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#ネタバレ 映画「僕たちのラストステージ」

「僕たちのラストステージ」
2018年作品
使い捨ての時代に
2019/4/25 10:49 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

二人の友情、

それは、

ときに壊れそうになりましたが、

一所懸命に修復して、

大切に守っていく。

その風景を眺めているだけで、

わが身を清められるような気分になりました。

★★★★

追記Ⅱ ( 使い捨ての時代に ) 
2019/4/26 10:43 by さくらんぼ

そして、この映画「僕たちのラストステージ」も、ご多分に漏れず、イギリスのEU離脱の話なのだと思います。

追記Ⅲ ( 使い捨ての時代に ) 
2019/4/27 8:45 by さくらんぼ

私がオーディオで主に使っているのは、18,000円ぐらいで買える、トランジスタのアナログ・プリメインアンプです。値段が安いことも購入理由の一つですが(部品代だけでも、この値段でそろうか分からないのに、どうしてこんなに安く売れるのか不思議)、何よりもデザインと音色に惚れたからです。それに、多くの真空管アンプには無い、ヘッドフォン端子がありますから。

このアンプは、私が20代の頃に使っていた50,000円ぐらいの製品に、外見も音色もとても良く似ています。本当に物価はどうなっているのでしょう。

しかし、スピーカーのエージングで、毎日7時間ぐらい酷使したためか、音が出なくなってしまいました。

それで、修理しようと思いましたが、技術料、部品代、出張料(あるいはメーカーへ送る手間)等を考えると、新品に買いかえた方が…と思えてきて、悩んだあげく同じものを買ってしまったのです。

このアンプに限らず、昨今の電化製品の多くは、あまり修理して使うことは無いようですね。しかし、まだピカピカのアンプを買いかえることには、良心が痛みました。私にもし電子回路の知識があれば、どこかの部品を1~2個交換するだけで、たぶん部品代は1,000円前後で、直るのだと思いますから。

思いだせば幼い日。私の家は貧しかったので、めったに物を買いませんでしたが、買うときには(貧乏の反動もあってか)「一番高価なもの」を選んだのです。そして、修理して大切に使い、めったに買いかえませんでした。

でも昨今は、わが家でも安物を探して生きています。そして多くは使い捨て。

そんな風潮が当たり前になることは、心の荒廃にもつながっているのではないのかと、わが身を振り返って、ふと、そんな事も考えたのです。

ですから、この映画「僕たちのラストステージ」の世界観には、本当に癒されました。

追記Ⅳ ( 作品の「顔」になる ) 
2019/5/16 8:35 by さくらんぼ

かつて「アイドルとは渡辺麻友のことである」と言った人がいました。最近では「AKB48とは指原莉乃のことである」と言った人も。

ならば、この映画「僕たちのラストステージ」のそれは、「慈しみのあるスタンの顔」だったような気がします。スタンとは小柄な方の男です。

それが、今でも忘れられない、この映画のやさしい思い出。


( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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