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【2023現在】資料本や創作系の本


はじめに

 私は、かなり昔は、それこそ「小説指南本」を読むのが大好きでした。
「小説家になるには」みたいな書籍があると、迷わず購入していました。「各賞の傾向」だとか「小説の文章の書き方」だとか、内容が重複しているようなものを購入しては、悦に入っていました。

 ただ、ある日を境に一切購入しなくなりました。なぜなら、一番は「商業作家になることを諦めた」からです。つまり、必要がなくなったというわけですね。それから、ちょっとだけ商業に足を突っ込んでからも、そのままのスタイルで全然読みませんでした。

 それが変化したのは、ある時、「小説指南」ではなく「自分に必要な本」や俗に言う「資料」が存在すると気づいた時でした。自分に足りない構成などの部分を学んだり、補助してもらったり、冷静に自作を俯瞰したり、小説を書く上でリアリティを増すにはどうしたらよいかを考えてた時、「自分に必要なものがある」と、はっきりと感じ、考えた結果、その時期までは自分が楽しむための小説ばかりを購入していたのですが、気づくと「資料本」なども購入するようになっていました。

 そのようになったのは、正直、2022年頃で、数多く購入するようになったのは、それこそ2023年――即ち今年です。少し年末までには時間がありますが、一度それらを振り返ってみようと感じ、このnoteにまとめたいと思います。

 リンクは、amazonへのリンクとなっています。読んだ本も、詰んでいて全部では無くパラパラ捲っただけの本も色々あります。もし気になる本があったら、手に取ってもらえたら幸いです。書き手さんには創作の一助に、読み手さんには、案外こういった本は楽しいので、娯楽に、と、考えつつ私のおすすめを記します。主に、今パソコン脇の本棚の、手の届く場所にある書籍群です。

スケジュール管理

 私は実は、紙の手帳で、〆きりなどの管理をしています。毎年買うのがコレで、例年このシリーズを購入しています。カレンダーのあとに一日ずつ書き込めるページがある構成の手帳が私は使いやすく、コレがまさにです。

 出だしから、本当に好みを書いてしまってすみません……!
 次からは、真面目にいきます!!

お気に入りの本

 私が持っているのは、これの帯付きの大きい方ですが、説明書いてあるソフトカバーらしいもののリンクがこちらです。これに記載されている各項目で、実は拙作「図書室ピエロの噂」の世界を創りました。その作品は現代ものなのですが、だからこそ詳細な設定が実は私の中で必要で、特にこの作品の「学園都市の設定」を、項目を一個ずつルーズリーフに書いて私は、世界観を構築しました。

 上記のキャラクターに焦点を当てた本で、シリーズとなります。

こちらもシリーズ三作目的な本なのですが、こちらは「作品の作り方」的な本です。正直、シリーズらしいから購入してみました。

 こちらは、書店でたまたま手に取ったら、中身が非常に充実していた本です。最初に、確かに名付け専門の本って少ないなぁと唸りました。多少は名付けのための知識が私にも私なりにあったのですが、体系立てて説明してある本に出会えた感じでした。

 古めの本ですが、私の中ではバイブルです。

 こちらも非常に古い本ですが、私の中ではバイブルです。

 正直な話、ここに書いてある内容が、TLに限らず私の小説作品全般で、一番参考になりました。これは、読むとすごく勉強になります。本気で賞賛してしまいます。

 こちらは小説作品なのですが、それと別のベクトルで今回挙げます。理由は、Dom/Subユニバースの縦書きの方法がものすごく参考になるからです。なるほど、こう表記するのかと開眼した心地でした。

用語辞典

 漢字系、和風系、などの名前や表現に困った時に使用しています。雰囲気ある者や、解説などがあり、とても重宝しています。

 これはかなり古い本ですが、ファンタジーを書く時に、国々のカタカナでの用語を統一したい時に使用しています。

 これも主に異世界ファンタジーで用いています。あと安さもオススメです。

 やり方まで載っている、私には凄く役立つ辞典です。

 使用例が載っているのが分かりやすかったです。

 なんだかんだで、語彙が一番増える気がします。なお公式サイトに過去問全部載ってます。

 私のこれではないのですが、簡単な辞書読んでると語彙増えました。寝る前に読んでるので、紙の方がいいような気がします。適当にページ開くためです。

キャクター造形

 これはある時、キャラクターの性格傾向を記したら、理解が深まるのではと書き手の友人に言われて考えていた時に出会った一冊です。まさに傾向が書いてあります。

 この本は翻訳本で、若干中身が海外向けかつ、固い感じがする本でした。ただ、キャラクターの生活や、そのキャラの一日の日記を書いてみるなど、役立つ方法が沢山書いてありました。

