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脳と夢と創造性

みなさんは夢をみますか?

でっかい夢とか野望とかのお話ではなく、

夜寝ている間にみる夢です。


ぼくはよく見ます。

小中高校時代と汗水流した野球の夢の割合が圧倒的に高いです。

その野球でうまくいっていることは少なく。

「あー、ソックス忘れた。」

「背番号もらえそうにない。」

(高校生設定なはずなのに)「何十年ぶりで、うまくできるかな」

「練習サボりすぎている」

と焦ったり、不安だったり、

当時の仲間たちに、

なんだか冷たくされているような、

白い目で見られるような、

そんな夢が多いのです。


夢って不思議ですが、

目を閉じてて、外部からの感覚とは異なるシグナルによって

脳でつくられるもう一つの世界。


それでも、これまで体験してきた記憶が脳に眠り、

その記憶たちが組み合わされ、紡ぎ出される。


脳の記憶は、曖昧で、あったことをそのままに記憶するわけでもない。

だから自由な映像を創ってくれる。


けれど、やはりそれは記憶からであり、

自己のこれまでの体験が色濃く反映される。


僕の場合、

多感な時期に、

野球にのめり込み、

でも、

そんな野球を辞め、

高校を中退。

仲間を裏切ってしまった

そんな感覚が強く強く残り、

今の人生は楽しんでいるけれど、

野球を辞め、高校を中退し、それで今があるけれど、

このころを悔いていないかと言われると、

悔いているかもしれない。

やり直せるなら、また、心から野球に没頭したいかもしれない。

そんなことを思ったり感じたりすることも多く、

それによって創られる記憶たちが、

僕の夢にも遊びにきてくれる。


起きているときにも、夢の中のような状態になったことはないですか?

ぼーっとしているうちに、

何かどこかの世界に誘われて、

脳内別世界へ。

夢ほどは、かけ離れていない世界が多いかもしれないですが、

知らず知らずのうちに

あんなことやこんなことを

妄想しちゃっていたり、

想像しちゃっていたり。

そんな状態を、白昼夢状態、だなんて言ったりもしますね。


そう、そんなときに、

脳ではデフォルトモードネットワークというネットワークが機能。

そして、このデフォルトモードネットワークは、

起きているときに、

白昼夢状態、あるいはマインドワンダリング状態で強く反応。

そんな脳の活動性は、

我々の創造性、クリエイティビティと

関与していることが知られていました。


ということは、夢をみるということも、

よもやまさか、創造性と関係あるんじゃないの?


そんなふうに感じたフランスの神経科学チームが、

2022年、以下の論文を。

夢をみて、思い出す頻度が高い人は、デフォルトモードネットワークの結合性が高く、創造性のスコアも高くでたそう。

もちろん、さらなる探求の余地はいっぱいあるでしょうけれど、ますます夢を楽しみたい気分になりました。

たまーに、苦しい夢をあるけれど、楽しい夢もいっぱい。苦しい夢も、創造性を育んでくれているかも、と思うとますますハッピー🎶

確かに、夢も寝ている状態での記憶の発火である以上、デフォルトモードや創造性と関与がないとも言い切れなそう。


人生3分の1は、夢の中。

夢を楽しめたならラッキーラッキー🎶

普段から、起きている時から、

妄想したり、想像することが多ければ、

夢をみる確率も高まるかも。

脳の壮大な勘違い、

パレイドリアもいいかも。(風景などに、顔とか見つけちゃう現象。)


世界を自由に、

面白がって、

楽しく眺めて、

夢まで楽しむ。

うん、贅沢っ!


Have α Happy Day!

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