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日々是好日。

皆様ご存知とは思いますが
私はしがない介護士であります。

紆余曲折ありましたが
結局また下働きで
現場に行くようになりました。

経験を重ねてきたおかげで
体感で仕事をするようになりまして
通り一遍のことは
1人でできるようになりました。

とはいえ
介護士の仕事って、ここからが本番なのではないか?と思う自分もいたりします。

まだ、この仕事を始めて間もない頃は
出来ていたような気になっていただけなのかも
知れません。

要は
介護職って
職人なんだと思います。

修行何年、とよくありますが

介護職は、一区切り10年だと思います。

全くの未経験でもできる仕事ではありますが
だからこそ、自分が積み重ねてきたものを
振り返ってみると、
わかる事が沢山ありますね。

今日とある施設さんへ
お手伝いしに行きました。

その施設さんは
皆さんそこに住まわれているのですが、
シェアハウスに近い感じで
皆さん協力しながら、また
コミュニケーションをとりながら
暮らしていました。

穏やかで、優しい時間がそこにはあって
私は高齢者の理想郷なんじゃないか
と感じました。

高級ホテルのようなサービスは全くないですが
やれる事は各々助け合いながら行って
同じ時間を分かち合って暮らしていました。

私はあの場所にいる間は
黒子でありながら
同じ空間を共有する仲間でもあり

田舎に帰ってきたような
そんな気持ちになる場所でした。

そんな場所にいると
介護士の存在意義をふと考えるのです。

よくある施設サービスのような
通り一遍のものではなくて
その人その人が
それぞれ
あるがまま暮らすなかで
助け合って
自ら役割を担う。

家族以上に
家族のような世界だと感じたのでした。

そんな空間にいる介護職という立ち位置は
ある意味で、
個々の介護士としてのスキルを
問われるもののように感じられます。

それで、私はようやく一介護士として、
一人前になれていた自分を体感したのでした。

こんな施設が日本にもっともっと増えたら
長生きするのも悪くないと思える時代が来るんじゃないかと思います。

そして私は改めて、今後も介護士を続けるのかどうなのかを考えていきたいと思いました。

もっと読んでみたい!という気持ちが 何かを必ず変えていきます。私の周りも、読んでくださった方も、その周りも(o^^o)