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The value of the man

中学生のころ、『め組の大吾』という熱いマンガに打たれた。
消防士の話だ。そして、消防士になりたいと憧れた(僕はとにかく影響されやすい人間で、やれ『グッドラック』を観ればパイロットにも憧れたりした少年だった笑)。単純、もしくはピュアなんだよ笑

作者の曽田正人は、その前に自転車レースの『シャカリキ』を描いている。『め組の大吾』のあとは、バレエの『昴』とレースの『capeta』を描いた。そこまでは追っていたし、夢中になっていた。

どのマンガにも共通するが、とにかくキャラがたっていていい。で、主人公はいわゆる天才だ。というか、彼は一貫して天才を描いている。その点は、ピカいち。というのが僕の印象。生意気だったね。ここでいう「天才」にも色々と種類がある。ただ、大吾と昴については、分かりやすい天才だった。
『昴』のローザンヌ編、重力の魔女については、是非とも熱く語りたい。が、それはいつか再読した時にしよう。それまではおあずけだ。

ということで、今回のタイトルは『め組の大吾』の最終巻で、神がかり的な活躍を成した、主人公の大吾にあてられた、ある記事の見出しだ。
その構図と、至るまでのプロセスがよくって、とにかく印象的なフレーズが、僕の心に刻まれたものだ。

さて、前置きはこのくらいで、本題に。

その男の価値。
個人的な話だ(なんて断りもなく、ここで語るのは大抵個人的な話ばかりなのだが)。僕は今、転職を考えている。僕は新卒から勤めた会社で5年働き、それから転職に成功し、現在はなかなかにいいところの会社に勤めている。入社できたのも、縁あってのことだ、ラッキーだったと思う。僕には、もったいないくらいだ。
そして僕が転職を考える理由なんて色々とあるが、さすがに個人的な話になりすぎる。割愛する。とにかく、これから話すのは転職的な話についてだ。

さあ転職、就活なんてずいぶんと久しぶりだ。「履歴書」を書いて、「職務経歴書」を書く。うーむ。資格なんて、自慢できるものはない(一応、僕の業界では大抵の人間が半ば強制的にとるくらいの資格はある)。そもそも僕の良さを見える化することは難しい。僕の武器は、たとえばプレゼンに向けた資料作成と、そのプレゼン力であったり、または調整力。それにリーダーシップなんかだ。鼻で笑ってくれるなよ。言うだけはタダなものだ笑
しかしどれも、なかなかに書面だけでそれを説明するのは難しい。という話だ(もちろん、それなりにこねくり回してはなんとか体裁を整える)。

書類審査は怖い。だけど面接まで運べば、それなりにアピールはできる。
という自信はある。

The value of the man.

当然さ、資格はあった方がいいよね。そんなことは分かる。
でも、資格があればそれでスルーか? そんなことはない。
面接力、といっていいのか分からないが、とにかくそっちの方がずっと大切だ。でもね、どうしたって「線」がある。新卒ならたとえば学歴がそうだ。中途であってもこれまでのキャリアがそうだろう。あるいは、そんなことは杞憂で、誰にもでも開かれている、なにも初めから諦めないで、チャレンジをお待ちします。
・・・なんて、ことはないだろう。

本当の話をする。僕には、行きたい会社がある。しかし、とにかくその会社さんの門戸が開かねえ。だから悶々としている。なんてことはない。結局は酷く個人的な話だったというオチだ。

しかし、いざキャリアの棚卸しをすると分かる。また、客観的に自分を見れば分かってくることもある。

The value of the man. 

仕事は仕事だ。
だけど僕は、40までに作家になる。そしてそれで、食べていきたい。
こうやって言い続けて、また小説を書き続けることは怠らないようにしよう。The value of the man. それは、その男がつくる。僕はそう思う。

最後までに読んでくれてありがとうございます。
また次の記事も読んでくれたら嬉しいです(過去記事も)。それでは。

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