見出し画像

青春って言う時間の次の春は、どんな色?

入社二年目を迎えた、「オデコちゃん」。
二年目の進化・深化でちょっとリニューアル!
どこかリニューアルしたか、分かりますよね?

タイトル一新! "HOP STEP JUMP!!"

ご無沙汰しております、えってぃです、オデコちゃんです🙋🏻‍♀️

新入社員の1年間は“オデコちゃんの月次報告書”としてnoteを毎月更新しておりました。

2年目となった今年からは……

HOP STEP JUMP!!

このテーマで近況報告をしていきます👟💨

このタイトルの意味は……「一歩一歩着実に踏み出し、私らしく跳ぶ」という、奮闘記!

元気をもらえる歌詞の一部でもあります😌
詳しい話は次回に熱く語らせてください🤔💭

「ケアビューティスト」という職業

ところで皆さん! “介護”と“美容”。それぞれの言葉はご存知かと思いますが、この二つの言葉を足した、“介護美容”という言葉を聞いたことはありますか?🤔

そもそも「介護美容」ってなんだ?

このnoteを読めば、介護美容のことがわかります💄

まず……
介護美容を提供するプロフェッショナルを「ケアビューティスト」と言います。実は、月に1回、あぷりの各施設にケアビューティストの方が来てくださっているんです! 

以前、広報の白川Dがインタビューしている記事はこちらから💁🏻‍♀️

実は……私も介護美容に興味があり、お話を伺いたい! という思いから、今回、あぷりにお越しいただいている「しずくいろ」代表・平松さんへのインタビューが実現しました。

「介護美容」とは、「人生の彩りを一緒に創る」お仕事

オデコ(以下 オ):初めて“介護美容”の言葉を知ったときは、『高齢者の方にメイクやネイルなどの美容を提供すること』かな? とイメージしました。実際のところ、ケアビューティストとはどのようなお仕事をされていますか? 

平松さん(以下 平):もちろん、それらもお仕事の一つです。しかし、私の考える「ケアビューティストのお仕事」とは、ただ『高齢者の方をきれいにする』ことではありません。

美容というのは、あくまでも手段。その手段(美容)を通して、高齢者の方の心と身体の健康を支え、その方の人生の彩りを一緒に創っていくこと

……だと考え付きました。

要介護の方には、たくさんの方が関わっています。
ご家族様はもちろん、介護士、ケアマネージャー、看護師、鍼灸師、医師などなど……。ケアビューティストも、その方に関わるチームの一員を担っています。
また、その方を中心として、関わっていらっしゃるご家族様や介護者なども豊かに過ごすことができるようにサポート・連携をすることも役割だと思っています。

私の価値観を押し付けない

オ:「ご利用者様をおキレイにすることだけがお仕事ではない」……なるほどー! では、平松さんがケアビューティストとして働くうえで大切にしている考えや思いを教えてください。

平:ただ単に、「美容」をご提供しているのではなく「“介護”美容」をご提供しているということを意識しています。簡単に言えば「美容<介護」の割合。介護の考えあってこそだと思っています。その視点がなければ、わざわざ「介護美容」という名前にはなりませんからね。

その方にどのような関わりや支援が必要か、日々、試行錯誤しながら未来を一緒に創っていく……これが私の考える「介護」です。
大変奥深く、クリエイティブなお仕事ですよね。「美容」はその中のひとつの手段だと思っています。

では、その介護の世界の中で、「美容」を通して私は何ができるのか? ということをいつも自問しています。
私が「コレが良い!」と自分の美の価値観を押し付けるのではなく、ご利用者様お一人おひとりとしっかり向き合い、寄り添うことが介護美容の基本。この思いは私が大切にしていることです。

「生きていてよかった」と実感してほしい。

オ:“美容”はあくまで手段に過ぎないってことですね。ケアビューティストとして仕事をしていて、やりがいや驚いたこと、嬉しかったことがたくさんあるかと思います。特に印象的だったものを教えていただけますか?

