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帰ってきちゃったパートナー 旅立ち編

何と言うタイトルだ!亭主元気で留守がいいとは万国共通なのか… でも、この気持ちは今しか味わえないものなので折角だからここに残しておこう。

私には10年来の一緒に住居を伴わないパートナーがいる。正直パートナーと言う意味が良く分かっていないのだが、相手が私をそう呼ぶのでそれに従っている。私にとっては彼女彼氏より親密と言うより深刻な関係(笑)。
私のパートナーの人間性については以前書かせていただいたことがあるので、是非そちらを読んでいただきたい。

私はそんなパートナーに10か月会えないでいた。普段は私は子育てと仕事のためにシティーに住居を構え、セルフアイソレーションと奇麗な海を好む彼は90分北に運転したところの元ファームに独りで住んでいる。NZの冬の間、彼は毎年2か月ほど暖かい海を求めてオーストラリアに渡っていた(私を置いて)。去年の7月にコロナの為ずっと閉めていた国境がお隣さんのオーストラリアとtravel bubbleという事で開いた。私たちはNZが長期間感染者0若しくは一桁台を長期間更新していたので平和ボケしており、この国境閉鎖は本当にショッキングだったが、それが開いたのである。そして私たちは平和ボケの延長で、もうずっと大丈夫だろうと高をくくった。7月のNZは真冬。オーシャンスイマーの彼は、我先にとオーストラリアに水着と自転車をもって旅立っていった。(私を置いて)

3週間後に私も2週間の予定で合流することになっていた。が、しかし何と1週間後に保健相からのアナウンス…また感染者が増えてきたのでオーストラリアとの国境を閉めると言う。え! でもまだ1週間しかたってないよ!

そしてまた楽観的に考えた。すぐ開くさ。国の経済状況を考えても開けるでしょう。と色々都合のいい理由を考え出してみた。でも、一番心に引っかかったのは、下手に彼が来週帰ってきて毎日のように海が冷たいだの首相の悪口だの聞かされるのはかなりきつい。そして彼のまたの名は「ミスターまぐろ」(私の中だけで使用)、一年中海で泳いでいる事が幸せなのだ。彼にとって透明度の高い適温の海は彼のQOLを爆上げさせるのである。

それにそれに、彼がいない間私はファームを独占! こんな時しかできない楽しい遊びを沢山計画していた。(友達呼んでキャンプファイヤーとかおうちキャンプとか)

私の思惑は心に秘めた上で二人で話し合った結果、彼はあちらにとどまることにする。

まぐろ君は動物王国オーストラリアで日々新しいお友達(動物)に触れ合い、暖かい海を楽しんだ。エイ、ウミガメ、ウミヘビや大小様々な沢山の魚たちと泳ぎ、30頭ほどのカンガルー団体様と自転車で競い、家では夕飯のお魚をペリカンとシェアしていた。

でも、こんな楽しい気持ちは2か月で十分...

また2週間後の6月6日に続きを聞きに来てください。





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