日本映画オールタイムベスト10
読書メーターで「日本映画オールタイム・ベスト10」というトピックがあったので、それに参加したのですが、今日になったら少し順位を入れ変えようと思いまして、まあこういうベスト10ものは人の意見に左右されやすいというか。本当はベスト100ぐらいやらなければ特徴とか見えてこないと思うのですが、それなりに映画を見続けているのでマニアックな選出をしていると思います。あと一人の監督につき一本ということで順位はあまり関係ないかな。映画の歴史みたいな感じですかね。昨日上げたのは、
1、溝口健二『山椒大夫』昨日は『浪華悲歌』をあげたんですが、これは山田五十鈴の若い時が良かったので、黒沢監督『蜘蛛巣城』でも上がっているので入れ替えました。溝口監督はけっこう好きなのでどれを入れていいか悩みますね。『山椒大夫』は田中絹代の母親と香川京子の入水シーンですかね。ゴダールも影響されたとか。
2、黒澤明『蜘蛛巣城』
『蜘蛛巣城』は山田五十鈴のマクベス夫人の演技ですかね。三船敏郎の矢のシーンも凄いけど。『マクベス』の翻案というのがポイント高いです。
3、成瀬巳喜男『浮雲』
成瀬監督はけっこう好きです。メロドラマの天才だと思う。『浮雲』かな。遺作の『乱れ雲』も好きです。
4、大島渚『少年』セミ・ドキュメンタリータッチのロードムービー。
5、増村保造『清作の妻』。『赤い天使』と悩むんですけど、ストーリー的には『清作の妻』でエンタメ的には『赤い天使』かな。若尾文子が凄い。
6、今村昌平『赤い殺意』。今村昌平はカンヌでグランプリを撮った『楢山節考』もいいんだけど。
7岡本喜八『激動の昭和史 沖縄決戦』戦争映画の傑作。庵野秀明を影響されたという。
8、藤田敏八『八月の濡れた砂』。石川セリの主題歌も最高に好きです。名画座で観た青春の思い出映画。曲聴くだけで泣ける。
9、野村芳太郎『砂の器』このへんのミステリーものも外せない。日本映画が輝いていました。
10、青山真治『ユリイカ』。これも大好きな映画。
また川島雄三監督が抜けてしまった。次点で『幕末太陽傳』。これ落語だったのだ。
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