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短歌レッスン22

表紙の写真は、メタセコイアの葉っぱとどんぐりです。どんぐりの実が落ちていたのでそれがメタセコイアの種だと思ってしまって持ち帰って植えて、妄想でメタセコイアのを遺書だと思ってどこかへ埋めて下さいと書こうと思った(それがわたしですという樹木葬?)。どんぐりを埋めたらメタセコイアじゃなく椎木が生えるくるところだった。

この長い散文を短歌に詠めるようになりたいものだ。無理そうだけど。今日もすでに(am5:50)にお題はすべて出ていますね。今日はこれ全部を一応短歌にして、一番良いものを出そうと思う。7時代は間に合うかどうかはわからないけど。推敲しなければならないので時間的にはむりそうだけど、詠むだけは詠む。

それではお題を順番に並べるよ。()は締め切り時間。

『 表紙 』(7:00)

ゴミ捨てを月を見に行く隠語として 今日も空見る「更待月(ふけまちづき)」

最初から良くない?これはTweetに書いたことだった。ちょっと花を摘みに。そう「花を摘む」のパロディだった。もう一首出来た。

花を摘む水洗に咲く赤い花 棘はないのに痛いんです  やどかり

最近自虐下品コースに進んでいるな。俳句のオンライン句会でも川柳だと言われるし。もともと俳句は諧謔を含むものだったのに、格調高しないといけないみたいな。

俳句も短歌も現代語で表現するを目指しているので、その辺は枡野浩一と同じなんだが。どんどんつづけなきゃ、時間がない。短時間で作ることも練習だと書いてあったな。

『 等 』(9:00)

ドラえもん世代等(ら)にこび売るわたし オバQ世代化けるから  やどかり

字足らず。七七はちゃんと決めた方がいいみたい。順序を逆にするとか

オバQと言われてもいいドラえもん世代らにこび売る世代だから  やどかり

これも自虐だな。こういうのは受けない。あからさますぎる。

『 カップ 』(11:00)

ワンカップでだべる先輩避ながら 失礼しますと笑顔で言う   やどかり

逆を詠んだのだが、下の句がもう一つだった。

『 魂 』(13:00)

たましいをだましいという人きらい濁った心の愛国者たち  やどかり

これかなりいいと思うが受け売りの言葉だし政治的過ぎるし説教臭いかな。

『 ミニチュア 』(15:00)

「うたの日」のミニチュアでいい薔薇の花付く日はこのまま永遠に来ない  やどかり

これも逆にする。

うたの日の薔薇のミニチュアいつつくの 永遠なんてきみは信じない  やどかり

自虐短歌!

『 便 』(17:00)

最終便急ぎ事故る早くしなさいと言われ続け  やどかり

元ドライバーの教訓だった。先輩に言われたのかな?

『 チェコ 』(19:00)

プラハまで行くことはない城はそこ カフカの城はここから見える  やどかり

文学的すぎるか?ああ、もう時間だ。一句目でいいか?とおもったらお題がなかった。いい短歌だと思うが「お題」に関係ないから駄目だった。

『 倫 』(21:00)

エロ好きの倫理の先生人気者 だけどちゃからす物理教師を  やどかり

その物理教師が好きだったというだけなんだが。

『 好きな料理屋さんを教えて 』(23:00)

サイゼイヤ好きな料理屋ちょっと違う料理屋というバブル世代は  やどかり

お題批判になってしまうな。文脈を読めとか言われそう。

それでは推敲コーナー。ここまでが今日は長い。しょうがないよ、全お題よんだのだから。

この中で一番良さそうなのは二番目かな。改良の余地はあるか?今日のテキストが『ドラえもん短歌』だしな。

まず約束どおり寺山修司のブルース短歌。

刺青のごとく家紋がはりつきて青ざめてゐむ彼等の背中

戦中世代批判なのかな。こういう歌は今は受けないのだった。でも「はりつき」と言うのはいいかもしれない。

ドラえもん世代等(ら)にこび売るわたし オバQ世代はりついて化け  やどかり

リズム的に最後が窮屈すぎるか?釈迢空のリズム。

いにしへびと あるは来逢はむ。 神南備(カムナビ)の荻散る風に、山下ゆけば  釈迢空

神技だな。最初の字余りはわざとなんだろうな。古人(いにしへびと)が散っていくにもこのぐらいに格調高くないと言えけない。

オバQの世代はドラえもん等(ら)にこび売りて化けて出てゆけ  やどかり

格調高くなっただろうか?テキスト『ドラえもん短歌』。

僕たちが今進んでいる方向の未来にドラえもんはいますか  (仁尾智)

問いかけか?これは使えるかも。

オバQの世代はドラえもん等(ら)にこび売って化けて出ますか

こんな感じ。「うたの日」批判になってしまうな。でも今日はこれで行こう。結果はいかに。

本日二回目のどんまいでした。オバQがドラえもん世代には分かりづらい。批判はしてはいけない。卑屈な短歌だ。その点ですか、今日の反省会は。罰として百短歌ですね。すでにここに出ているのを数えて。甘えてますね。


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