日記|どうでもいいような大事な話 6月①

1

どうぶつの森をゆるやかに続けている。
今日はタヌキ商店でアンティークなベッドを見つけた。
欲しい。物凄く欲しい。けれど¥28000もする。家のローンがずいぶん残っている私には、無駄遣いができない。でも大きくて寝心地良さそうだし可愛い。欲しい。でも。

そんなことを一人でぶつぶつ呟いていたら、兄がさらりとこう言った。
「ゲームの中でまでケチってどうするの。」
確かに。ゲームなのだからもっと気楽に楽しめばいいのか。
早速つぶきちとまめきちに話しかけた。

2

くるみパンを食べている。くるみパンはパンの中でも特に偉大だと思う。
アレンジが利くわけではないが、いつどんな時に食べてもちゃんとおいしいのだ。
大抵のパンは、気分によって「食べたい」「食べたくない」がある。それがくるみパンにはない。さらに体調がすぐれない時にも、問題なく美味しく食べられる。いつだって彼は心と体の支えになってくれるのだ。

3

「もう着ないかも、と一瞬でも思った時点で捨てる」というルールを自分に課して、洋服の整理をした。
ゴミ袋の半分が埋まっていた。一回の片づけでここまで思い切ったのは初めてかもしれない。
少しスペースの空いた棚を見て、気持ちにも余裕ができた。

4

ふと思い立って、ぬいぐるみのVlogを作った。
私はYouTuberではない。ただ単にぬいぐるみに命を吹き込みたかったのと、動画編集というものに興味があっただけだ。誰かに見てもらいたいという気持ちも一切ない。
それは最高の作品になった。ぬいぐるみのくまが動いている。喋っている(字幕)。それはもうめちゃくちゃに可愛い。永久保存版だ。
動画編集にAdobe After Effectsを使って、合いそうなフォントも探した。デザイナーとしても楽しい学びの時間になった。

5

なすの肉味噌炒め丼がとても美味しくできた。
料理は回数を重ねるごとに楽しくなる。知識も増える。
お風呂に入ったあともずっと、指からにんにくの香りがしている。

6

本を買うために、久しぶりに外に出た。太陽の光がとても気持ちいい。
マンションの庭に鮮やかな赤い花が咲いている。小さな向日葵も咲いている。
本屋の近くには、綺麗な大きい紫陽花が並んでいた。
気付かないうちに季節は進んで、もうすぐ夏が来ようとしている。

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