見出し画像

いや~今週もあっという間でした。木曜日のオンラインセミナーの講師のお仕事が準備などしていて結構緊張しましたね。
最近、オンライン上で話をすることは多いのですが、セミナー、しかもウェビナーでなかなか聞かれている方の顔が見えにくい、反応が分かりにくいという環境だととても難しいじゃないですか。まあ苦手ですね。反応を見ながら話をしていきたいタイプなので;;
あとは結構話をする機会が多いと言っても、最近は対談形式なのが多いのと、自分自身が作ったコミュニティの中で話をすることが増えていたんだなってことに今回気づいたんですよね。
なので、どういった方が聞かれるか分からないというフリーな場でのお話は久々だったんで、それで緊張したのかなと思います^^
まあ結果オーライ?というか送って頂いたアンケートを見る限りではこちらの伝えたいことは伝わったのかな?と感じているところです~~。

さてさて、今日のnoteは「気づき」ということについて簡単に考えてみることにします。このテーマを切り口に、私なりの今の心境を書き残せたらいいなと思っています!



自身の大事にしたい「価値観」について

昨年の秋ごろ、ご縁がありまして地元の国立大学のキャリア教育の授業に他の社会人の皆さんと参加させて頂くことがありました。
これは私が仲間と一緒に作っている「新潟県プロティアン・キャリア普及協会」の活動の一環でした。
他のキャリア教育の現場で知り合った大学の先生の授業で我々がワークショップを開かせて頂いて、大学生とともにライフキャリアを考えていくような時間でしたね。
とても有意義でした。
そのワークショップ、車座になって学生さんたちと語る場でライフラインチャートを書く機会があったのですが、その中に今の価値観を書く欄がありまして。3つかな。
そこに私が書いた言葉は自律、楽天、そして最後が気づき、だったんですね。
まず「自律」というのはやはり自分の人生・生活を自ら律して常に自己決定していきたいという思いからです。後悔ない人生にするにはそれが重要だと。2番目の「楽天」はこのnoteでもシャクルトンの話を通して、以前書かせて頂きました。

私が今、とても重視している価値観の1つです。
それまでは悲観的、そしてねばならない症候群だった私ですが、とにかく楽天的に構えていよう、いたい、という感覚が最近本当につよくなったもので。。
そして最後の「気づき」。これをなぜ選んだのかってことなんです。
「気づき」という言葉は辞書で調べると、
それまで見落としていたことや問題点に気づくこと、とあります。
私、おそらく同じようなことをいつもこのnoteでも書いているような気がするんですが笑、
50を過ぎて、上にも少し書いたように後悔しない人生を送りたいと一層思うようになってきたんですよね。
それはどういうことかというと、大げさじゃなく、自分に残された時間は長くてもあと30数年しかない。
その限られた時間をいかに思いっきり「味わう」ことができるか。
「味わい」尽くせるだろうか、最近はこんな風に感じることが多いのです。

じゃあ「味わう」と言ったら何?どういうこと?
それが「気づき」のある日々、人生じゃないかってことですね。
「気づき」センサーのようなものを持っていなかったら、そのまま見過ごしたり、噛みしめないで過ぎていく瞬間をとらえて、明確に意識して「気づき」として自分の中に残したい、味わいたい、そんな思いがとても今、強くなってきているんです。
どうでしょう?皆さん。伝わるかな~?



どうすれば「気づき」が多くなるのか

次に、気づきが多い生活、気づきが多い人生とするにはどうすればいいんだろうとなりますよね。
「気づき」ってそれまで見落としていたことに気づくわけですから、外からの情報を受け止めるセンサー?が大事じゃないですか。
別な言葉で言うと、コーチングでもよく使われますが、レセプターを開くってことなのかなと思います。
レセプターってもともとは生物学的な意味では、細胞の表面に存在し、特定の物質や信号を認識し、それに応答する機能を持つ部位ということになっています。脳にもレセプターがあり、目や耳に入る情報を全部取り込んでいるのではなく、その中から選んでいるそうで、脳のレセプターは見たいものや聞きたい事しかうけとっていないと。
なので自分の目で見たり、耳で聞いたりした情報に対して如何にレセプターを持っているかで気づきの量や質も大きく変わってくるんだろうと思うわけです。

