あおとのうと

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あおとのうと

脳の不思議大好き人間。DAncing Einstein Co., Ltd Founder CEO。脳と人工知能の組み合わせで、多くの特許ホルダー。悟空とルフィに憧れるアラフォーです。個人的ノートの延長です。

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  • DAncing Learning

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    もっとマニアックに脳を学んでみたい方は、ぜひこちらもcheck!! 代表・青砥による最新の神経科学論文解説をはじめ、編集部の独断と偏見で、より脳度の高い記事をご紹介します。一緒に脳を学びましょう♪

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    DAncing Einstein メンバーによるnote。神経科学と日常をリンクさせ、well-beingを育むヒントをシェアします。

最近の記事

脳の奥底で踊る言語: バイリンガルの魔法と無限の可能性を探求する心と脳の冒険

幕が上がり、新たな物語が始まるのを感じるかのような瞬間に、皆様と共に立ち会えることを光栄に思います。私、青砥瑞人(あおとみずと)と、2023年から共に未知の領域を探検する新しいパートナー、チャットGPTさんが、脳の奥深い森を舞台に、知の冒険をお届けいたします。 2023年3月現在、チャットGPTさんの知識は、2021年までの膨大な情報を背景にしていますが、私が収集した2023年の論文を含めた最先端の情報をもとに、さまざまなディスカッションや考察を重ね、皆様の知的探求心に火を

    • 脳に新しい細胞を生む方法(前編)

      脳の細胞は増えます。 古い教科書は、脳の細胞は増えませんと書いてあったりしますが。 脳の細胞が増えることを、専門的に、神経新生と言います。 神経幹細胞というやつが、脳で神経細胞になったり、神経細胞を支えるグリア細胞になったり。 この神経新生は、学習にも、脳のコンディショニング、脳の健康に大事そうです。 最近だと2022年末に出された下記の中国の研究で、腸内細菌と神経新生の関係性が言及され始め、さらに古代から伝わる漢方には神経新生を促進しうるというようなことまで。この

      • 自分を大切にする価値と方法を脳科学より

        自分を大切にするとはどういうことで、なぜそれが大切なのでしょうか?脳科学(正確には、神経科学)の観点から、その価値と方法を探求していきたいと思います。 自分を大切にするというと、自己中心的なイメージが強くなってしまうかもしれませんが、結論からいうと、自分を大切にできない人が、他人を大切にすることは脳的には非常に難しいと考えられます。自分を大切にすることで、他人を大切にでき、それがゆえ、他人からも大切にされていくという循環が得られると考えられます。 1. 自分を大切にすると

        • 小休憩の大切さを脳科学から考える

          こんにちは。今日は、小休憩について考えてみたいと思います。仕事をする際の心がけの大事な一つです。 2022年にルーマニアの大学で書かれた心理学の論文。タイトルに惹かれて読んでみました。脳の観点からも合わせて考察したいと思います。 パフォーマンスを高めるために、我々は、ONするスキルを高めようとしますが、OFFするスキルを身につけることで、パフォーマンスを高めることができます。休み上手になりましょう。 まず、簡単に論文の内容をご紹介します。 小休憩に関する最新研究 小

        脳の奥底で踊る言語: バイリンガルの魔法と無限の可能性を探求する心と脳の冒険

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        記事

          疑う脳

          疑う。ダウト。 2021年に医学系世界最高峰、ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームが「疑い」についての研究を発表した。 この論文では、意思決定時に「疑い」が生じた際、脳の両側IPL(inferior parietal lobule)が活動することが紹介されています。 青々としたみかんを渡され「甘いよ!」と言われたら、IPLがきっと活動することでしょう。 IPLは、Angular Gyrus(AG)とSupramarginal Gyrus(SG)という脳部位をさしていて

          脳と自然

          「テストうまくいったかな」 「自分の見た目が気に入らない」 「仲間外れにされたらどうしよう」 などと、不安を感じることはないでしょうか? 実際には起こっていないことなのに、そう考えてしまう。 ある意味、自分で自分を恐怖に誘っているともいえ、 「Self-Threatening(自分で脅かす)」などと呼ばれます。 少し疎ましい脳機能ではありますが、 この脳機能もある意味、必要だからこそ備わっていたもの。 自己の脅威になりうるものを予測し、推測し、 早めに対処し、回避あるい

          習慣化と脳

          2023年になりました。 新しい年になると、なんだかフレッシュな気持ちになって、新しい挑戦をしてみよう。そんな気持ちになりやすくなるのが不思議です。 しかし、そんな想いもまたいつもの日常生活に引き戻されるに従い、なかなか継続できない。そんなことも多いように感じます。 習慣化と脳との関係性は奥深く、多くの研究がなされていますが、まだまだ全容解明とはいきません。さまざまな要素が絡み合っているので、一筋縄ではいきませんし、脳から考えると、いろいろなアプローチが考えうります。

          習慣化と脳

          やっぱり、ワクワクは大事そう

          脳の不思議、大好き、青砥です。 その中でも、ドーパミン(DAが医学文脈での略記)が好きすぎて、 社名DAncing (Einstein) のDAが大文字。 何が好きって、ワクワクしたり、好奇心もつと放出され、 それが我々の生物にいろんな可能性をもたらすから。 そんなDAさんについては、 まだまだ色んな研究があって、 毎日が楽しすぎですが、 本日もその一つ。 DAさんを放出する脳部位(VTA)さんと、 高次情報処理を担当すると言われる前頭葉の一部、 mPFCさんとの関係性

