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ファンレターサービスと返報性の原理

おはようございます。
ヒミツキチ森学園24年度がスタートしました。ヒミツキチらしい、始業式・入学式でした。
#詳細は後日

さて、今日は水曜日なので、教育全般のこと。
タイミングをずらすが生み出すものについてお話しします。

支援ツール「OFUSE」を使ってみた



今年に入って、なかなか睡眠が定まらないため、枕を変えてみようと思った。
「睡眠の確保」する手段について、いつも、ボクのアウトプットに付き合ってくださっている優しい方々に、ダイレクトにお願いしようと思ったことがある。

それが、Voicyにおける差し入れ制度と、OFUSEという支援制度だ。

Voicyの差し入れについては、わかりやすい。
価値を感じてくれた時に、労いの気持ちでポンっと渡す制度。
呼びかけさせてもらった際に、それならとポンっと支援してくれた方がいて、本当にありがたい限り。
#誠にありがとうございます

そしてブログに貼り付けているOFUSEについては、「ファンレター」に金額を乗せることができる制度だ。


こちらはブログに貼り付けているが、もともと無料で読める記事に対して、わざわざお金を払う人はいない。
支援なんて集まらないよなぁと思いながら試していた。


そんな時に、ある無料イベントで、プロジェクト活動のことについて話す機会があった。


無料のオンラインイベントなのだが、ボクの方からお願いして、今回「価値を感じてもらえたらOFUSE」という仕組みにしてみた。いわゆるドネーション制というやつ。

実際に1時間のオンラインの時間を終え、どうだったかというと、20名ほどが参加して半数弱から、支援が入ったのだ。


OFUSEを使ってみて気づいたこと



およそ半数の人から支援が入った。
今回、「価値を感じてくれたら」というのは、ドネーションって言ったりする。

ボクは今までドネーション制をやったことがなかったが、今回やってみて、改めていろいろなことを考えさせられた。


ドネーションを考える前に、「返報性の原理」について紹介したい。

返報性の原理とは、他人から何かをもらうとお返ししたくなる心理作用が働くことです。
相手からもらってばかりだと申し訳ないという気持ちから、自分も何か返さなくてはという感情が生まれます。
返報性の原理にまつわる実験の中で、1971年に心理学者のデニス・リーガンが行った実験が有名です。

返報性の原理とは?マーケティングで活用する事例や注意点 デザインα


つまり誰かに何かをしたときに、「こんなにしてもらっていいのかな」という心理作用がいろんな人に生まれるということだ。

ボクも、こんなに凄い製品なんだ!それじゃブログで紹介しよう。
え、これ無料なの!?じゃぁ、本でも買って帰ろうかな。

こんなふうに返報性の原理が働き、実際に行動することも多い。


普段だったら、開催したセミナーについては、価格がつく。
2000円とか3000円などの価格で開催することもある。
そうなると参加者は、「2000円分の価値がこのセミナーにあるかどうか」でみていることが多いような気がする。
終わった後、
あぁ、このセミナーはそれだけの価値がなかったな。
あぁ、この講座は、思った以上の価値があったな。
そんなふうに値踏みするような感覚だ。

全員が全員そうじゃないが、誰しもがジャッジを下す側にまわり、知らず知らずのうちに、次は参加するかどうかを決めていること…
あなたも心当たりはないだろうか。


ドネーション制は、この返報性の原理が働いたタイミングで、自ら相手に送ることができる制度ともいうことができる。

無料で受けた今回の講座、「すごく良かった、なんか返さないとな」って気持ちが生まれる。
その時、後から価値を決めてアクションできる「ドネーション制」があるっていうのは、いいことかもしれない。


タイミングをずらす



もちろん、返報性の原理がそのまま溜まっていくこともあっていい。
数年後、
「ブログにお世話になって!」
って会った時に言ってくれる人だっている。

返報性からのアクションはすぐになくてもいい。

ただ、そのまま何も起こらないということもあるので、やっぱり何かをGIVEした時には、「受け取れるお皿」のような仕組みやイベントを持っているといいのかもしれない。

今回はなんか凄いしてもらったから、こっちのイベントに行ってみようかな。
なんてものが生まれた時に、そこに合わせて循環できる仕組みがあると良さそうだ。
次は来てくれた方のイベントに足を運ぶなどがまさにそれ。


ふだん、価格を決めるのは主催者だ。
主催者が先に価格を決めて、提示して、納得した人が参加する。
これが本来の仕組み。

だけどこれだと、本当に納得できるかどうか、不安で二の足を踏む人が多い。

だから、そのタイミングを後ろにずらす。受けてから払うことができるようにする。
そうすると、値段をつける主体が「わたし」になる。

ヒミツキチで共に働くグループリーダーが言っていたのだが、自分で決めるドネーション制だと、「自分の時間をどう使うか」に目がいきやすくなる
そうすると、自分の時間をこう使いたいから、この価格を払うというあり方になっていく。
そうなると、気持ちよくお金を払うことができるのだ。

お金を払うときの感情をどう見つめるか、どうなっているかで、受け取る大きさも変わってくる…
いろんな本で言われていること。

お金は複雑だ。
だからこそ、こうやっていろいろなことを試し、多くの人の間で、めぐる仕組みとはどんなことかを、実験していきたいと思う。



今日も読んでいただきありがとうございました。
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