レセプターを開いて、何も意識しなければ通り過ぎる、あるいはやり過ごしてしまうようなことから「気づき」を得られるか。学べるか。
そこにこだわって生きたいと思うようになったんですね私。

じゃあどうすれば「気づき」が増えていくのか?とこのnoteを書くにあたり自分なりに考えてみたのですけど、以下の3つかなあと今は思っています。

1.自分と全く異なるタイプ、価値観、人生観の人と交わる(話す)
これはどこでも言われていることだと思いますが、本当に気づきの度合いが変わると思います。全く違う考えの人と対話することがこんなに楽しく、心地よい、そして自分の気づきの力がアップするとは思わなかったですね。
交わる、というのは話す、とほぼイコールですが、私、色んな人と接することにしています。
私のいる業界だと正直、同じ業界の人同士、同じ立場の人同士でかたまる傾向が強いなということは以前から感じていて。。
だからこそ自分はそうならないように、とにかく色んな場に出ていきます。
今はオンラインでも十分、自分と全く属性の違う人と接することができますよね。
そして1つのテーマに関して対話することで、相手の意見と自分の意見、考えは全く違うけれども尊重し合えるような時間を過ごすと、何が正しいとかではなくて、自然と自分以外の全く違う考え方にも徐々に影響されてくるんですよね不思議と。
あと、そうそう、全く違う年代の人と接するのも大事かと。
私、有難いことに大学生とお話したりすることもたまにあるんですけど、本当に「気づき」をもらっているなーと思いますよ。
全く違う世界に生きてますから笑
そして重視するものも全く違う。違うことに価値があるなあと思えるし。
そして自分の世界が広がる、と心から思いますよ。

そうした中で、これまでにない価値観や考え方が自分の中に元々の自分とともに共存するような状態になってくると、以前は反応しないで「気づき」とならない出来事でも、しっかりレセプターが開いてくれて、貴重な情報としてキャッチするようになるんですよね。これ本当に不思議。
飲みニケーションもほんと大切だなあと思いますよ^^

2.自分の心が揺さぶられるようなものに触れること
これはですね、ほんとそうですよ。小説でもなんでもいいんです。
私、実はこの数年前まで読書は結構するけれども、ほとんどビジネス書っていう期間が10年以上続いていました。
これはとにかく読書は仕事に活かす為、という目的が先に立ってしまって本を選んでいたので、全く小説を読まなくなっていたんですよね。
でも去年くらいから大学の先輩に、有名作家の作品(最近の芥川賞受賞作家とか色々と)を勧められて手にして読んでみた時に、社会にもまれる中で堅くなりきっていた自分の心がどんどんほぐされて、温かく体温をとりもどしていくような感覚を覚えましたね。
これに気づいてよかったな~~~と。
本を開く、知識を得ると言っても、何を感じ取るかはまさにレセプターがどれだけ反応するかにかかってますよね。
小説の、ある一行の、ある言葉で立ちどまってこれって一体どういう意味なんだろうとか思い返してみたり。
あるいはそのような、小説を読んでみての感想を言い合うような場や時間を作ったりするとなおいいかなあと思っていますね。

本ばかりではありません。
映画も、音楽もすべてかなと。本以上にこのあたりの分野になってくると商業主義が徹底されていてどうすれば売れるかっていうスタンスがほとんどでしょう。でもいわゆる今流行りのものじゃなくていいと思うのです。
特に信頼できる仲間や尊敬できる人からすすめられた芸術作品はほんと楽しめるな~と思っています。またそれによる「気づき」の力の変化も感じることができます。


