光源氏の生みの親(代わり?)頭の中将の話
『源氏物語 02 帚木』(翻訳)与謝野晶子( Kindle版)
「帚木」は女性談義「雨夜の品定め」として有名で『源氏物語』でもサイドストーリー的なものとしてあまり重要視しなかった。でも「帚木」「空蝉」「夕顔」と三部作として読むとなるほど「帚木」はそれらを展開させるための物語だったのかと知る。光源氏の先輩ライバルである「頭の中将」の物語であり光源氏に先行するプレイボーイ譚。
「帚木」のタイトルになった和歌は重要だと思われる。光源氏が空蝉のもとへ空蝉の弟である小君を遣わして姉との取次を計るのだが。
「桐壺」と「帚木」の間に「輝く日の宮」という藤壺の話があったという。読んでみたい。
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