こぼれたソーダに泣かないで

 バランスというものを考える。前々から考えているけれど、先人たちの言葉などを聞き、そよそよと風を立てている。でも、なかなか答えは見つからない。
今日、駅構内で見かけた、マイナビ転職のキャッチコピーがなんとなく、印象に残った。「賛成!あたらしい生き方。」って、背中を押される言葉だな。
まず、肯定をしてくれていることが印象に残るのだと思う。
生きるって、本当に難しいなあとしみじみ。5年前、10年前に描いていた自分の未来予想図はどうだったんだろう。その絵もなくしてしまったまま過ごしている。しっかりとビジョンを描けているいる人がちゃんと、その通りになっているんだろうけれど。いろいろな人な言葉に耳を傾けてみようと思う。

 リリー・フランキーさんの本を読んでいる中で大石太さんという詩人を知った。ホームレス生活をしているけれど、自費出版で句集を出しているそう。すごく興味があるのでぜひ、読んでみたい。

 こぼれたソーダが地面でしゅわしゅわと溶けて、蟻が群がる。それをぼんやりと見ていた夏があった。もう、その時には戻れないのだ。と思い、今夜も僕は冷蔵庫からソーダを取り出して喉を潤すのだ。気が抜けたソーダのように打ちひしがれた気分に今日、少しだけなった。前へって難しいけれど、そうするしかないよね。

おやすみなさい。

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