 これは漫画を書く人向けに見えて、クリエイターなら誰でも役に立つのではと思う一冊。私は特にキャラをまとめえる時に、この本の項目を用いています。

 BLの攻めと受けの話、恋の落ち方などが参考になる本。アンリミ対応です。

 BL/TL/NL/ラノベは、特にキャラ立ちが必要だと思うのですが、影が薄いキャラをどうやって立たせるかが興味深かったです。

 色々と私には斬新でした。

世界観造形

 私は中華ものが得意ではないので、というか神話と仙人については詳しいのに、下界の人間の事がさっぱり分からなかったので、食べ物を含めてとても助かってます。

 異世界ものを書く時は、この本で調べたり、この本から着想を得る事が多いです。この本と上に上げた、「十三世紀のハローワーク」を組み合わせて、様々な職業やオリジナルの階級を考えるのが本当に好きです。

 こちらは新しめの本で、色々参考になるなぁと思いながら読んでました。

 最近この時代風の異世界もの流行ってるなぁと思いつつ、私は歴史ジャンルで女の子の話書いてるので勉強のために購入しました。

知識・技術のリアリティや種類

 バイブルです。転生もの書くなら、一度は読んでおきたいと思います。

 こちらは神話とか、現代の物事や用語に触れたりしているので、現代ファンタジーとかの補強にもなります。

 これぞ探していた本という感じでした。

 こちらも好き。なんというか、本当にタイムスリップとかしちゃった設定で生きてくる本です。

 用語や設定も記載されているので、そこから記載されている知識を覚えられます。私は、最近(?)実はSFを書いているので、非常に助かる一冊です。

 私は正直ミステリーが書きたいのにトリックが思いつかないと諦めていたのですが、コレを読むと書ける気がしました。

 ミステリーに興味ある方は、読んでみると良いかもです。アンリミの本です。

 私、実は服のことほとんど知らないので、とても勉強になりました。

 服が分からないと言った結果、オススメしてもらった本。悪役令息の首元のひらひらとかの名前が分かります。

 雰囲気出す時に使えます。

 こちらは時代とか意味とか屋根の形とかが本当に勉強になります。

 家のいろいろな名称が載っていて、とても重宝してます。

 最初、SM書くという仕事で購入したのですが、勉強になります。

 なにがあったのかとてもわかりやすいように思います。

 めちゃくちゃ分かりやすかったです。私よく記紀の神様を武器名にするので重宝してます。類似の戦国武将の百科も役に立ってます。

 勉強になりました。

ジャンルごとの書き方系

 こちらもアンリミの本なのですが、すごく勉強になりました。

 書きたくて買いました!

 分かりやすかったです。

 要素が分かりやすく、解説されていました。

 初めて書くときに読むといい気がしました。私はそうだったらよかったのになぁと感じました。

文章の書き方・表現

 本になった時、というか、紙公募の縦書き時に参考になる、伝わる文章の書き方が載ってました。

 私は小説は、個性で崩したりとかもいいと思うのですが、それは正しい文章を知っているからこそ出来ると思うので、一度はこういった本を読んだ方がいいと思っていて、中でもこの著者さんの著作がおすすめです。

 このシリーズ色々あるのですが、私は場面の表現が一番苦手なので、これを買いました。

 感情に関しても苦手なので買いました。

 表現を考えるときに、すごく重宝してます。

アウトライン・ログライン・プロット

 実は私は、全然行き詰まらない事の方が多いのですが、たまぁにそういえば詰まるなぁと思って買いました。

 私は人に見せる用と自分用のプロットがあるのですが、自分用のほうを考え直す機会をもらった気がします。アンリミで読めます。

 最近ログラインとよく聞きますが、それが分かった気がします。

 表紙買いしたのだけど、結構好きな本。

小説の書き方・構成・漫画原作

 様々な人におすすめされて買った一冊。確かに勉強になるけど、ベストセラーが誰でも生み出せるというのは誇張だと思う。

 わかりやすくて面白かった。アンリミです。

 これは実用的だった。

 正直原作ってどうするんだろうと思ってた時に探し当てた本です。

読み方・批評・編集

 ちょっと編集業務のような事をしていた時に読んだ本。

 めちゃめちゃわかりやすく解説されてた。小説ってこう読むんだなぁと分かった。

 フランケンシュタインの見方が完全に変わりました。

流行のリサーチ

 俯瞰的で、新しめの本に触れているのが面白かった。

 毎年買ってます。読んだこと無いラノベも名前とキャラは把握できるので、今これが流行ってるのかとなんとなく分かります。

 面白かったです。

 こちらは興味ある年だけ絶対に買って、それ以外は書店にあれば買ってます。勉強になります。

 ものすごくよかった。

 知らない本も沢山あって、買いたい本が増えた。

個人的な資料本

魔術・魔女術・占い

 この一連の魔術書(幻想文学)は、私のバイブルです。

 比較的新しい時代(今から見たら古いけども)、勉強になる。

 すさまじく有名で、クロウリーが出てくるホラーとかファンタジーには大体これの名前が出てくる。

 クロウリーが独創的な存在だと感じた本はこれ。

 私が自分で魔術やれるようになった本。というとオカルトの人みたいだえど、ようは中身は自己啓発本みたいな感じです。ただ魔術を体感して使える気分を味わえるので、魔術師の主人公の気持ちがわかるような気になります。

