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「アイデアを形にする」方法を、みんなで思考する 【Awwwardsウェビナーレポート】


みなさんこんにちは!
アクアリング広報チームの菊地です。

先日7月22日に、アクアリングのデザイナー・ディレクターでウェビナーを受ける機会があったため、今回はその様子をレポートします!

アクアリングの制作スタッフは職種ごとに4〜8名程度のユニットに分かれており、ユニット単位で勉強会などを行うことが多いのですが、この日はユニット・職種の垣根を超えてデザイナー・ディレクターが参加しました。

どんなセミナーを受けたの?

Webデザイナーならチェックしておきたい、世界最大級のWebデザインアワード「Awwwards」。
年間約5千件、累計65万件以上のWebサイトが登録されていて、1日1つずつ「Site Of The Day」が表彰されるなど権威ある賞のひとつとして知られています。

今回は、Awwwardsが提供するサービス「Awwwards Academy」のウェビナーを受講しました。(サービスについては記事の最後でご紹介します!)


「産みの苦しみを楽しもう」

ウェビナーのスピーカーは、多摩美術大学を卒業後、電通でアートディレクター・デザイナーとして活躍されている松永美春さん。

「ビジュアルアイデアの作り方」をテーマに、アイデアの種が実際のビジュアル作品に昇華していくまでにどんな試行錯誤があったのか、形にしていくまでにどんな思考を巡らせているのか、そのプロセスを紹介してくださいました。

デザイナー・ディレクターに限らず、手を動かす前のアイデア出しやコンセプト策定の段階で産みの苦しみを味わうことは多いかと思います。そんな中で忘れてはいけないなと実感したのは、松永さんが語ってくださったクリエイターとしての姿勢でした。

「何が為されていて、何が為されていないのかを探す。1mmでも新しいものを作ろう」

世の中にすでにあるアイデアをなぞっても良いアイデアは生まれない。
完全な無から有を作り出すのは難しいですが、既存のアイデアの組み合わせ+オリジナルな視点を加えて少しでも誰も見たことがないアイデアを作ろうと改めて思わされます。

「産みの苦しみを楽しもう」

産みの苦しみは、どんなプロフェッショナルであってもクリエイターなら必ず通る道。その苦しみを楽しもうとするマインドがクリエイターには必要なんだ、という強いメッセージです。

広告に限らない全てのクリエイティブ職に刺さる言葉の数々を、みんな真剣に聞き入っていました。

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一人ではできない"会話"が、新しい気づきを生む。 

質疑応答タイムでは、デザイナーの一人が質問を投げかけました。
アイデアの良し悪しを判断する基準はどのように決めているか?という問いに、松永さんは「一人では決めない。コピーライターなどパートナーと意見を出し合いながら決める。」と回答してくださいました。

一人で考えていると何がよいアイデアなのかわからなくなったり、判断基準がぶれてくることがあります。そんな時は自分の中だけで試行錯誤するよりも、他の人の意見を聞いて自分では考えが及ばない視点を柔軟に見つけることが、よりよいアイデアを生み出すポイントなのかもしれません!

ウェビナー終了後、参加したスタッフ同士での意見交換が自然と生まれていました。
アイデアを研ぎ澄ましていくのと同じように、一人でセミナーを聞くよりも、みんなで聞くことでその場で質問を共有できたり、感想や意見を話し合うことでさらに思考が深まります。

図らずも松永さんの言葉と重なって、会話の中で生まれる「気づき」の重要性を改めて実感する時間となりました。

今回受けたウェビナーについて

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「ビジュアルアイデアの作り方」
開催日:2020年7月22日
講師:松永美春さん(アートディレクター・デザイナー)

「Awwwards Academy」は、世界の優秀なクリエイターたちによる講義をオンラインで受けることができるサービスで、現在はβ版としてリリースされているようです。
海外クリエイターによる英語の講義が多いですが、今回のように日本語での講義もたまに行われるようなのでぜひチェックしてみてください!


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