平:うーん……一つに決められないくらい、たくさんあります! 例えば……認知症による記憶障害がある方にネイルをして差し上げたことがありました。
それから半年経って、お会いしたとき、「お姉ちゃん、また爪やってなぁ」、「あんた、仕事頑張るんやでえ」と自ら声をかけてくださったときは驚きました! 「え?! あの日にしかお会いしていない方がこんなふうに記憶に残っている?!」……、それだけその方にとって、思い出深いことだったんだろうなって思います。

また、嬉しかったなって思うのは、「生きててよかった」と言っていただけたことです。

とかく、介護を受けているお年寄りの方は年代的なものか、介護=人の世話になる=迷惑をかけていると思われている方もいらっしゃるようで、「私なんて(生きているだけで)迷惑かけるだけよ……」と塞ぎ込みになってしまう方が多いと感じており、そんな方々に介護美容の力を届けて、何かできることはないか? と思っていました。
ですので、いただけたこの言葉は一番嬉しかったことを覚えています。

幸せ循環の創造

オ:生まれたからには、生まれてよかったと思える人生を過ごしていただきたいですよね。では、平松さんの今後の夢やビジョンを教えてください。

平:私も介護士として介護の世界で生きてきましたし、お年寄りが喜ばれる姿を見て来た中で、ご利用者様の笑顔や喜び、生きがい、意欲を引き出したいですね。
また、ご利用者様に関わるご家族様、介護士、介護施設の経営者の方なども、「この方のためにこんなことをしたい」という思いがあるはず。その思いまでも叶え、「幸せの循環」を作れるようになりたいですね。

「幸せの循環」のきっかけを創るためにも、もっと介護美容を広め、現在運営している介護美容セラピスト向けオンラインコミュニティメンバーとともに、介護美容の価値も高めていきます。

そして、その先の“世界進出”も視野に入れています。
たくさんの仲間の力を借りながら、介護美容にとどまらず、「しずくいろ」独自のサービスを展開していきます。

介護美容の質をもっと高めたい

オ:美容サービスを越えて、その方の意欲を引き出す役割をも担うのが、ケアビューティストというわけですね。では、そんな未来のケアビューティストや、介護美容に興味をもたれている方々へ向けて、メッセージをお願いいたします。

平:「介護」も「美容」も、そして「介護美容」も知れば知るほど奥深い仕事です。喜びの声に感動する日々であり、やりがいのある楽しいお仕事。

3つのお仕事全てに共通すること、それは横の繋がりです。介護美容に興味のある方、ぜひ一緒に介護美容の質をもっともっと高めて、たくさんの方を幸せにしましょう!

“次の春”は何色かな?

今回は、ケアビューティストとしてあぷりへ来ていただいている平松さんにお話を伺いました。

介護美容の奥深さ、おわかりいただけたでしょうか?

ご利用者様をおキレイにするだけでなく、その先の“ご自身を好きになっていただくこと”や“ご利用者の方を含む周りの方までの幸せ”をも考える職業、めちゃくちゃ素敵だと感激しました。


私たちでも、ちょっとしたおしゃれをすると気分がアガり、ポジティブな気持ちになっていくのと同じように、ご利用者様も気持ちは一緒なのかなって思います。

身綺麗にしたらもっとキレイにしておきたい……そういう気持ちって大切だなって。

介護施設にご入居されると気分が落ち込んで、何もしたくなくなったり、認知症によってこれまでファッションや身なりに気を使われていた方が、全く興味がなくなったりされる場合もあります。
「私、もう歳だから……」と諦めているっしゃる方も。

でも、何かのきっかけがあると、“美への意識”が呼び覚まされるのかなって思います。

「青春って言う 時間の次の春は どんな色をしながら 僕を待っているんだろう?」って歌詞があるんですが、ご利用者様は今まさに「青春って言う 時間の次の春」の時を過ごされていると思います。

私もご利用者様の“次の春”を彩るようになりたいなー!


この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro

広報の仕事