3.一人の空間、時間を確保する
これは非常に難しいとは思うのですが、デジタルデトックスもいいですよね。私達って常にスマホからの情報を追いかけることしかしていないなって感じる時ありますよね。
私、よく休みには日帰り温泉とかに行ったりするんですが、それは勿論自分の身体を労わりたいという思いはありますし、それなりに癒されます。ただ実はこの裏に第二の目的がありまして。
風呂に入るときは、わずか1時間弱でしかないのですけれど、スマホはもたずに入るじゃないですか。その間だけでも情報遮断できるんですよね。
だからこれがまた風呂とあいまって最高の時間になりますよね。
あと私の場合は運転中でしょうか。
車の運転は好きなのでたまに一人で少し遠めにドライブしたりします。
その時にはスマホもなるべく見ないで。
いつもと違う場所、違う空間に身をおいたとき、ただそれだけでいいっていうのもあるんですよね。
いつもと違う場所に来ただけで「気づき」の力はアップするんじゃないかなと。
この3つは私、日々なるべく実践するように心がけていて、レセプターを開くために有効なものかなと思ったので書いてみました^^



気づきが深いとどんな効果(いいこと)があるのか

気づきが深いと、いいことがありますよ。やっぱり。これも今自分が感じていることをまとめてみましたよ。

1.前向きになる
これはですね、何か失敗や苦労とかがあったとしても、そこから自分がどんな気づきを得て、何を学ぶのか?という視点があるだけでもいいと思うんですよね。
何かに取り組む目的が変わるので。気づきを重視すると。
つまりその取り組みがゴールまで行かなかったとしても、そこからどんな気づきを得るのかという視点を持てば、あ~こういうことだったのか、とか、このためにこんな工夫がされていたんだ!といった気づきを得られれば、ゴールにたどり着いていないことや断念しちゃうことがあったとしても場合によってはいいのかな、と思えるようになりませんか?
形だけのゴールより、実を得られるようになるというか・・

2.視野が広くなる
2番目に視野が広くなると。これは当然っていうか。
今まで見えなかったものが見えたり、考えもつかなかったことが思い浮かんだりするようになるから。。。
結果を急いで出そうとしている人、あるいは出そうとしている時などは、一旦深呼吸をして、一歩引いて現状を眺めるもう一人の自分をもってくれば、全く違います。メタ認知ってやつですね。
当然視野を広げることになりますよね。

3.成長できる
これよく、うちの会社の新卒の人が入ってきたときに研修などで話をするのですが、やはり周りから信用されるようになるまではどうしてもどんな人も何度も同じことを聞いたり、失敗を繰り返したりするものです。
でもそこから何に気づくか。どんな気づきを得るのか。
失敗したかどうかじゃなくて、そこからどうするか。
そこが大事なんですよね。
気づきの力が深い人は、どんどんその失敗から吸収して学びに変換していくことができます。
それこそが成長だと。気づき力あってこそだと思います。



彩りのある日々にしたい

そろそろまとめたいと思うのですが、結局何が言いたいのかというと、これからの人生は、「気づき」の力をより上げていって、日々目の前に起きること、接する人、学ぶ内容、すべてのことから、いかに多くのモノを得られるか、ここを大切にしたいと思っているんです。
大げさに言いたいわけではないですが、彩ありのある一日一日にしたい。それだけかなと。
例えば、自分よりもずっと経験の少ない職員さんと対話した時も、彼の言葉から、どうして今彼がこう感じたのか、またどう自分が変わりたいと思っているのか、とか、言葉を聞かせてもらうだけで、
あ~~自分も同じような時があったなあ、でも彼のように前向きに取り組もうという気持ちになかなかならなかった、、今彼がこんな風に考えているのって「これ」を重視して頑張ってきたからなんだなあ~とか。
あくまで自分なりの受け止め方なんですが、1つ1つ深い気付きへとどんな人とどんな接触をしたとしても、転換していけるんだなと思っています。
まさにそれが彩りのある日々かなと・・・。

最後まで読んで頂きまして、有難うございました!
引き続き、よろしくお願いします☆

今日は色んなご案内はなしでここで終わります^^笑




この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?