フィルムカメラ修理のアクアカメラ

フィルムカメラやマニュアルレンズのメンテナンス方法を身につけてみませんか? 実益のある…

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フィルムカメラやマニュアルレンズのメンテナンス方法を身につけてみませんか? 実益のある趣味として、また在宅副業を探されている方にもおススメです。 すでにカメラ転売(せどり)をされていて売上が伸び悩んでいる方からのご相談も受け付けております。

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フィルムカメラ、MFレンズのメンテナンスマニュアル

カメラの修理教室にて、お伝えしているフィルムカメラとマニュアルレンズのメンテナンス方法をまとめました。 有料記事以外では、実際に使用している薬剤の名称は伏せております。 カメラの修理教室 カメラ修理のお問い合わせ 中古カメラの販売方法 出品と仕入 中古カメラ輸出(eBay販売) メンテナンス基礎編やっちゃいけない基礎の基礎 マニュアルレンズの検品 オートフォーカスレンズの検品 レンズ光学系コンディション レンズ清掃 分解とカビ取り 絞り羽根の清掃 ヘリコイドへのグリスアッ

    • Yashica DSB 55mm F/2の分解

      Yashica FRと同時発売されたレンズ Contaxレンズと同じY/Cマウントです。 基礎知識マウントの裏に、レンズの絞り値を読み込むためのピンがついています。 右側のタイプは、手荒にすると折れるので、保管時にはリアキャップ推奨。 後玉分解レンズ周りのリングを外して、一枚目のレンズを外します。 次は引っこ抜けば良いんですが、かなりしっかり刺さってます。 レンズサッカーで上に抜きながら、本体側との境目を広げてく感じで抜きます。 左右からマイナスドライバーで挟みながら上

      • Canon FD 35mm F2 SSC Concave の分解

        前玉が凹型の非常に珍しいレンズ 画像じゃ分かりづらいけど、前面凹んでます。 凸の方と並べてみます。画像だと光の入り込みで判断するしかありませんが、現物みれば全然違います。 凹と凸の分別法凹は、最小絞りが16です。 絞りオートのマークが〇が初期型で珍重されてますが、Aもあります。 凸は絞りが22まであって、マークはA 後玉の造りも違います。 前玉分解銘板を回して外します。 柔らかくて外しずらいです。外している最中にゴムオープナーで押し付けすぎると斜めってしまうので、緩

        • Nikon Nikkonr-N 35mm F/1.4の分解

          焦点距離は35mmながら、F値1.4というとんでもないスペックのレンズ。 アトムレンズのサガゆえかなり黄色くなってる個体にもよく出会います。 金額は近年どんどん上がってきています。こういうレンズが整備できるようになるとカメラ販売的には、良い稼ぎ頭になってくれると思います。 分解は、例によってニコンレンズのあるあるで銘板を回しても外れません。 さてどこから仕掛けるかじっくり見極めて下さい。 更に分解した先に、フローティング機構という事故率の高い仕組みが待ってます。 ニコンレ

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        • NIKON F, F2, F3
          8本
        • PENTAX SP, SPF, SPii
          9本
        • OLYMPUS PEN シリーズ
          10本
        • フィルムカメラのeBay輸出
          13本
        • CANON Aシリーズ
          6本
        • NIKON Sマウント
          4本

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          Olympus OM-SYSTEM 135mm F/4.5の分解

          オリンパス 135mm F/4.5 Macroや80mm F/4 Macroは、後ろのマウント側がでぱっていてレンズだけではカメラに取り付けられないという変わった仕様をしています。 使うには、バカでかいエクスステンションチューブが必要です。 基礎知識ピント ピントはエクステンションチューブで合わせてから、レンズ側のフォーカスリングで微調整します。オーバーインフな造りです。 絞り羽根 最大開放のF/4.5にしても、シャッター切るときは少し閉まります。 何故なのか?

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          Olympus OM-SYSTEM 135mm F/4.5の分解

          Minolta MD Rokkor 50mm F/1.2の分解

          ミノルタのMD ROKKORの中でも後の方に販売されたレンズ ヤフオクなどでもあまりお目にかかりません。 eBay価格だと200ドル位で、おなじF/1.2だと、Minolta MC Rokkor 58mm F/1.2の方が高値で取引されているようです。 前玉分解銘板を直接回しても外れません。 フィルター枠側面のイモネジを緩めてから回して下さい。 絞り羽根まで到達します。 後玉分解マウントのイモネジを4本外します。 マウントを上に抜きます。 マウント裏側 分解中に針

          Nikon F2 シャッター部分解

          ニコンF2の右手側、シャッターボタンある側の分解です。 最初に、巻き上げレバーのカバーを外します。 ゴム板等を押しつけて回して下さい。正ネジです。 と言ってもこれが超難関。なかなか開きません。 プライヤーなどでカバー部分を掴んで回そうと試みる御仁もいると思いますが、ツルツル滑って上手く行きません。 まさに絶壁といった感じで、逆にこの造形に感動さえ覚える方もいるのではと思う程です。 色々開け易くする技はありますが、基本は頑張って擦れです。無理なら撤退やむなしのパーツです。

          YASHICA FRの分解

          YASHICA FRは、CONTAX カールチャイスレンズの検品用に一家に一台あると便利です。 カメラ販売を始めたての方に 「ヤシカはどうでしょう?」 と目をキラキラさせながらご質問受けること良くあるんですが、転売的にはヤシカの一眼はやんなくていいかなと思います。 FR、FRIIは巷にゴロゴロしてますが、FRIだけはかなりレアです。といっても、別にお高く売れるということは今の所なさそうです。 YASHICA FR I・・・電子シャッター、マニュアル専用 YASHICA FR

