辞める人、辞めない人が見ている景色の交わらなさ
「最近の若い子って、なんですぐ諦めるの!?根性なさすぎじゃない?」
「厳しい仕事を、よく頑張って乗り越えた!👏」
「こんなに成長して…。教えた甲斐があったわ。」
これは、辞めない人が見ている景色。
一方で、辞める人が見ている景色
「…もう辞めよう(決断)」
「合わないことをしてても仕方ない」
「続けられないなら、次の道を探そう。」
辞める人、辞めない人の見ている景色は、
かくも交わることはないのだなと、
両者を観察しながらしみじみ思う今日このごろ。
以前、「静かなる退職」をしているだろう同僚のことについて書いたのですが↓
実はその同僚が本当の退職予定だと、
最近知りました。
その同僚は、
20代後半。男性。
新卒から今の仕事を5年。
来年から大学生とのこと。(なんと医学生)
退職を知ったのは数ヶ月前。
雑談中に突然、
「僕、実は来年学生なんです」
と打ち明けられました。
知っているのは職場で、
上長以外には私のみ(なぜか)
おそらく私が今年から転職してきた新参者ゆえ、
話しやすかったのでしょう。
この数ヶ月。
辞める同僚と、その他同僚たちのやりとりを見ていると、その両者の視線の交わらなさに、なんともいえない気持ちになるのです。。
(仕事せい)
会話一つ一つに、
いろいろな感情が湧き出てしまうのです。
(だから仕事せい)
辞める人は、
もう次を見ているんですよね。
***
個人的に思うこと、
辞めることは、諦めることではないと思います。
根性がないのではなく、むしろエネルギーの要ることで、リスクもあります。
それだけのエネルギーを費やしても、
自分の人生に真摯に向き合っている
ということなのではないかなと、
思うのです。
同じ景色を見ている仲間だと思っていても、
相手も同じ景色を見ているとは限らない。
「悪いんだけど次、ここに異動してくれる?」
部下だからといって、
所有物のように意のままに動かしていいということではなく。
「厳しい仕事を、よく頑張って乗り越えた!👏」
みんなが、
ポエムに浸れる人ばかりではなく。
組織は、
コミュニティは、
だましだましでは続かないのかもしれないなと、
(仕事はコミュニティとは少し違うかもですが)
痛みをともなっても、
本質を直視する必要があるのだろうなと。
退職予定者を見ながら、
様々感じる今日このごろです。
***
同僚の退職まで残り数ヶ月。
(有給消化するからもっと短いかも)
同僚にはたくさん話を聞いてみたいです。
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