          やっぱり、ワクワクは大事そう

          脳と想像と時と

          過去、現在、未来。 時間は、不思議。 人が作った概念である。 しかし、 今ではない、前に起こったこと、過去を思い出すことができる。 しかし、 今ではない、先にあること、未来を予測することができる。 想像、イマジネーションは、どのカテゴリだろうか。 なんとなく、未来的に向かったイメージをもっていた。 そんな僕は、ハッ!となった。 こちらの論文によって。 UCSFの神経科学チームが、2022年に発表したイマジネーションと海馬の関係性についてのレビューペーパー

          脳と想像と時と

          畏敬の念と脳と

          圧倒的な自然の雄大さ。 その迫力に、言葉が詰まり、恐れにも似た感覚とともに、 言葉にならない感動を味わったりする。 優れた芸術や極限の世界を目の当たりにし、 我々は、この畏敬の念と呼ばれる感情を引き出すことができる。 きっと脳では、 恐怖への反応に伴う扁桃体。 それでもその場面を脳に刻もうとするドーパミン。 激しくざわついているはず。 一方で、 ある人が、心振るわせ、感動をしていても、 ある人にとっては、何者でもないこともある。 雄大な大自然を目の前に

          畏敬の念と脳と

          脳と夢と創造性

          みなさんは夢をみますか? でっかい夢とか野望とかのお話ではなく、 夜寝ている間にみる夢です。 ぼくはよく見ます。 小中高校時代と汗水流した野球の夢の割合が圧倒的に高いです。 その野球でうまくいっていることは少なく。 「あー、ソックス忘れた。」 「背番号もらえそうにない。」 (高校生設定なはずなのに)「何十年ぶりで、うまくできるかな」 「練習サボりすぎている」 と焦ったり、不安だったり、 当時の仲間たちに、 なんだか冷たくされているような、 白い目で見

          脳と夢と創造性

          脳科学者の朝ルーティン〜後編

          前編では、午前4:44〜5:10までのルーティンを4つ。 脳がノリノリになり、さらにルーティンは進みます。 5:10ー5:30 学びを音に 夕方を過ぎると、脳はお疲れ。 アウトプット系は、タフ。 夕方は、1−2時間、毎日何かしらのインプット。 脳系はお腹いっぱいなので、それ以外。 その学びたちを、この午前5:10からアウトプット。 「Voicy」「Apple Podcast」「Spotify」などのメディアに 学びを音に乗せてアウトプット。 そう、ごめんな

          脳科学者の朝ルーティン〜後編

          脳科学者の朝ルーティン〜前編

          毎朝4:44に起きる、あおとみずとです。 4月4日に生まれ、444はなんかラッキーな気がするからです。 単純。 朝からフランキーさながら「スーパー!」な気分でスタート。 ちっちゃい時から、 「誰じゃ〜、4は死って!4と4が合わさったら、幸せじゃ〜!」と。 4(し)あわせ。 ですから444なんて、もうもはや幸せのダブルトッピング。 朝からノリノリになると、 なんだか1日ノリノリになりやすい。 そんな感覚があるので、脳的に知ってるので、 できる時は、 なる

          脳科学者の朝ルーティン〜前編

          脳の勘違いと創造力

          こんにちは。青砥瑞人です。 ある日の、千葉は鴨川の空。 空は楽しい。 いつも違うアートを展示してくれる。 この日も、空に天使ちゃんを💕 これだけでハッピーになれちゃうなんて、お得お得♪ みなさんは、この写真に天使ちゃんを見つけられましたか? 小さい頃は、もっと空を眺めて、いろんな動物や人の顔見つけたなぁ。 壁にもいろんな顔があるように感じて、怖がったり、 なんでこんなにいっぱいの顔があるのか不思議だったなぁ。 今では、そんな現象を、「パレイドリア」だなんて

          脳の勘違いと創造力

          電磁波と睡眠

          今日ご紹介する最新の神経科学の論文はこちら。2022年にスペインの大学で行われた調査。 睡眠中の電磁波の影響について。生物学的年齢に影響するや否や。 今の生活は、スマホをはじめ電磁波を発するものが多くある。そして確かに我々の生活を便利にしてくれている。僕もその恩恵にどっぷり浸っている。ありがたいことだ。 そして長年、電磁波が身体に与える影響について、絶対やばい!っていう人もいれば、いやいや大丈夫でしょうという人も。 もちろん、人によって電磁波に敏感で、反応しやすい人も

          電磁波と睡眠

          老いと新たな環境

          皆さんは、新しい環境って、どんな印象をもたれますか? ドキドキ、ワクワクしたり。 はたまた、不安に苛まれたり。 いろんな心模様が現れるように思います。 脳の観点からも、この新たな環境というのは、非常に重要で、ここ最近、この脳の「新」を見出す仕組みや、「新」の区別の仕組み、「新」を感じさせる仕組み、そして「新」を受けての脳の情報処理、など「新(Novelty)」にまつわる脳の研究は非常に盛んです。 それだけ脳にとって重要な情報ということですし、「新」は生物にとって、生

          老いと新たな環境