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Voigtlander VSL1の分解

Voigtländerと書いてフォクトレンダー
aじゃなくて ä なんて馴染みがないですが、造り自体はよくある普通の機械式カメラです。

基礎知識

マウントはM42とローライQBMマウントの2種

露出計は巻き上げレバーを少し引いたあとに、マウント横の棒を内側に押し込まないと作動しません。
レンズをつけていないときは、この動作をしなくても露出計が動くんで少々ややこしいです。

底板の外し方

底板のネジは結構出っ張ってます。
ネジがある方は、回せば周りのプラスチックごと外せます。

カメラに六角が使ってあるのは初めて。ビット交換式ドライバーがあったんで対応できました。

トップカバー分解

巻上げカバーの革を剥がします。

カニ目があるのでペンチで回して下さい。逆ネジです。
皮を剥がさないでゴム板などで回してもいいですが、ちょっと固いです。

3本ネジが見えますがノータッチで。
そのまま上に引き抜けばよいですが、少しテンションかかってるんでほんの少し左に回して引き抜くとやり易いかも。

シャッター速度ダイヤルがかなり長い2本のネジで止まっています。

巻き戻しクランクを左へ回して外します。

ネジ2本抜いて、ASAダイヤルを外します。

トップカバー上面のネジを2本外してから、上に引き抜いて下さい。
オレンジ色のスポンジがガッツリ使われています。こういうの使われてるんで、プリズムが腐食しているのもいます。

M42

QBMマウントも手順はほぼ同じ。

QBMマウント

ワッシャー載ってるんで紛失注意

ファインダー清掃

アイピース脇のネジを2本外します。

上側に抜けば清掃可能です。

プリズムはシールで止めてあります。
ネジとかなくて、ほんとシールだけ。
矢印先の針金がプリズムを上に抜くとき引っ掛かるので、一旦外して脇にどけといてください。

配線のテープを剥がして、プリズムの邪魔にならないように介錯してから上に抜きます。

組み戻しの注意

2箇所位置が決まってるパーツがあるので、上から適当に被せるだけだと不具合が出ます。

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