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日記|どうでもいいような大事な話 9月②

7

いよいよ実家の引っ越し当日。荷物の搬出日である。
引っ越しは今まで4回経験してきた。しかしそのほとんどが幼い頃の出来事で、最近の1回は学校に行っている間に母親が全て対応してくれた。実質引っ越しの大変さはほぼ知らない。

それはもう想像以上だった。約5時間もかかった。午後からの搬出だったこともあり、疲労困憊、外は真っ暗、気分も真っ暗である。
明日は10:50発の飛行機。今夜両親は地元のホテルに泊まる。そこで家族みんなで買ったご飯を食べ、疲れた体で「また明日ね」と別れた。

8

少し早く起きて、最後にマンションの掃除の手伝いに行った。
いよいよ本当に、この家とお別れである。

約10年。本当にあっという間だった。窓が大きくて、富士山が見えて、いつも風が通り抜けていて、まるで空に住んでいるかのようだった。とてもいい家。こんないい家に住ませてくれてありがとうと両親に感謝をする。

家にさよならをして、向かうは空港。
みんなでタクシーに乗り込む。

9

初めて展望デッキに行った。飛行機がたくさんある。
「あの奥の方にあるのが国際線だよ」と父が教えてくれた。
いい天気だった。

そろそろ行くか、と父。
その言葉を聞いた瞬間に母の目から涙がこぼれた。
いつも弱音を吐かない母が「寂しい」と言った。
母と抱き合いながら感謝を伝える。
長い間本当にありがとう。

母が安心できるように健康に元気に生きて、なるべくたくさん会いに行く。
今日の日のことは、絶対に忘れない。

10

ずっと観たかった海外ドラマがついにHuluにやってきた。
本当に観たかった。そしてこのタイミング。まるで神様が、ひとりになった私が退屈しないように用意してくれたようだ。

11

ずっと仲の良い友人が、QuizKnock好きと判明。
いやぁ知らなかった。私もQuizKnockが大好きである。

頭がいい人の会話ってなんでこんなに面白いんだろうか。賢い人って追究心が強くて引き出しもすごく多いから、キャッチボールの返しが抜群に面白い。そして個性の強いメンバーたちもユーモアいっぱいで楽しい。
ちなみにふくらPさんが好きです。

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