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さよならジュリエッタ


なんだか歌のタイトルのようですが、
車のお話です🚗


残念な知らせ

昨年、夫の単身赴任が決まってから、分かってはいながら、先送りしていた
"車どうする?" 問題


11年前、娘が小6の時にメインカーとして
迎えたのが
『アルファロメオ ジュリエッタ』
 コンペティツィオーネ
(1番お求めやすいグレードです)
決めては エトナブラック

そして4年前、娘が運転免許をとったタイミングで、増車した
『フィアット 500cチンクエチェント』
パールの車体に赤い幌のカブリオレです

去年までは、大活躍で乗り分けていた2台ですが、4月からはペーパードライバー上がりの私が、週3日の通勤と近所の買い物に使うのみの、贅沢な持ち物となっているわけです。

どちらも手放したくない…
という思いから、問題を先送りにしてきましたが、とうとう決断を迫られる日がやってきてしまいました。

タイヤ交換をディーラーにお願いした際の
簡単な健康診断の結果、今年車検を迎えるジュリエッタさん、車検の見積もりが、
タイヤ代を含め、60万超...という驚愕な金額に。

そもそも、減車を考えている我が家には、丁度良いきっかけなわけですが、
この期に及んでもなお、踏ん切りがつかず、結論が出ない。

堂々巡り…

解決案 その1
 ならば、良い機会とフィアット1台体制
 にすれば良いだけなのでは?

…そうなのです。簡単な事なのですが

問題点 その1
 増車したフィアットが中古車で、
 ジュリエッタと年式が1年しか変わら
 ない事

…来年来たるフィアットの車検時にまた、
 驚愕の知らせが来ないとも限らない。
 いえ、遅かれ早かれ、同じような事
 になる…


解決案 その2
 ならば、老車2台を一新して、新車1台
 に買い替えたら良いのでは?

…そうなのです。普通に考えたら…

問題点 その2
 ジュリエッタが、2021年に製造終了。
 完全に高級車路線にシフトで我が家に
 手の出る車は無くなってしまった事

…加えて我が家は、
 フィアットもジュリエッタも、我が家の
 がNo.1だと思っている事。 

 毎度私が
 『うちのジュリエッタは、他と比べて、
 顔がプクッとして可愛いんです❣️』

 などと言うもので、近頃は長い付き合い
 である、ディーラーのSさんも
 『おんなじです😑』と呆れ顔。

 買い替える車が無いのです。


解決案 その3
 ならば、2台とも整備しながら、大切に
 乗れば良いのでは?

…そうなのです。財力が有れば…

問題点 その3
 ですが、財力だけの問題でもなく、
 主な使用者(私)が、車の運転よりも、
 徒歩または、公共の交通機関を選ぶ、
 車オンチである事

 車で行けば20分程度のダンス教室も、
 バスと地下鉄を乗継ぎ、1時間かけて
 行ってます(^^;)

 そんな私が、老車2台の面倒をみき
 れるとは思えない(しかもイタ車🇮🇹)
 第一これまで、自分でガソリンを入れた
 事すら無い人間ですから。(正確には
 ガソリンスタンドに行った事が無い)



勿論、ジュリエッタの製造が終了した時
から、こんな日がくる事は想定していて、
乗り替えられる車を考えてはいました。

同じディーラーで扱っている、トータル的には最適な、無難な他社の車です。
試乗させていただきました。勿論運転は夫。

…へーー。

夫に『どう?』と訊かれたので、

『まあ、都会でストレス溜めて帰って
 来て、待ってるのがこの車でいいなら、
 良いんじゃない?』

と答えました。

結局、ブレーキペダルの位置がネックになり(踏み間違え防止の為少し高くなっているらしく試乗で既に足が痛くなったようで)、却下となりましたが、夫は内心ホッとしたのではないかと思います。

もう一案
 ならば、一番年式の新しい、程度の良い
 中古のジュリエッタ。

…いずれ来たる、こんな日に備え、以前にも中古のジュリエッタを紹介されたこともありましたが、やはり…
こよなく愛する、何の問題も無く(いえ、リアワイパーが真ん中で止まるなど、ちょこちょこ問題はありますが💦)快走する我が家のジュリエッタを手放す気にならず、今回も然り…

今現在、特段不調も無く快走し、車内の汚れをちょっと拭くと、驚くほどピッカピカになり(それ程汚れていたのか💦)、
まるで『私、まだまだイケるでしょう?』
と、抵抗しているようで…


毎日変わる結論の中、
とりあえず、最低限のメンテナンスをして、2台体制のまま。
と、問題の先送りという結論を出した時、
長いお付き合いの、ディーラーのSさんが、珍しく食い下がってきました。

実は"買い替える案"の車の商談中で、
Sさんが色々と尽力してくれていまして。

まだデビューフェア前の、お披露目段階で
ショールームに出ていた車で、我が家が買わずとも、直ぐに制約済みになるであろう車です。
聞くと、スタッフの方からも
『え?これ売っちゃっていいんですか⁈』
と言われたそうで…

我が家の内情をよく知っている Sさんの、我が家の為という熱意が伝わり、
夫も私も、やっと観念する気になった…
という具合です。

さよならジュリエッタ

というタイトルですが、さよならするのは
ジュリエッタだけではありません。
フィアットもです。

2台を手放す決断をし、フィアットは
Sさんの店に、ジュリエッタは、中古車屋さんが見積りに来る事になりました。

それだけでも、なんだか…
"うちのジュリエッタが、いやらしいエロ
 オヤジに品定めされる"
かのようで耐えられなかった。
実際に来たのは、若い、若すぎる男の子でしたが。

車内の私物を全て取り出し、最後にナビを初期化し、
…この役目、夫にさせなくて良かったなあ
と思いました。
なかなかに辛い…

ペットロスとも違います。
ペットは、自ら手放したりしないので。
口減らしのために、子どもを奉公に出さねばならなかった、親の心境…?
一緒にしてはいけませんね。

後ろ姿は見送りませんでした。
見送れませんでした。


          ディーラーにて

うちの娘は、自他ともに認める、筋金入りの、雨女ですが、この2人(?)も相当な
雨女でした☂️

という訳で、只今ジュリロス真っ只中。
聞くところによると、離れているせいか、
どうやら娘が一番重症のようです。
私は、家にまだフィアットはいるので。
フィアットを置いて帰る時は、悲しいだろうな。

でも、立ち直る術は知ってるんです。

以前、同じく愛着のある2台を手放した
時も、相当なロスに陥りました。
いつか『さよならフィガロ』で記事にできたらと思います。

その時、全くワクワクもされず、残念な気持ちで迎えられる新車が、可哀想になり、気持ちを切り替えました。

今回も大丈夫。ちゃんと切り替えます。

ディーラーのSさんが、我が家の決断の
正解として、絶対にコレと勧めてくれた
車が

『アバルト 695C TURISMO』

今度は白の車体に黒の幌です。
「これからヨロシクお願いしますね」

今は手放したジュリさんが、今度も

 『うちのジュリエッタは、他と比べて、
 顔がプクッとして可愛いんです❣️』

なんて言って貰えることを願って…


トップ画は、自宅とディーラー以外で
2人並んだレアな写真です

ありがとう🍀


毎度、ながながとお付き合いいただき、
ありがとうございました😊

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