          Canon FD 55mm F1.2の分解

          F1.2の大口径レンズ。ズシリとくる重みがあります。 ただのFDもSSCも分解方法はほぼ同じですが、ただのFDの方が固いです。 分解のやり方を書いてはありますが、色々な技や道具を使ってます。 「私もやってみよう♪」位の軽いノリじゃやめといた方が良いです。 難度★★★ 硬さ★★★★★★★★★ FD 55mm F1.2 SSC ASPHERICAL (アスフェリカル)という非球体レンズ使用の超高級レンズもあります。 銘板だけFD 55mm F1.2 SSCとすり替わってるなんて

          Canon 50mm F/1.5 L39 Lマウントの分解

          今となっては大変珍しい、1.5という中途半端なF値のレンズ。 銘板が、CANON LENS 50mm f:1.5のバージョンと、SERENAR f:1.5 50mmの2パターンあります。 元々は、レンジファインダー用のレンズですが、コンパクトなのでデジカメでの需要が高いです。 参照: キャノンライカLマウントレンズの分解 レンズ分解銘板を外したくなりますが、前ではなく後から分解するのが良いでしょう。 レンズ内側がクモっています。 原因がバルサム切れで対処不能の場合もありま

          Canon 50mm F/1.5 L39 Lマウントの分解

          Pentax ESiiの分解

          カメラ転売界では忌み嫌われる不具合多発の困ったカメラ 整備かけても治ることなんてごくわずか。 即クズ箱入りでもいいんだけど、それでも少しいじってしまいたくなるのは、やはりSPゆずりのカッコいいフォルムのせいであろうか。 基礎知識電池蓋の爪が、一本と二本のタイプがあります。 ただそれだけの違いで何が変わるわけではないです。 ブラックより、シルバーの方がレアです。 それによりシルバーが高い?かというと、そういうことは今のとこないです。 あと、不具合多いと書きましたが、それでも

          Nikon Nikkor Auto 50mm F/1.4 の分解

          Nikon Nikkor 50mm F/1.4のノンAiレンズは色々種類があります。 爪が三角だったり、丸かったり、フィルターリングが銀だったり黒だったり。 それに伴って、分解法も少し変わりますが、アドリブで対応できるレベルでしょう。 前玉分解レンズ前面を回して外します。 日本光学、Nikon-S、Nikkor S.C.どれでも手順は同じです。 大き目のゴムオープナーで回すと、絞り羽根までごそっと抜けてくれます。 銘板を取ると前玉一枚目が外せます。 レンズ内側の分離レ

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          Nikon Nikkor Auto 50mm F/1.4 の分解

          FUJICA ST801の分解

          ザ大衆機的な見かけですが、M42マウントとしては最高レベルの機能を持つスゴイ奴。 シャッターは最高速1/2000、EBC FUJINONレンズだと開放測光が可能。(とはいえ、ペンタックスのタクマーで使っている人も多い模様。) ファインダーが横長なので、眼鏡してると上下が切れてしまう感じはあります。 トップカバー分解巻上げレバー→鳴き戻しクランクと外していきます。 シャッター速度ダイヤルや電池蓋は付けたままでOK。 巻上げのカバー外します。 ゴムオープナーの一番小さいので回

          オリンパス Trip 35 鏡筒のグラつき解消

          Trip 35やオリンパスペンシリーズは、鏡筒を固定しているネジが脆弱なのかグラグラしてる率が高いです。 今となっては設計ミスでは?と疑いたくなる位、緩んでいるのはしょっちゅうで、抜けたネジが露出計の中に吸い込まれてこともあります。 そのネジ自体はかなりカメラの奥深くにあり、締め直すにはかなりバラバラにしないと届きませんが、一回やってしまえばそこまで難しくないと思います。(要するに最初はかなり大変) 前板の取り外し トップカバーを外し前面の革を剥がします。 アルコールをか

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          オリンパス Trip 35 鏡筒のグラつき解消

          Mamiya Sekor C 80mm F/1.9の分解

          マミヤ645シリーズの標準レンズです。 たいてい中判の標準ってF2.8位のところ、1.9とは明るい。 前玉分解銘板を回します。 径が大きいので、大き目のゴムオープナー推奨です。 銘板の下側もゴムオープナーで外していきます。 前玉のカニ目のあるリングを外して更に分解していきます。 後玉分解レンズ部分をゴムオープナーで回します。 絞り羽根まで到達します。 ぱっと見どこで分解できるか分かりづらいと思います。 ゴム手袋で前後を掴んで捻ると分かれます。 上の画像にありま

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          Nikon F2 フォトミックファインダーの分解

          ニコンF2は、頭につけたファインダーによって呼び方が変わります。 分かり易いものだとアルファベットが振ってあり、”A”ならばF2A、”S”であればF2Sです。*書いてないものもあり。 そしてファインダー自体にも名前があって、裏側に書いてあります。 まとめると以下のとおり。 Nikon F アイレベル DE-1 Nikon F2フォトミック DP-1 Nikon F2フォトミックS DP-2 Nikon F2フォトミックSB DP-3 Nikon F2フォ

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          Nikon F2 フォトミックファインダーの分解