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バリアを張ろう ~ 仕事におけるストレスとの向き合い方

仕事をする環境はストレスが多く、上司、部下、取引先や顧客からさまざまな要求が寄せられます。そうした環境下で体調を崩す社員もいて、なかなか厳しい時代です。先日も、仕事のプレッシャーに押しつぶされそうになっていた女性社員がいましたので、少し話をしました。その際に思い出した話が、タイトルに書いた「バリアを張る」という話です。

私がノーリツ鋼機で働いていた時のことです。創業家の付き合いのある「スピリチュアル関係の人」というのがいて、その方からカウンセリングを受けるという機会がありました。(ちょっとツッコむところがありすぎるのですが、ここはスルーしてください。)  その方の年齢は私と同じくらいかな。どちらかといえば、ぽっちゃりした女性で、いかにも「シロウトではありません」という風貌の方でした。

話をしたあと、彼女は私に次のように言いました。「あなたは、人の言っていることを一つ一つ受け止める感受性が強いから、容易に傷ついてしまう。そのため、それを避けるやり方を教えてあげましょう。」  
そして彼女が私に伝えたのは「バリア」という言葉でした。心の中で「バリア」と唱えて、体の外側にバリアが形成されているとイメージするのです。これによって何か攻撃的な言葉が飛んできてもあなたに刺さらないようになる、あなたが傷つくことはないようになるから、と彼女は語りました。

私自身がこのバリアを実践しているわけではありませんが、私がしばしば話すのは、これの応用あるいは私自身の解釈です。バリアを張るのではなく、自己を2つに分けるという考え方です。ストレスを現に感じている自分という存在だけでなく、その状況を客観視する自分を持つということです。自分が怒られている状況や、自分に対して怒っている人をみて、「怒られているな」「怒っているな」と第三者のように観察するのです。こうすることによって、ストレスが相対化され、自分自身の本質的なところが守られるようになります。

悪く言えば、図太くなっていくだけということなのかもしれませんが、現代の世界を生き抜く上で、このような姿勢も必要だと思います。個々の問題やストレスを客観的に見る能力は、自分自身を守り、理性的な判断を下すために重要です。その結果、自分自身の精神的な健康を維持し、仕事に対してもより効果的に取り組むことができます。


AI画像  "自己防衛の光の壁" このプロンプトでは、中心にいる人物が、彼の周りに光でできた壁やバリアを張っている様子を描きます。彼の手は力強く前方に伸ばされ、バリアを形成しています。彼の表情は決意と集中に満ちています。周りには、彼に近づこうとする影や形が浮かんでいるかもしれません。 (プロンプトも AIに考えてもらいました。ああ、指の数多めだったり、少なめだったりです 苦笑)




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