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デザイン+コントラバス?

はじめまして、aoyamanaです。
webやグラフィックのデザインの仕事をしながら、週末はアマチュアのコントラバス弾きとしてオーケストラで演奏活動をしています。Contra-Stという名前で、音楽家さんの名刺や演奏会のフライヤーデザイン、音楽記号や楽器をモチーフにした雑貨を販売していたりもします。デザイン+コントラバスの組み合わせがまずツッコミどころなので、まずはそこに至るまでの自己紹介から。


5歳のときに親にピアノ教室に通わせてもらったのが音楽を演奏するきっかけです。中高でオーケストラ部に所属して、「大きくてかっこいいからおすすめ!」という先輩の言葉を鵜呑みにして、コントラバスを選びました。入団してみると、コントラバスはわたし以外に誰もいないという悲しい状況。2年間コントラバスを弾いてからオーボエに転向したという先輩が教えてくれましたが、練習は基本ひとりぼっち。弾き方も完全に独学。合奏でも大勢に対して一人。他の楽器と比べると単純でつまらない楽譜ばかりで弾き甲斐もないし、とにかく寂しくて憂鬱な気分で、コントラバスの下支えの楽しさを理解できないまま一人で3年くらい弾いていました。その後貴重な後輩が2人ができて、どうにか楽しめるようになったところで、引退。今でもいっしょに演奏をする大切な友達や先輩、後輩がたくさんできました。また、コントラバスという大きいけれど音は地味な楽器を演奏することで、我慢強さもついたと思います。(コントラバスの魅力についてはまた別の機会に・・)

引退は高校2年生。理系に進み建築家志望だったのですが、どうしても物理の勉強が肌に合わず(知能が足りずともいう)、でも物作りは好きなほうだったので、進学校では少数派な美術大学のデザイン志望になりました。ほんとうは音大も同じくらい行きたかったのですが。ひとと成績を比べ競うことが苦手なのと、音楽で生きて行くことがどれくらいたいへんなのかを高校生なりに理解しはじめていたので、そこは早々に諦めてしまいました。

絵がとてもうまく個性のある天才肌の友達が身近にいたので、いつも劣等感がありましたが、オーケストラ部の中ではどうにか描けるレベルの人間はわたしだけ。演奏会のパンフレットの表紙を任されたときに、初めてコントラバスとデザインがマッチングしているのを実感しました。

作ったもののひとつがこれ。「運命」で有名な、ベートーヴェン交響曲第五番がメインです。ベートーヴェンといえば誰もが知っているであろう肖像画を元に描いています。ミュシャが好きだったので、枠で囲ってテキストを入れる構図は、そこを意識したと思われます。いろんな太さのペンを用意したり、フォントを印刷してそれを見ながら手描きする作業も、振り返るととても地道な作業だなぁと思います。今となっては作品としてのイラストはほとんど描くことがないので、思い出深い一枚です。そして今の活動の原点でもあります。

頭が大きい!服の下に身体がない!とか、たくさんツッコミたくなってしまいます。手描きのトーンが味わい深い..笑 よく見ると、スコアの音部記号がぜんぶト音記号に!左ページにタイトルが来ているのも気になっちゃう。


ご覧下さりありがとうございます!デザインの仕事と趣味の音楽をつなげられないか試行錯誤な日々です。サポートやフォローいただけるとうれしいです! https://twitter.com/@aoyamana https://www.instagram.com/aoyamana/