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【感覚派におすすめ!】個人的言語学習の極意


突然なのですが言語学習において私はかなり感覚派の人間だと思います。


こう言うとなんだか天才っぽく聞こえますが、つまりは論理的な説明を理解する能力に欠けていると言うことです。
テキスト上のお堅い説明はちんぷんかんぷん、学生時代から机に向かって勉強すると言うことが大嫌いでした。(今でも一応学生なのだが)


そんな私でも今まで3つの言語習得にチャレンジしてきました。


1つは義務教育でもある英語

2つ目はベルギー留学のためのフランス語

3つ目は現在台湾の生活で利用している台湾華語です。



今回はこの3つの言語学習の経験を経て感じた外国語習得への向き合い方について独断と偏見から偉そうに書いていこうと思います。
(みんな温かい目で読んでね...)


実はこれ、自身のPodcast「エイプリルの台湾ないと!」でも話したテーマなのですが、スクリプト書き出してる間にちょっと複雑になりあまりしっかり話せなかったので保存用にここでまとめておきたいと思います。あ、でもちゃんとPodcastでも話してるのでそちらも是非。

(台湾ネタの予定でしたがまた次回へ繰越です!)




感覚派へ向けた”完全保存版外国語習得の極意”



那就開始吧!(それじゃあ始めるよ!)





まず初めに


単に言語学習といっても以下の2つの種類に分かれます。

1.定期テスト、受験、資格試験で高得点を取るための学習

2.会話、留学、生活のための学習


今回はこの2つの目的別に話をしていきます。



1.定期テスト、受験、資格試験で高得点を取るための学習


まずこのパターンの学習のポイントは

ターゲットが明確であると言うところだと思います。


具体的に言うと、定期テストの場合はどの先生が作っているのか、どの範囲なのか。受験でもセンター試験なのか、大学の二次試験なのか。ターゲットに関する情報を事前に手にすることができます。

ここでは傾向と対策が重要になってきます。

出題者や試験によってどのような問題が出るのかは傾向(過去問や問題の癖)などによって把握することができます。そこからはとにかく対策(過去問を解いてパターンを掴み、応用の仕方を練習問題などで実践する)するのみです。

あとできるのは単語やイディオムなどの暗記、これはとにかくひたすら暗記。暗記が得意、苦手、などと言う言葉をよく耳にしますが(私もよくその言い訳してました)、ものすごく得意という人はいても苦手という人は大体努力が足りなかったり、暗記の仕方が悪かったりします。
そういう時は得意な人に効率の良い暗記法を聞くのもいいかもです。



1の場合は私も頑張って来れた方ではないので以上としておきます。





2.会話、留学、生活のための学習


さて、ここからが本題です。

海外留学に行きたい、もしくは留学じゃなくても会話ができる語学を身につけたいという人は1とはまた違った勉強法が必要になってきます。


とは言っても0から始める場合まずはある程度の基礎知識が必要。基本の文法や単語、その言語のルールは母国語で書かれたテキストを通して学ぶしかありません、ここはもう近道などないでふ、努力してください。
ちなみにここで私が言うある程度の基礎は中学卒業レベル、英語で言うと英検3級から準2級レベルになります。


そしてある程度のレベルまで身につけたらやって欲しいのがネイティブの会話をめちゃくちゃ聞くということ。
学びたい言語のネイティブの方が近くにいるのならその人の、いないのなら映画やドラマ、ラジオなどのコンテンツを使ってとにかくひたすら会話を聴きまくります。できるだけ堅くない2人以上の日常会話がおすすめです。

そうすると段々よく出てくるワードや使い回しが見えてくると思います。".怒るときにこのフレーズよく耳にするな"や"こうやって感謝を伝える方法もあるんだ"とかいう発見が出てくるはずです。

そしてここからがミソ、その会話に出てくるフレーズをそのまんま覚えちゃいます。文法構造理解できてなくてもいいです、もうとにかく使ってるシチュエーションと共に覚える。
そしてオウムノヨウニハンプクシツヅケマス...


