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おじさん、娘の成長を感じる、の巻

2021年11月13日(土)、今日は偶然、長女(高3)と長男(高1)がそれぞれに保護者面談だった。学校が違うので、妻が長男のほう、俺が長女のほうに行くことになった。

長女のほうは、三者面談。
受験生なので、1月〜2月にリアルにどこを受けるか?を先生と相談することになっていた。
ただ、長女の担任はアメリカ人で、高3を受け持つのは初めてとも聞いていたので、色んな意味で不安があった。

ところがいざ、三者面談が始まると、先生の日本語はスーパー流暢で全く澱みがなく、過去の先輩たちの実績統計を紹介してくれるなど、工夫して分かりやすく説明してくれた。

唯一、ほんと、唯一気になった日本語は「イカれた〇〇」。

「まずはとにかく、受験日が3日連続になっている、みたいな『イカれた』スケジュールになっていないか?ですね」

「あと、受ける学部の受験科目が『イカれた』選択になっていないか?とかー、大学によっては学部の違いで偏差値が『イカれた』ことになってる場合もあるので…」など。

おそらく、原語は「crazy」なんだろうな。

なので、「そうですね。それでいうと、娘が立てたこの辺のスケジュールは、先生の言葉で言うところの、若干『イカれた』日程になってますかね?」と俺が言うと、「いやまぁ、ここと、ここを連続で受けるくらいは、そんなイカれてないと思いますよ」と先生が応えた。

俺が心の中で「あ、この程度はイカれてねーんだな。基準が難しいな…」と、どうでもいいことを考えていると、

「あと、A子さんが受ける予定の大学のなかでは、この□□大学は合格の出し方がちょっとイカれてます。正直、ここだけは、過去にも『なんで、この子が!?』みたいな子が受かったりしてます。言葉が適切じゃないかもしれませんが…。
テストの内容もトリッキーというか、クレージーなんですよね」と、先生が付け足した。

俺が「あー、そうですか。まぁ、確かにそういうことありますよね。模試の結果だとDとかE判定しか取れなかったのに合格してびっくりするとか」と応じると、
先生は「そうなんですよ。この□□大学は、ほんとクレージーなんですよね。そういうイカれたことがしょっちゅう起きます。そこいくと、△△大学なんかはオーソドックスというか、妥当というか、毎年、だいたいジュントーな結果になります。ほとんどサプライズがない。そこいくと、□□大学はクレージーです。クレージー・スクールですね」と続けた。

俺は「いや、それ、なんとなく分かります。□□大学自体、そうした個性的な校風をある意味『売り』にしてますもんね…」と応えた。

先生は重ねて「コセイテキというか、やっぱりちょっとクレージーな人多いですよね。うちの学校の先生にも結構多いんですよ!」と話し、
そこでようやく、
「ちなみに、お父さんはどちらのご出身ですか?」と聞いてくれたので、
「あ、わたし、、実はクレージースクール出身なんです…。ハハハ(汗)」と答えることが出来た。途中から、どこで「実は私もクレージースクール出身でして…」って言おうかなぁ、切り出しづらいなぁって思ってた。

先生が一瞬言葉に詰まったので、
すぐに「いや、先生、たしかに、うちの大学は面白い人だね、変わってるね、が褒め言葉ですから! うちの親父もクレージースクールOBですし。周りにクレージーな奴ら多かったですよ。僕もそうですし!  ハハハ! なぁ!A子!」とにこやかに応えて、娘に振った。
振られた娘も「そうだね。面白い友達多いもんね…。ハハハ(汗)」と応じた。

みんなの乾いた笑いがひとしきり響いたあとで、「ところで先生、もうここからは雑談でいいですか?」とつないで、
「英語の長文を速く読むコツって何かありますか? 私も、仕事でたまに英語のペーパー読まないといけないことがあるもんで…テヘペロ」みたいに話題を変えた。

それで無事、話題は変わって行き、その後の面談は粛々淡々と進行した。

終わって、娘との帰り道。
娘が「あの先生、いっつもあんな感じなんだよね。 正直、全部、どうでもいい話じゃん? どこの大学がどんな校風か?とかさ。卒業生が個性的とか。
そうじゃなくて、受験に向けてこれからどうやって過ごすべきか?とかさ、ここを受けるならここも受けたほうがいいよ、とかさ、もっと実用的な話、してほしいんだよね」と、冷静・客観的に評価を下した。

俺は「子どもは見ていないようで、大人の行動をちゃーんと見ているんだなぁ、こえーなー」と心の中で思った。

ま、だからといって今さら何も行動なんて改善できないんだけどね。する気もないし。
「こえーなー」と思いながら、同時に「このまま、日高屋に寄ってホッピーをやっつけるべきか否か?」を悩んでたくらいだから。

とにかく、娘が、俺が思っていたよりずっと成長していることがわかって、安心したり怖くなったりした日でした。

おわり

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