山荷葉

短歌を書き始めました。まだ何にもなれないままの学生。

山荷葉

短歌を書き始めました。まだ何にもなれないままの学生。

マガジン

  • メリーゴーランド

    日記のようなエッセイのような、わたしをわたしだって認めるための文章。

  • まだわたし以前のこと

    短歌のまとめ。

最近の記事

私のロック¦メリーゴーランド

私は叫ぶみたいなロックになりたい。 私は音楽そのものになりたい。 ロックの為にだけある耳の為に、 たくさん私の大好きな音楽と、 そういう風なロックと生きたくて。 ライブに行って。 グッズを買って。 「推し活」よりももっと何か、 生きる為の方法みたいに。 そうやってロックに、音楽に、 触れたい。 まだイヤホンの響く範囲にしか、 私のロックはないけれど、 私の大好きなロックはないけれど。 馬鹿みたいにノッて、 馬鹿みたいにロックが好きだと叫びたい。

    • 登校日の朝¦メリーゴーランド

      ねむれなかった夜のあと、 朝というものはどこからやってくるんだろう。 今日はそんな事を思って目が覚めた。 今日は雨だ。太陽はまだ顔を出さないから朝がほんとうに来ているのか、わたしにはわからない。まだねむれない夜の延長線上にいる心地だ。 初めての制服だというのに長いスカートの裾が汚れてしまいそう、随分と早く出てきてしまって電車はがらがら、学生は数人しか見かけない。 7時を少し過ぎた所だ。前までのわたしならまだ大丈夫、ってベッドの中なのに、前髪も制服もきちんと整った状態で

      • 景色¦メリーゴーランド

        わたしの見ている、景色とかいうものはくるくると色が変わる。多くの人のそれがそうであると思うけれどわたしの景色にも色々な色がある。 色という名の形のような、匂いのような、そういった何かを閉じ込めたいと思ってこの文章を書き始めた。 これは私のような、私ではないわたしの文章だ。 どうしてまた懲りずに、自分でもよくわからないような、そんな文章を書くのかと言うと、それはある一冊の本に出会ったからだった。 わたし自身、本を読むのが好きだ。好きな本はたくさんあって、でも決して多くを

        • まだわたし以前のこと¦短歌

          3/21~3/25 に書いた短歌です 。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 爪先に塗ったネイルが光ってもわたしのひかりはずっと豆球  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 描いても書いても書けぬ私にはどうやったってなれない貴方  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 忘れてとミルクココアの袋さえ言えるのだから私は弱い  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 知らんけど合わせ頷く僕の事 外面が良いと言うのでしょうね  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

        私のロック¦メリーゴーランド

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          3本
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