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読書会記録~平和のために私ができること~

8月8日、「平和のために私ができること」というテーマで読書会を開催しました。今回は、読書会というよりかは、トークメインの企画でした(^^)

8月は終戦記念日もあり、平和について考える機会ですよね。
戦争だけでなく、コロナによる社会や生活の変化を見てみても、先行き不安な将来、モラルの問題、働き方など平和に暮らせていたことがどれほど貴重だったのかを実感します。
また、最近本当に心が痛い有名人の自殺を通しても、命の大切さを尊重できる社会とは何なのか、SNSでの誹謗中傷はどうやったらなくなるのか、など生きる意味や目的、自分自身の価値を考えざるをえません。

そういった様々な問題があるからこそ、今「平和」のために自分ができることは何なのか、考えてみたくてこのテーマにしてみました。


まずは、社会問題を知らないといけないという意見が出ました。

確かに、社会で起こっている時事問題の背景には一体何があるのか知らないし、そもそも日本の政治についても詳しくわかっていなかったりする。
これでは、何が問題なのかわかってこそ、解決策も考えられますよね。根本的な事だと思います。

そして、戦争と平和に関して。

広島から参加してくださった方が、2冊本を紹介してくれました。

ヒロシマの当時の状況、幸せとは何かと考えることのできるおすすめの本だそうです。また、大学が広島で学生時代NPOで平和に関する活動をしていた方も、広島という土地柄、平和について考える機会がやはり他よりも多かったとおっしゃっていました。

個人的に、去年長崎に旅行に行ったときに、案内してくださったタクシーの運転手さんが被ばく2世だとおっしゃっていて、心がギュッとなった記憶があります。



私たちは「真の平和」の世界を願うのにどうして戦争が起こってしまうのか。武力では悲しみがのこるばかりなのに…

互いを尊重し合える世界を作りたい。

とおっしゃっていた方がいて、平和の核心をついていると思いました。互いが互いを尊重するなら争いは起こらないはず。そんな世界を作っていきたいですね。

そうなると、やはり行きつく先は、「自分がどうするか」ということになります。
この「個人」に関して様々な意見がありました。

平和を成すには、まず自分に余裕がなくては成す事ができない。
日本でも家庭問題や様々な問題がある。戦争がないだけが平和ではない。それは平和とは言えない。平和は結局、個人の人格だと思う。大きな問題がなかったとしても、例えば自己中心的に物事を判断しないとか、それが当たり前に大事だと思う人の集まりってきっと周りに害を及ぼす集団にならない。

お互いを尊重するにしても、まずは「自分」が満たされていてこそできるという話ですね。そのためには、他人を許容できるだけの包容力をもつとか、高慢にならないとか、比較しないとか「人格」を磨くことが一番の近道のように思います。

こうおっしゃっていた方もいました。

自分のことをよく知らないから、周りの人と比較したり、見下したりしちゃいがち。まずは自分が自分を認めてこそ、お互いを認め合える平和が始まると思う

まずは「自分を知る」ところから。実は平和は自分から始まるんですね。

コロナの期間に自殺の問題、人種差別、障害に対する問題、災害など色々出てきた。私たちがどこか間違った価値観、勝手に判断してきた歪みが出てきた。一人一人が今向き合うことが大事だと思う。一人一人が平和になって生きることが大事。

その通りだと思います。

こんな意見もありました。

人の目を気にしてしまう人は人への矢印が向いてしまう人が多い。どうやったら自分が幸せになるのか、自分がどうなりたいのか意識を向けると周りに優しくなれたりする。自分が幸せになるはどうしたらいいかを考えること。そうしたら、周りにその気持ちが伝染していく。

自分と向き合って、嫌なところばかり見えて落ち込んでしまったら本末転倒ですよね。自分の短所はたくさん言えるど、長所は言えない完璧主義の日本人にありがちというか。。

「自分が幸せになるには」どうしたらいいのかという方向から自分を見つめていくと新しい発見ができそうですね。

そして、こんな意見も。

自分の少しの行動が平和を作るきっかけ!
コロナについて自分一人が広めない努力をするとことをこの世界の全員が思ったら、感染が広がらないようになるように、どんなことにおいても、自分一人はちっぽけな存在ではないという考えを持つことが平和の始まりだと思う

「自分一人が変わらなくても大丈夫だろう」「私が変わったところでどうにもならない」という考えがNG!!ということです。
これ、やってしまいがちじゃないですか?
コロナの感染も、自分が気を付けるだけで、家族や、学校・職場の人も守れるし、拡大していけば、自分の住む町も守れ、地域・市・県そして国に至るまで守れるんですよね。
世界的な英雄たちも、最初は一人だったけど、そこから大きくなって世界をひっくり返していったんじゃないでしょうか?

まずは「自分一人」が平和であること。
これが、平和のために私ができることの結論です。

難しくても自分一人の平和は実現したい~!!
そう感じた読書会でした。

優しく穏やかなやり方で、あなたは世界を動かすことができる。
マハトマ・ガンディー

参加してくださった皆様、ありがとうございました~!


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