#ネタバレ 映画「黄泉がえり」
「黄泉がえり」
2003年作品
クローン
2003/3/30 8:21 by 未登録ユーザ さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
映画「A.I.」にはクローンの話が出てくる。
この映画「黄泉がえり」は、そのクローンが隠しテーマではないかと思うのだ。黄泉がえった人たちには寿命などの制約が存在するからである。
また黄泉がえった人たちも、それを待つ人たちも、皆が手放しで喜びを感じたかというと、必ずしもそうではない事が描かれている。やはり人の生死はとても難しい問題を含むようだ。
そのクローンの話であるが、もし事故死した恋人のクローンを作ったとしたら、そのクローン人間は元の恋人と恋愛関係に戻る義務が発生するのだろうか。
義務などないとしたら発注者は納得するだろうか。
そこで感情のもつれから悲劇が起こる可能性もある。
またクローン人間が発注者から逃れてひとり立ちしようとしても、「クローン人間は寿命が短い」という理由で差別を受ける事なしに、自由恋愛や就職が可能だろうか。
たとえクローンである事を隠していたとしても、人生設計は自然人とは違うプランを作る必要が有りそうだ。
この映画をきっかけに、そんな事を、ほんの少しだけ考えてしまったのである。
追記 ( 定年 )
2017/4/8 15:00 by さくらんぼ
それが尊い経験になるのか、はともかく、
後輩に聞かれたらこう言うつもりです。
「定年の一年前に退職するのも悪くない」と。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)
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