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君たちはどう生きるか

こんにちは。ちょっと新しい読書会です。

中高生が参加できる読書会を開催してみたいなと思い立ち、「君たちはどう生きるか」を題材にした読書会を主催してみました。

結果的には、当日のドタキャンで開催できなかったんのですが、準備する過程で、君たちはどう生きるかについてかなり深く考えさせられたので、せっかくだからシェアしたいと思います。

「君たちはどう生きるか」はコペル君が経験した様々な事に対する考察や考えるヒントをおじさんがノートに書き記すという形で進んでいきます。

哲学書と書いてある通り、かなり深いことが書かれていますね。

1.ものの見方について

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天動説が唱えられていた時代、コペルニクスは考えを完全に転換させた「地動説」を唱えます。つまり、地球を中心に考えることをやめ、太陽を中心に考えたわけですが、このように、自分中心の考えをやめてこそ、物事の本質を分かることができる。とおじさんは書き記しました。

自分中心から脱却することを視野を広げると解釈し、こんなお題を出してみます。

自分にとって視野を広げることのメリットとは?

視野を広げるために、留学に行ってみたり、ボランティアを体験してみたり、様々な事を行うと思います。私も、高校生の時にイギリスに10日間ホームステイをし、翌年にその子を日本に受け入れる経験をしたことがありますが、一番強烈に感じたことは、イギリス人も同じティーンだ。ということでした。言葉が通じないだけで、同じように不機嫌になり、同じように楽しく思う同じ人間だったということが発見だったわけですが、外国にたいする自分勝手な変な幻想が崩れた記憶があります。

みなさんはどうですか?

2.真実な経験について

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人間の「立派さ」はまず自分がちゃんと知っていないといけないという話です。誰かに言われて、この人が立派だと知識で知ることは簡単ですが、心から「この人は本当に立派だ」と感じる経験が必要だといっています。

みなさんはどんな人を立派だと感じますか?

わたしはこんな状況の中、毎日働いてくださっている、医療関係者の方々、食品を販売してくださっている方々、薬局の方々、本当に頭が下がります。

3.人間の結びつきについて

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世の中を見てみると、戦争や国同士の争いなど、「お互いに好意を尽くし」とは完全に言い切れない状況がありますよね。

しかし、中国と日本でお互いにマスクを送りあったり、こういう状況だからこそお互いを思いあう姿をみることができたことも事実です。

人間らしい関係を作っていきたいですね。

4.人間であるからには

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人間としての値打ちは何だろう。

私の勝手な考えですが、人間の値打ちは「考え」「精神」だと思います。
考えや精神は結局行動にあらわれるので、その人の行動を見て判断することができますよね。

考えのいいところは、自分でどんどん良く作っていくことができること。
それは、何を見るのか、何に影響されるのかにかかってきます。前向きな言葉をたくさん聞けば、前向きな考えになるし、後ろ向きな考えをたくさん聞けば憂鬱になる。
いい言葉をたくさん聞いてよい考えを作っていきたいです。

5.偉大な人間とはどんな人間か

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ナポレオンの精神・活動力など見習うべきところはたくさんあるが、彼がなし解けたことの中で、国の有益になったこととならなかったことがあるということもちゃんとわかっていないといけないという話でした。

学ぶべきところと学ぶべきでないこと、分別が大事ということですね。

6.人間の悩みと過ちと偉大さについて

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コペル君が友達を裏切ってしまい、熱を出すほどに悩んだことに対するおじさんの答えです。おじさんは謝る勇気をくれました。

自分の間違いを認めることは本当に苦しい。
でも、自分で決定する力がある。
そう言っています。

7.まとめ

君たちはどう生きるか?を読んで、生きる上でヒントになる3つのポイントがあるなと思いました。

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・広い視野を持つこと
自分中心の考えでは見えてこないことがある

・自分の中に軸を持つこと
人間の立派さとは何か、何が正しいのか正しくないのか、人間の値打ちとは何か、など自分の中の判断基準が必要

・自分を導く人に出会うこと
コペル君がおじさんの書いてくれたノートやその都度おじさんが話してくれたことを通して様々に考えることができたように、自分に導いてくれる人がいることも重要

さまざま意見はあると思いますが、私がこの本と通して感じたことはこの3つでした。

みなさんはどうでしょうか?

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