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「なれのはて」に行き着かないうちにコロナ禍

『なれのはて』(日本/2021)監督粂田剛 出演:嶋村正/安岡一生/谷口俊比古/平山敏春



解説/あらすじ
それぞれの事情で、フィリピンの地に暮らす日本の男たちがいる。日本で事件を起こし逃げてきた男、フィリピン女性にハマり妻子を捨ててきた男、仕事が無くなり半ばヤケになって日本を飛び出した男...。日本を捨て、常夏の国 フィリピンで“第二の人生”を送ることを決めた彼らを待ち受けていたのは、どんな運命だったのか? 彼らの先の見えない生活は、「生きる」とは何か、「幸福」とは何かといった問いを私たちに突き付ける。

今後の参考のために。まあ、日本でもフィリピンでもどん底生活は辛いものがあるが、ただ「日本だと死ぬことばかり考えていたけど、ここに来て生きることを考えるようになった(正確な言葉ではないが)」という言葉は至極名言だと思った。ツワモノの方々だからフィリピンでも生活できる。

このドキュメンタリーが面白いのは長期撮影だということ。4人中3人の方が亡くなっている。どこに葬られたかわからない人もいたが、内縁の妻に別れを惜しまれた人もいる。20年ぶりに娘と連絡がついた人もいた(スマホで)。監督もそれぞれの人の人生に関わっていくドラマ性も面白い。

チューバの人の音楽もいい。

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