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ムーブメントの基本的な考え方①床反力

こんにちは!

ストレングス&コンディショニングコーチでありムーブメントコーチの山越です!

今回から、時々の脱線も含みつつ、私の得意分野でもあるムーブメントトレーニング について解説をしていこうと思います。

ムーブメントトレーニング とは?


多くのスポーツに共通して、必要とされる「走る・止まる・曲がる・切り返す・投げる」などの基本的な動作における身体の使い方、力の出し方を鍛えるトレーニング。

それがムーブメントトレーニング です。

私がムーブメントトレーニング を学んだ師匠が代表を務める「一般社団法人School of movement」

バスケットだったらバスケットのスキルとして代表的なものとして、パス、シュート、ドリブル、ディフェンスといったものがあります。

これらのスキルそのものはバスケットの練習において、バスケットのコーチが指導する練習や自主練などにより向上していきます。

ただし、ドリブルでは走る、止まる能力も必要になりますよね?
シュートはいろんな方向から走ってきて、止まって、上に跳んで打ちますよね?
パスは、前に出した脚で身体の勢いを止めて、そこで生まれた慣性力を上肢に伝えると、遠くに飛ばすことができますよね?
ディフェンスは横方向への加速・減速の方法を学ぶことで安全に、かつスピードのある動きができますよね?

バスケットでの例えしかできませんでしたが、要は

ムーブメントトレーニング を行うことで、そのスポーツにおける動きの基礎の基礎を高める、土台の土台を広げることができるので、スポーツのスキルそのものがより向上しやすくなるのです。

こういったムーブメントトレーニング がどういった要素で成り立っているのか?それを今回からつらつらと書いていこうかなと思います。

エビデンスベースではあるのですが、アスリート、指導者などより多くの人にムーブメントトレーニング を知ってほしいので、分かりやすい言葉で、なるべく専門用語を使わずに、使ったとしても分かりやすく説明を添えて解説していきたいと思います。

ムーブメントの基本的な考え①床反力


いきなり専門用語を出してしまいましたが、この床反力・地面反力・Ground Reaction Forceはムーブメントトレーニング を理解していく上で超重要なので最初に持ってきました。

床反力とは何か?

床反力とは

「床、地面から加えられる力」

のことです。

私たちは移動をする際に床や地面に力を加えます。

その加えた力に対して床・地面が力を返してくれるから私たちは移動ができます。

なんだったら、私たちは立っているだけでも床反力を得ています。

立っているときには自分自身の質量=体重分の力が足裏から床に対して加わっています。

この時、その体重分以上の床反力を返せる耐久性が床になかったら床は抜けます。

なのでその場に立てているということは、少なくともその床は自分の体重以上の床反力を返せる耐久性があるということです。

スポーツにおいても目的に応じて必要な床反力のベクトル=力の向きは変わります。

走るのであれば、走っている方向に床反力が欲しい。

サイドステップなどの横方向の移動でも、移動している方向に床反力が欲しい。

走った状態から止まる時、サイドステップから止まる時などは移動していた方向と反対の向きの床反力が欲しい。

上に跳ぶのであれば上方向の床反力が欲しい。

など、目的に応じて必要な床反力のベクトルは変わってきます。

では、床反力のベクトルと自分が思うように得るためにはどうすればいいのか?

それは、次回の

ムーブメントの基本的な考え方シリーズ(不定期)
「ムーブメントの基本的な考え方②ベクトル」

で解説していきたいと思います。

ムーブメントトレーニング に興味を持たれた方は、下記に過去に行ったムーブメントトレーニング のセミナーの記事がありますので覗いてみてください。

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では、また。

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