見出し画像

家族仲の悪さは生きる気力を奪う

私はゆるい毒親育ちで、高校卒業のタイミングから15年ほど独り暮らし、最近結婚して夫と猫2体と暮らすようになったのですが、

最近つくづく思うことは
「家族より大事なものはない」
というのは本当だな。。ということです。

これまでは東京で一人で働いて暮らしていくだけで精一杯だったのでそんなことを考える余裕もなかったわけですが、結婚して少し落ち着いて暮らせるようになってからは家族がいることのありがたみをひしひしと噛みしめています。
夫婦間に全く問題がないわけではありませんが、本質的に善であると信じられる相手と一緒に暮らすとは、こんなに安心できるものなんだなと思います。やはりそんな家族の存在は、社会で努力したり理不尽に耐えたりする際の大きな糧となると思うのです。


そして非毒親育ちの子供は、生まれながらにしてこれくらい安心して色んな事に意欲的に取り組めているんだな、そりゃ成果も出るよね。。と非常に大きな不公平感を感じたのです。


もっと言うと、現実的に家族から逃げて自立したり、その上で自分の中で家族との仲の悪さに折り合いを付けたりすることに貴重な若い時間とエネルギー、そして人生の選択肢を使ってしまうことが非常にもったいないし非効率だった。
例えば、つきたい職業や夢があったとしても、「一刻も早く親から自立する必要があるんだ」という状況では、夢を優先することが難しくなりがちだし、そうやって失った若い時の機会というのは二度と戻ってこないし、更にその横で、親の理解と援助に恵まれた子供たちがどんどん夢を叶えて能力を発揮して楽しそうに生きているのを見るのは、控えめに言って地獄ですよね。(こうやって書いてても想像しただけで死にたくなってくる。)

私の過ぎ去った時間や感情はもう取り戻せないけれど、せめて同じ経験をした人とこの感情を分かち合いたいし、表面的な部分だけ取り繕っておいてその裏で子供に暴言暴力を繰り返したり、巧妙に否定したり、そういった行為は人一人の人生を台無しにする罪深い行為なんだという認識がもっともっと浸透するといいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?