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【考察】なぜ「ホス狂い」はいてキャバ狂いはいないのか?恋人という名のドラッグ

20代の最後の夏、突如彗星のように現れた年下の彼に大金を貢いでしまった。
意思に基づいた行動のはずが、感覚としてはまるで何かにマインドコントロールされているかのようにお金をつぎ込んだ。
その経験から生まれた疑問が以下の通り。

「なぜホス狂いという言葉はよく聞き、キャバ狂いはあまり聞かないのか」
「依存傾向に女性と男性で差はあるのか」
「なぜ私は恋人にここまで依存してしまったのか」

今回は上記のような疑問を抱いている方に向けて、以下の情報を解説します。
少しでも同じような状況で生き辛さを抱えている方の参考になれば幸いです。


1. 恋人に貢いでしまう理由

ホス狂いという言葉を聞く機会が多いことから、女性から男性に貢ぐパターンが多いのではないでしょうか?
そして違いは男女の脳の違い=性格の違いに起因していると考えられるが、脳の構造の違いについては別の記事で秘密に迫ろう。
ここでは以下2点の理由について解説します。

  1. 仕事や趣味など恋愛以外の場面で満足感を得られていないから

  2. 持って生まれた性格の影響

一日の大半を占める仕事や趣味などで心の充足感を得られていない場合、それらを恋愛で埋めようとしている可能性があります。
また、以下のような性格や状態にある場合は、貢ぐという行動に繋がりやすいです。
ただ、性格については当てはまっていても「何か短所がある=そこにひとつの才能がある」という証明にすぎず、裏を返せば長所。
本来持っている自分の性格を変えようとする自己否定の努力は不要。
持って生まれた自分という素材を知って活かすことが大切。
(カッコ内は長所変換☆)

【性格】
・見栄っ張り、承認欲求が強い(=独立心が強く、感謝されるために人一倍努力のできる子)
・寂しがり屋(=かわいい♡)
・独占欲が強い(=テストステロン値高めの女戦士☆)
・負けず嫌い(=勝利し、一番になるためにとことん努力する!営業部ではトップに君臨)
・世話好き(=マザーテレサ/包容力があり、周りに安らぎを与える)
・押しに弱い(=合理性だけでなく、人の気持ちを考慮し判断できる温かい心の持ち主)

【状態】
・孤独感が強い(「恋人&私♡」以外のコミュニティを作ろう)
・単純に恋愛経験が少ない
・自信がない(=自己肯定感が低い/下げている理由はなんだろう?)
※メンタルの不調は単純に栄養や睡眠不足の可能性もある。女性は特に鉄分の摂取を。

自分の性格(才能)を知るツールとして、ストレングス・ファインダーがお勧めです!
才能を知るだけでなく、それがどのような短所または長所として出るのか自分のパターンを知って活かせれば、もっと人生が楽しくなる。
それを知るには八木仁平さんの自己理解プログラムが断然お勧め。


2. 親子関係で傷を負っている可能性

上記で上げた理由の他に、幼少期の親子関係(母と娘の関係)で心に傷を負っている可能性が考えられます。
具体的には「愛着障害」と呼ばれるものなど。
幼少期に親から得られなかった愛情を恋人から得ようと、彼に母親の役割を求めていないでしょうか?
心当たりがある場合は自分のインナーチャイルドと対話してみて。
※機能不全家族で育った私はまさにこれだ!と思い、自分と向き合う事で前進に繋がった。

3. 恋人依存から抜け出す方法

依存状況から抜け出す具体的な方法として、以下の二つを提案します。

  1. 課題の分離(By アドラー心理学)

  2. 仕事や趣味で充実感、満足感を得る

まずは課題の分離について。
恋人に依存している人は、相手の領域(=課題)に踏み込んだり、逆に相手に自分の領域に踏み込ませていることが多いと考えます。
これは誰の課題なのか?を見極めて、相手の課題を背負うことを止めるだけで、ぐっと心が楽になります。
どちらの課題かを判断するには、その選択の結果を最終的に引き受けるのが誰かを考えればOK。

【練習問題】(これは彼と私、どちらの課題?)
Q. 働かずに経済的に困っている彼がいます。これは誰の課題でしょうか?
(ヒント:働かないのを選んでいるのは彼。その結果(経済的に困窮する)を引き受けるのは誰?そう!答えは…)
A. 彼の課題

助けるな、と言っている訳ではありません。
ただ、それは彼の課題なのだと知っておいてほしい。頼まれてもいないのに、助ける義務も責任もないのです。
相手が恋人、友人、親…誰であろうと関係なく、
「相手の課題に踏み込まず、こちらの課題にも踏み込ませない」
対人関係の基本中の基本であり要。頼まれもしないのにあれこれ口出ししないこと。
課題の分離をするだけで、見える景色が全く違ってくる。
とはいえ、相手と自分の領域を出たり入ったりしているのが普通。
共感性が高い人は特に、どうにかしてあげたいと思う気持ちが強くてズブズブ相手の課題に踏み込んでいく人も多いかもしれない。
だから、まずは「あ、入ったな」「入られたな」と気付けるようになるだけで十分!
私は彼の課題を勝手に背負い、苦しくなっていましたが、
課題の分離を意識するようにしてからは心が軽くなりました。

2番目の仕事や趣味で充実感を得る方法について。
これは、先ほども紹介した八木さんの自己理解で、まずは自分が本当にやりたいことを知るのがとってもお勧め!
実は私が彼に貢いでしまった原因として、「日々の仕事が充実していない」ということがかなり大きく影響していました。
仕事が仕事ではなく、単なる自己犠牲の状態だった。

なぜなら「得意」だけ活かせていて、価値観(大事なこと)と興味(好きなこと)のマッチしない仕事をしていたから。
お金だけが回り、心の満たされない働き方をしていました。
今は自己理解プログラムを受けて、自分の「大事、得意、好き」を知り、心を満たす生き方に向かって舵を切っています。


4. そのお金で買おうとしているモノは何か?を見よ

そもそもそのお金であなたが買おうとしているものは、一体なんだろうか?
何が欲しいの?
一度この問いかけを自分にしてみて欲しい。
私が買おうとしたものは「自分に対する注目」が主だったと思う。
※結局買えなかった。

でもそれらは本来お金を払って外側から買う必要はなくて、自分で自分に与えてあげられるものだという事に気が付いた。
温かいコーヒーを淹れてほっと一息つく、日記に自分の気持ちを綴る(=自分の感情を聴く)、トレーニングやストレッチをする、ゆっくり湯舟に浸かる、寝る・・・
そんなことでOK。
たくさんお金や時間を掛けなくても、自分を満たすためにできることがたくさんあった。
人や周りを満たすことよりも、まずは自分を満たすことに集中しよう♡
自分のコップに並々と温かいココアや紅茶を注いだ後に、溢れた分で周りや世界も満たせれば最高◎

5. 最後に

恋人に依存している状態って辛い。何がこんなに辛いかって、他人軸で生きている状況=自分不在の状況が辛いんです。
アドラー心理学の教えですが、どんな状況にあっても
「悪いあの人」「可哀そうな私」に焦点を当てているままでは、その場でぐるぐるとループして、全く前に進めない。
そんな時はぜひ、「これからどうするか?」に視点を変えてみてはいかがだろうか。

それではまた👋







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