日記|どうでもいいような大事な話 7月①

1

時間が空いてしまった。久しぶりの投稿である。
ここ数ヶ月、引っ越しの準備で慌ただしい毎日を過ごしている。

初めての一人暮らし。楽しみよりも不安でいっぱい。なんせ環境が変わることが異常に苦手なのだ。できることならリスみたいに巣に篭ってずっと穏やかにひっそり生きていたい。(リスがそんな生活をしているのかは知らない。勝手な想像です。)

とは言いつつ、性格的に一人の方が気が楽なのは確か。誰かが側に居てくれる安心感は何ものにも代え難いけれど、一人になれる時間がないと息が詰まりそうになる。
だから早く新しい環境になれるように、しばらく頑張るのみ。

2

なんとか家も決まり、家具の搬入も無事終了。
最初に考えたのは、やはり虫対策についてだ。

本当に虫の怖さがなければ一人暮らしなんて余裕だぜ!と思えるくらい虫が苦手。超苦手。本当に無理。
エアコンのドレンホースに網をかぶせ、コンバットを置き、換気扇にカバーをし、コバエがいなくなるスプレーを撒き、ゴキジェットを用意。隙間パテも買ったから、後日排水管の隙間を埋めてこよう。

終いには不安になりすぎて不動産屋へ電話。「大丈夫ですよ!」と安心できる言葉をいただいた。友達にもLINE。まったく迷惑な話である。

3

内見してから決めた部屋だけど、想像していたより遥かに狭く、収納がない。多すぎる本が全く片付かない。どうしよう。

4

朝仕事に向かう途中、駅で偶然以前一緒に働いていた友人に会った。
数秒見つめ合い、手を振り合って言葉は交わさずすれ違う。

電車に乗った後にほぼ同時にLINEを送った。本物の友人だった。あんなところで会うなんて想像もしなかったからびっくりしたし、本人かどうかもよくわからなかった。
びっくりしすぎた時って言葉が発せなくなるんだな。

5

世の中はオリンピック一色である。
開催については反対意見を持っていたが、いざ始まるとついつい楽しんで見てしまう。スポーツ観戦は大好きである。

試合後のインタビューを聞くと、この大会のために一生懸命練習してきたことが伝わってきて、ああ何かに真っ直ぐ向き合う時間を過ごしてきた人ってこんなに美しいんだなぁとしみじみ。人の真剣な表情ってすごくいい。

毎晩虫の事を気にして眠れなくなるちっぽけな自分とは大違いだ。

6

この時季忘れちゃいけないのがもう一つ。
夏の甲子園である。

やはり甲子園は面白い。一つ一つのプレーが青春そのものである。
しかし今年はコロナの影響で出場を辞退せざるを得ない高校も多数。特に3年生は悔しいだろうなぁ。甲子園に出るために一生懸命頑張ってきたんだもん。
このやるせない気持ちをどうしたらいいものか。

7

「お金は貯まらない。でも私には足りてる。ちょっとのいい事があれば、夜寝るときに思い出せる。優しい気持ちになれる。寝て起きたら、次の日がくる。私には、思い出が足りてる。」

ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の音ちゃんがお母さんに書いた手紙。音ちゃんの、今持っているものをちゃんと大事にしているところ、多くのものを望まず、毎日地に足つけて丁寧に生きている姿勢が大好き。

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