 ものすごく簡単な魔女術の本だけど、対応するパワーストーンとかを軽く見るときに重宝している。

 私はこれを読んだおかげで、星を読めるようになりました。占いが統計学だというのも知りました。

 これを読んだのがきっかけで、古典以外の象徴的読み方が出来るようになったような気がします。こちらは統計と言うよりは、タロットに近い、心理学的な、無意識下の表象との関連性から占星術を語っている本です。

 星座ごとの性格傾向などがわかりやすくまとまっている本。星座ごとのラッキーアイテム的なのとか、食べ物とか、関連する石などが網羅されているので、小説の人物の命名やアイテム、キャラ造形に困った時、誕生日をつけたりしながら、使ってます。

 マルセイユ版のタロットの解説本。私が初めてタロットが出来るようになった本。

 知識としてタロットを見られるのがいい。

 比較的最近私が勉強を始めたカードの勉強書。なお、ルノルマンカードは、占い師キャラとかが使っている設定で書いたりする。

公安・警察・犯罪

 かなり古い本だけど、犯罪心理学関連の中では一番興味がある。これを読み過ぎて、必修の先生に、この人のところに編入したらと言われたほど。

 作者さんの推理小説も好きなんだけど、この二冊も勉強になった。

大奥・江戸

展開についての本を探していて、漸く見つけた者の、私が欲したとき絶版で、探しまくって手に入れた一冊。

 江戸時代の女性のことが分かりやすい。

 将軍単位で、正室や側室が分かりやすい。

 春日局のが知りたくて購入。ちょっと江戸より古い時代から。アンリミ。

 分かりやすかった。

 分かりやすい以外に特に付け加えることは無い。

 勉強になった。

 知りたかったことが書いてあった。

 正直私はこの説は信じてない。

幕末

 会津自虐歴史史観もどうかと思うけど、この本はいきすぎてて笑った。

 こういう見解もあるのかと、ある意味勉強になった。

 面白かった。

 凄くリアルだった。

 すごく好きで、定期的に読み返しつつ、資料でもある。

 新撰組関連書くとき、私はこれを資料にしてる。

 非常に分かりやすい。

山縣有朋・明治・大正

 差別についてかなり考えさせられた。勉強になった。

 私のバイブル。すごくわかりやす上、想像力が膨らむ。

 会津の人という事でよんだら、面白かった。

 当時の女子のことが非常にリアルだから、私はこれを参考文献にしてる。

 日本には貴族はいない風だけど、全然いたのがよく分かる。

 日本を動かしていた人がよく分かる。

 知りたいことがまとまってた。

 分かりやすかった。

 小説作品。山縣が悪く書かれている。世間の山縣の印象が色濃く出ている。

 こちらも小説。山縣を悪くなく良い印象で書いている数少ない本。私のバイブル。

 内容も面白いBL小説。ただ今回あげた理由は、この時代の小説作品として、非常にリアルな描写がなされていると感じるため。

 ちょっと古めの漫画。五人について知りたいと思ったとき思い出す。

都市伝説・ホラー・オカルト

 サン・ジェルマン伯爵について調べていて、やっと見つけたしっかりした本。中身も詳細で、すごく満足した。

 これ、某掲示板のオカ板を見たんじゃないのか、という内容。比較的子供向けな気がする。

 ムーの本。若干書き方が、こちらの方が怖い。上の本と読み比べて、名称や内容の違いを見るのが面白かった。

 なんか私が所持してるのと表紙が違うけれど……なんというかオカルトが網羅されていて面白かった。

その他

 日本では麺尊とよぶと最近知った。

 深い本だった。創作論に入れようかとも思ったけど、私の中では独自のカテゴリなのでここに。

 小説作品。映画とか世界観が好きで購入したんだけど、文章表現がめちゃめちゃすごくて、小説の文章表現及びSFの表現でお手本にしてる本。

 結構前の本だけど、これも常に手元にある小説。私のBL小説のお手本である。

おわりに

 見てみたところ、新旧問わず必要な本はそばに、あるいはタブレットの中にありました。私は本を処分したことが一度も無いのですが、大切なもの以外は奥まった本棚に収納しています。全部読了したものは大切なのですが、小説を書く上で自分が必要だと思う品を、ここでは大切としました。

 また電子書籍の利点を考えてみました。それは、「調べたい」「この資料が欲しい」と思った瞬間から、資料を購入したりできる点だと思いました。書店で探したり、届くのを待ったりせず、知りたい瞬間に読めるのはとても助かります。

 紙書籍の利点は、付箋をはったり、ページ数をメモし、必要時に必要な事柄を見られる事だと思います。Kindleでもそれは出来ますが、紙は紙で独特の見方ができ、またその本を開いた瞬間にしていた事柄を想起するのが安いという利点があるように感じました。

 さて、資料本の紹介は以上となります。
 少しでも、皆様の役に立てば僥倖です。
 終わりに、この記事を最後までご覧下さった皆様に感謝を!
 有難うございました!!


2023/11/30 猫宮乾

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