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ボラットはアメリカの陰謀論を変えられるのか?

『ボラット アメリカ式ロックダウン&今明かされる真実』(2021年製作/全7話/アメリカ)

コロナ禍の中、ボラットに扮したサシャ・バロン・コーエンが2人の陰謀論者とステイホーム。その5日間の記録を大公開。 そして世界屈指の専門家たちが、数々の陰謀論の正体を暴く。

カザフスタン人ジャーナリストのボラット・サグディエフになりすましたサシャ・バロン・コーエンというイギリスのコメディアンの映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』(2006年)は話題のドキュメンタリー映画だった。

その続編というべき配信版がAmazonPrimeVideoであり、今アメリカで話題のコロナ陰謀論なので、興味深い。全7話だけど最初の第一回が30分で次の回からは10分ほどの短編なのですぐ見れてしまう。第一回が酷いブラック・コメディのお笑い番組なのだが、二回目以降は陰謀論を検証する専門家とオンラインで二人の陰謀論者と対面させる極めて真面目なドキュメンタリーになっている。

ワクチンのマイクロチップ疑惑、アメリカ大統領選の郵便投票疑惑、ビル・ゲイツのデモ・暴動レンガ疑惑。と様々な疑惑にオンラインで専門家が答えてアメリカの陰謀論者が徐々に事実を知っていくドキュメンタリーだと思っていた。

そして、最後にヒラリー・クリントンの動画が流れるのだが、ヒラリーだけは予め撮っていたビデオレターのような動画で、ヒラリーの上から目線的な態度に、一転して陰謀論者に戻ってしまう二人が可笑しい。ヒラリーの嫌われ方がわかるようなビデオだった。

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