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宙組と私 カジノ・ロワイヤルに感謝を込めて

⚠︎私自身はまだまだ新参者で「ヅカオタ」と呼ばれる
 皆様方よりもはるかに知識も観劇回数も少ないです。
 誤っていること、知識不足な点多々あると思いますが
 ご容赦願います。

出会い

地方田舎の小学生だった頃、同級生に「歯医者の娘」の女の子がいた。その子は長期休暇明けに
「おばあちゃんとたからづかみにいったの」
と言った。
その言葉を今まで一度も忘れたことはない。
その時からきっと私の中の好奇心が掴んで離さなかったのだと思う。

「たからづか」今思うとその言葉を聞いた時には「女の人たちだけのキラキラした劇団」と言う印象を持っていた気がする。
私が既に宝塚歌劇を知っていたのか、
その時同級生の女の子に教えてもらったのか、
それはもう定かではないけど、でもその時からいつか見てみたいという気持ちは消えたかった。

それから10年とちょっと、
念願叶い私が初めて宝塚歌劇を観たのは
2018.3.16〜4.23まで宝塚大劇場で上演されていた
「天(そら)は赤い河のほとり」だった。
どうやってチケットを取ったのか全く覚えていないけれども大学のゼミの友達と3人で行った。
入り口の大きな階段のところで記念にと写真を撮ってもらったことを思い出した。
緊張気味に笑う私達。今見返すとちょっと恥ずかしい。
席は前方のセンターブロック。
今思えば素晴らしい良席。
この公演が真風涼帆さんの大劇場トップお披露目公演
だったと知ったのはそれから結構後の方。
その公演を観に行きたいと思ったのは知ってる内容だったから、というもの。
母が読んでいたのを真似して隙を見て読んでいた。
漫画の推しはラムセスだったから芹香斗亜さんをガン見してたのをよく覚えている。
これが私と宝塚歌劇との本当の出会いだ。

チケット戦争

大学生の身で金銭的に余裕がなかったこともあり
しばらく観劇から足が遠のいていたが
それでも年に1回は劇場へ足を運んだ。

社会人になり、東京に居を移した私は自分の誕生日に
東京宝塚劇場でシャーロックホームズが上演されるのを知った。宙組だった。
初めて観劇して以来の宙組でさらに知っている物語、
誕生日プレゼントとして何がなんでも観劇したかった。
しかしまだ友の会に入っておらず、チケットの取り方は一般先着のみ。(今はカード先行等あることを知ってるけれど…)
当日は10時からということもあり9時過ぎくらいにサイトに入ろうとした。けれどすでに入れなくなっていてとても驚いた。
必死にスマホを叩いて30分ほど、なんとかA席を取ることができた。
ちなみにシャーロックホームズの比較的好みのキャラクターも芹香斗亜さんが演じられていたモリアーティ教授。
この頃には芹香斗亜さんをもうずっと目で追っていた。

それからしばらくしてやっと友の会入会を決めた。

カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜

私と宝塚歌劇を出会わせてくれたのは真風涼帆さんのお披露目公演だったから絶対に退団公演も観劇すると決めていた。
遠征も視野に入れ宝塚大劇場公演申し込むも全て落選。
東京宝塚劇場公演、各プレイガイド貸切公演、
カード会員先行落選、友の会一次落選、
ここまではある意味予想通りだった気がする。
そして遂に友の会二次先行。当選。飛び跳ねた。
それはもう勢いよく。
なんと席も良席。
今年の運を全て使い果たした気分だった。

いつも開演前に公演プログラムは開かないようにしているけれど
今回は少し後悔した。
今回が初めてなわけではないが全く知らないストーリー。
最初はキャラクターとの関係性を理解するのに必死で他のところに目を移せなかったことが悔しい。
でも画面に映されたル・シッフルの芹香斗亜さん美しすぎたことは今でも覚えている。
そしてなんといっても真風涼帆さん。
私の中では圧倒的トップスターの印象。
それは最初から今まで崩れることなく、
いつ見てもオーラがすごい。

今の「宝塚が好き」と言える私があるのは宙組のおかげと言っても過言ではない。今回の観劇を通して改めて思った。
まだ全ての組を観劇してはないのでこれからさらに深く沼に嵌っていきそうだということも確実に言える。数年後には立派なヅカオタへ成長するのだろうか笑
ともあれ、
ありがとう宙組!!これからも全力で楽しみます!
ということはここで大きな声で叫んでおくことにする。



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