところはシンプルだった。気分がのらなかったんだ。今日の、このネタだって、これをラインのメモに残したのは、11月のはじめの頃の話だ。 奇跡、とまでは言わないが、それなりに偶然だったんだ。こんなものもあるものなんだな、と思

          【随筆】確かにあの時代、僕は眞鍋かをりが大好きだった。

          【随筆】冬と鍵とラミーチョコ

          急に寒くなったね。夏の次に冬がやってきた。? 秋は、どこに行った。 とか考えるくらいの、急激な気温の変化だ。風邪を引かないように体調には気をつけよう。一応、そういうことは考えてみようと思うが、風邪ってのはね、引く時には引くんだ。だからあまり対策しようがないというのが、私見なんだ。でも、たとえば薄着のせいで、とかそんなことが原因で風邪を引くことがないように、それなりに、それなりにだが、努めることにはしよう。 さて、この前の日曜日の話になる。 ひとつ用があった。 徒歩で5分の

          【随筆】冬と鍵とラミーチョコ

          【字慰】僕の大好きな長編小説5選(読了目安12時間~)

          つづきシリーズもの、僕の好きな小説。まず初めに5時間以内で読めるものから10作品を選んだ。と、5~12時間以内で読める中編小説を7作品を選んだ。こらちもよかったら読んでみて欲しい♬ それでは本題に入る。まずは天才から。 ①町田康『告白』 13.5時間 純文学 2年前のことだ。友人から面白いよと聞いて、早速BOOKOFFに駆け込んだ。見つけた喜びはあったが、それは文庫本であったが、なかなかの分厚さだった。僕はそれに、少しばかり気後れした。こいつは手ごわそうだ。しかも、時代

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          ホールデンがスタンド・バイ・ミー【読後感想】乗代雄介『それは誠』

          サムネかタイトルのとおりだよ。『それは誠』は、2つの足し算だった。 本作はホールデン・コールフィールドが、スタンド・バイ・ミーしていた。 という話なんだよ。我ながら的を得ていると思う。けっこう自信がある。 2023年  シビレル本  純文学  85点  4.0h 顔はこんなだ。結果は『ハンチバック』が獲ったが、本作はこの前の芥川賞候補作だった。 で、高得点でしょ。なんなら90点でもいいとさえ思っている。この本は、4時間で読み終わる。初読のさい、2日かけて読んだけど、70

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          【鑑賞後感想】門脇麦『あのこは貴族』その②

          その①はこちらから⇩ さて、映画の話を書くとする。 小説を読んでいたからだろうが、とにかく映画化に、実写化に成功していたと思った。このことは、その①でも軽く触れたが、本当にそう思ったんだ。 まず主演の門脇麦だ。これほど配役ドンピシャなこと、そうそうないだろうと思うね。もちろん、水原希子もよかったし、高良健吾もよかった。 が、個人的には次点で石橋静香だね。たぶんそれは、僕が彼女のことが好きなこともあるだろうが、とにかく彼女は、こういう立ち位置にどんぴしゃにハマる(彼女の

          【鑑賞後感想】門脇麦『あのこは貴族』その②

          【鑑賞後感想】門脇麦『あのこは貴族』その①

          やっと重い腰をあげるようにして、10日前に読んだ小説で、1週間前に観た映画のことを書こうと思う。タイトルは『あのこは貴族』。先に言っちゃえば小説は75点で、映画は85点だった。要は、映画がとても良かったんだ。 どっちで記事にしようかと悩む必要はなかった。断然映画だった。だから、これは映画記事になる。 作者は山内マリコさん。はじめて読んだ。読了目安は5時間半。ジャンルは恋する本で「青春」とした。繰り返すが評価は75点。悪くない。面白く読んだよ。でも、なにより映画が抜群だった

          【鑑賞後感想】門脇麦『あのこは貴族』その①

          【鑑賞後感想】『宇宙人のあいつ』ヤキニクサナダ

          環境が変わって、noteにログインしなくなった。別に、忙しくしているわけじゃないが、緊張はしている。本は、ちゃんと読めている。ジムも、まあ、一応行けている。今週は呉勝浩の『爆弾』を読んだ。面白かった。むかし、自分はもしやショートスリーパーなんじゃないかと思っていた。学生の頃、社会人になってからも、5時間も眠れば平気だった。でも、歳をとったせいかもしれないが、最近はよく寝る。この前の3連休も、昨日と今日の土日も、9時間くらいは寝た。平日は6か7時間は寝ている。とても健康的だ。

          【鑑賞後感想】『宇宙人のあいつ』ヤキニクサナダ