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9月の知床〜函館出張

「北海道には秋がない」と聞いたことがあるが、今回初めて夏に来て、本当にそうだと思った。9月頭に知床入りし、2週間かけて知床・札幌・小樽・函館など道東〜道南まで出張したので、その記憶を描く。

清里町「神の子池」

初日は斜里町へ出張だったので、合間時間にとなり町の清里町の神の子池を訪れた。

世界遺産知床五湖

知床はこれまでも何度か訪れたが、夏に来たのは今回が初めて。冬の流氷の時期は、知床五湖も通行封鎖されており、この景色ははじめてだ。斜里は夏もいいなとおもった。

羅臼町道の駅にて

めいっぱい斜里町を堪能したあと、羅臼町にむかった。同じ知床でも、町の景色が全然違うなというのが正直な感想だった。斜里町は東京のデザイナーの力を借りて、飲食店はじめ、町の至るところに”知床トコさん”という熊のブランディングを施している「観光都市」なのに対し、羅臼町は人口4000人規模の「漁師町」というイメージだ。ブランディングに差がある分、個人的には、羅臼=知床という感じはしなく、羅臼昆布など地産食物の方が印象が強かった。

札幌・Autmn Fes

翌日、イベントのため車で札幌まで下りた。駅前では、ちょうど札幌Autmn Festivalが開催されており、全道のいろいろな地域の飲食店が屋台をだしていた。9月初週のまだ夏の暑さが残る頃、ビールとザンギ、ジンギスカンがとてもよく合う季節だ。札幌は、インバウンドも復活し、朝から韓国や中華系など外国人観光客で賑わっていた。

小樽運河

連休は時間があったので、となりの小樽まで足を伸ばした。念願だった「ガラス工房」やオルゴールランドなど訪れたが、ここは日本人観光客で賑わっていた。飲食店は、道民向け?なのか、北海道とあまり関係なさそうな原宿のような若者向け洋食店などが多かった。

小樽ガラス工房

出張最終日は、車で函館まで下った。札幌を朝に出て、着いた頃にはもう夜だったので、夕飯は「ラッキーピエロ」という地元ハンバーガーショップで食べた。夜なのに地元の人達で満席だった。店内は黄色を基調とした様相で、チャイニーズバーガーというのがこの店で一番人気らしい。いかにも「名物」店という感じだ。

函館ラッキーピエロ
函館・金森赤レンガ倉庫

函館は初めてきたが、道内第3の都市のわりに、個人的には意外と小さな街だった。札幌と違いいくつか観光スポットが広域に分散されており、それ以外は特に商業施設などが密集しているわけではない。
五稜郭タワーを歩いた後、観光名所の赤レンガ倉庫まで歩き、函館湾岸にある新島襄の石像や「北海道第一歩」の地碑を眺めた。ここに来ると、不思議と開拓者精神を感じる。

「北海道第一歩の地碑」
八幡坂

函館をでる頃には、9月も2週間経っており、外気が11度だった。本州生まれ育ちの私にとっては、この秋が顔を見せない道内の季節感が新鮮だった。それから、札幌にまた戻り、同僚と一緒にこれからの北海道長期滞在を祝うために寿司店に入った。

寿司「棗」

北海道滞在は、まだまだ続く。

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