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夫婦喧嘩

夫という名のトレーナーが
結婚という名のジムにおいて
心の筋トレというメニューを提供してくる

これ、私のとある日のつぶやき。

「夫婦喧嘩する?」
という問いにはもちのろんで
「YES」
である。


結婚生活とはあり得ないことが起きたり、言い合いの末、今だかつてない新たな自分が露呈し自己嫌悪に陥ることもしばしば。
育った環境や性格や価値観が違う(似ている人をえらんだとて)同士が暮らすのだ。

建設的な話し合いのもと、二人のおとしどころを見つけて、穏やかに解決できるカップルは素晴らしいし、そういう人もいると思う。が、私たちはそんなできた人間じゃない。

そして、これは夫婦だけには当てはまらない。対親、対子ども、気を許しているからこそ起きることだったりもする。
まあ、めっちゃよく言えば、甘えもあったりガチの本音を言える中でもあるという風にもとれる。

結婚式の教会でベルがなる。
これは祝福のベル。

結婚生活というゴングのベルである。
という話を聞いたことがあるが、あながち嘘ではない。
ちなみに私は神前式だからベルはなっていない。笑。

「じゃあ何で結婚するのですか」
と聞かれれば、

それでも楽しいことがあるからだ。
一緒にいたいと思うからだ。
としかこたえられない。
一緒に成長したい。
という優等生回答も一応いれておく。

独身貴族?が長かった私は、結婚に対してそこまで夢みる夢子ちゃんだった訳ではない。酸いも甘いも合点承知の助だったはずだけど、たまに冒頭のように呟きたくなることもあるのだ。

今のところ、うちの喧嘩は言い合いだ。

ただ、同生を始めた頃、ハプニングでケンタッキーフライドチキンが宙に浮いた。私も旦那も食べ物を粗末にできないわりと厳しいしつけのある環境の中で育ったため、そんなことは起こり得ないはずなのに。
私の中では
「飛べない鳥が空を飛んだ日」
として、一生忘れない。

ちなみに箱ごと浮いたので、その後美味しく頂きましたm(_ _)m

こうやって、一歩一歩様々な痕跡を刻みながら、最後には笑い話になることを願い夫婦生活は今日も続く。