学歴が重荷になる時代へようこそーー子供に夢を抱いて、抱かせて死ぬ時代

インド労働市場に関するILOの最新報告書によると、大学を卒業した人の失業率は29.1%で、読み書きができない人(3.4%)の約9倍に達した。中等教育以上の学歴がある若者の失業率は6倍の18.4%。

これはインド国内の仕事に高技能が求められていないことの証左でもあり、また真の優秀層は国を捨てていることの証左でもある。

この数字は、労働者のスキルと市場で創出される雇用との間に大きなミスマッチが存在することを示唆している。

このままいくと中進国の罠に引っかかるだろう。インドの出生率は2すれすれに来ている。

真の天才は国を捨ててアメリカに逃亡し、中途半端な高学歴が、海外資本から求められている肉体労働、工場労働を忌避する。

こうなると高学歴が重荷になる。

中国もそうだ。

更に、注目を集めているのが、北京大学の張丹丹准教授による推計である。張准教授は2023年3月時点で、16-24歳の実質的な失業率が最大46.5%に達しているのではないかとした2。これは政府統計(2023年3月)の19.6%よりも26.9ポイントも高く、およそ半数が失業しているということになる。この推計は政府統計には含まれていない「求職・就学もせず、家族のサポートの下で生活する若年層」を失業者として含めることで、より実際に近い状況を示した。

中国の若年失業率は2割くらいでも足りないほどかもしれない。

加えて、高学歴化によるホワイトカラー志向の高まり、それに伴う雇用のミスマッチといった背景もある。人力資源社会保障部は2022年末時点での都市部の求人倍率は1.46と求人そのものが減少している状態ではないとしており、更に製造業の技術者の求人倍率は1.5以上、高度技能人材は2.0を超えているとしている7。図表7は希望する就職先の業種を示したものであるが、IT・通信といったデジタル分野の就職希望者は引き続き多いものの(25.0%)、人手不足とされている加工・製造業(8.1%)、更には都市の生活インフラを支える交通・運輸(2.9%)などについてはIT・通信と比較しても希望が大幅に少ない点がうかがえる。

これもそうだ。高学歴様は頭と手だけをオフィスで動かすべきだと頭が凝り固まり、現業を忌避してしまう。
また学歴に金も投資して、時間も投資しているから、低学歴に教わって働くことができなくなってしまう。

中国もインドも日本もだが、知的労働のパイは本当に少ない。
にも関わらずそれを当てにして高学歴化を志向してしまうと、パイが足りなくなる。

日本も大学院というエスケープが氷河期世代に流行ったが、あれこそ詐欺だった。

こういう世相を見るにつけ、教育費は節減節倹すべきと改めて思う。

向いてない人間がやってもかてやせんのだ

わしの友人に暇つぶしに世界史の教科書を黒塗りしてすべて暗唱してたやつがいる。古典の菜根譚を原書で読むようなのもいる。
こういうやつにやりたくもないが親が言うからやってるやつがその分野で勝てるわけがない。

百科全書派と大陸合理論の違いをわざわざレクしてくれたりもする。

数学でも化け物は転がっている。わざわざそういうフィールドに入り相対的劣位に我が子をおいてどうなるのか。

わしのような仕事を子供にさせたくないから大学に入れるんだ!だから教育費は惜しまない!というセリフは洋の東西を問わず見受けられる。移民一世がそういうセリフを言ってたりする。

しかし仕事のパスポートとしての大学はますます限定されたものになるだろう。その投資を金融商品に振り向け、20歳で1200万ほど渡してやり、元本に手を付けずに月1万くらいお小遣いとして使いなさい。としておけば勝手に増えていく。

自らの子の学問能力を頼むより、天才の成果を分けてもらえる投資に活路を見出しつつ、子の比較優位が何かを見てやってるほうが良さそうだと思う。

慶應が看板になるのも今の世代までだろうなと思う。

子供には自分のビジネスを作って欲しいものだ→ユダヤ人いわく、土地と金融こそ最良のビジネスらしいからそれでいいようなきもせんでもない。

ロケーションロケーションロケーション、タイミングタイミングタイミング。

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