馴染んできたら次はそのフレーズの文法構造を分析。フランクな表現の場合文法がかなり崩れていることもあります。そういう時はそうなんだくらいで。

あとは使うタイミング、ニュアンスを完全習得するまで何度も自分で使ってみる。これはできればネイティブの人に使い方を確認してもらった方がいいかもしれないですね、間違ったまま習得しても意味がないので。

とにかくこれの繰り返しになります。ポイントとしては今までのテキストの学習とは正反対でフレーズを覚えてから文章分析をするという形です。

これはなぜかというと、ある程度の基礎が身につくとそれ以降に学ぶべきものは教科書に載ってるものよりフランクなものになることが多いからです。そしてその数は膨大。
なら手始めに自分が気付けるレベルの身近なフレーズからインプットした方がいいのです。そしてフレーズと共に文法を覚えると感覚を覚えているのでその先の応用も割とスムーズにできます。

私の場合は文法書から文法を学んでの応用がものすごく苦手だったので、この方法を実践しています。感覚から先に掴む方が自然と使えたりするので感覚派にはおすすめ。



そしてここで1つ、話せるようになる言語学習において私が一番重視してることがあります。


それは母国語で理解しようとしないということ



もちろんある程度のレベルまではテキストなり母国語で勉強した方が間違った解釈をせずに済むので圧倒的におすすめです。
しかし先述した通り中級レベルまで来るとフランクな表現が多い、そしてそのフランクな表現は日本語には存在しない感覚のものがあったりします。

日本語ネイティブの方ならわかると思いますが、この感覚絶対外国語に訳できないよなっていう日本語ってありますよね、それも1つや2つじゃなく生活の中に数え切れないほど。
そんな感覚をいちいち日本語に置き換えて考えているとかなり効率が悪いと私は思っちゃいます。

しっかりとした言語学習なら日本語訳できてなんぼという感じかもしれませんが、私のようなとにかくいかに日常をスムーズに送れるかが最重要な人はこの方法をオススメします。

フレーズを覚える時その言語の思考と感覚で捉えにいくようにする、そうするといつの間にか脳みそも勝手にそのムダな段階を省いてくれます。

どの言語もある程度習得した人はこれができてくるようになると思います。

ここまで来ると無敵。あとはたくさん会話をしてフレーズを覚えまくってどんどん自分の脳内ファイルに保存しまくるだけです。




そしてもう1つ大事なこと!
言語に欠かせない要素である単語

これはもうひたすら覚えるしかないです、暗記、暗記。ここに関しては1も2も関係なく努力するしかありません。でも単語は自分の表現の可能性を広げる最大のツールであると私は思っています。

極端な例ですが、水が欲しいけどなんて言えばいいかわからない...でもwaterとさえ言えば大概の人はわかってくれます。(かなり失礼ではありますが)

文法がめちゃくちゃでも単語さえ言えば通じることがあるのですから、その可能性を広げる努力だけでもしておきましょう。



最後に



ここまで偉そうに言語学習についてまとめてきましたが、2のような"会話で使える語学学習"の近道は結局はコミュニケーションに尽きると私は思います。


私自身高校のベルギー留学の際はホームシックに陥ってしまい、まったく周りの人とコミュニケーションを取らなかった時期がありました。
そのせいか、出発前にあんなに事前学習していたフランス語をまったく伸ばせずに帰ってきてしまいました。

逆に言うと"你好"と"謝謝"しかわからない状態で台湾にも来ましたが、台湾人の友達や当時は恋人がいたこともあり、9ヶ月で中級レベルの中国語を身につけることもできました。


この様にすごくシンプルで当たり前のことですが、2のような言語習得にはコミュニケーションは必須です。

これからもし留学や海外生活を控えている人がいたら、事前の語学学習も大事ですが、今一度自分のコミュニケーションスキルも見直してみてもいいと思います。
私がベルギーに留学してた頃は間違った文法を使ってしまってないかなどプライド高く変に自意識過剰になってしまい、会話のチャンスを逃してしまいました。
もし「自分は人見知りしがちだな」とか「プライドが高いな」とか課題があるのだとしたら、その克服法を事前に考えておく方が現地での生活の助けになると私は思います。



以上、感覚派の私がこれまでの言語学習を通して得た言語学習の極意になります。


個人的な意見なので全員に通用するとは思いませんが、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。


一緒にこれからも頑張りましょう!




2021.07.30

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