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はじめましての『自己紹介』


-Life is a Journey-
私の大好きな言葉です。

はじめまして。
Quonと申します。


私には、カンボジアのシェムリアップ(世界遺産で有名なアンコール・ワットの近くの町)でゲストハウスを開きたいという夢がありました。

その夢を抱くようになったのも、そしてその夢を叶えたのも、すべては1枚の写真から始まりました。

ここに書かれていることは、一部の個人名を除き、私に起こった紛れもない真実の物語です。


それは、当時弁護士事務所に勤めていた私が、昼休みにたまたま目にした新聞に掲載されていた、ラオスのルアンパバーンの風景でした。

ラオスは仏教国なので、毎朝お坊さんが托鉢をして廻ります。

その様子を、お寺を背景にしてどこかの小高い丘の上から撮り降ろした写真でした。

それを目にした時に、どうしてもそこへ行きたいという強い衝動に駆られたのです。

そして、このたった1枚の写真が、それ以降の私の人生を紡いでいくこととなりました。

実際に目にしたその風景は、思っていたものとは違っていたけれど、その場所に意味があったのではなく、そこへ行き着くまでの過程が大事だったのだと今ならわかります。


ある日、友達への報告も含め、食事をした帰りに代官山の蔦屋に寄った時のことです。

その時、初めてガイドブックの『aruco』を目にしました。

それまでのガイドブックの代名詞だった『地中の歩き方』とは違って、女の子の一人旅に大活躍しそうな、ポップでカラフルで楽しそうでわくわくするようなイラストや写真がたくさん並んでいました。

当時は、まだ『aruco』が発行されて間もない頃で、香港やハワイなどのほんの数ヶ国だけで、カンボジア版はまだ発行されていませんでした。

それを手にした私は、「いつか自分のゲストハウスもここに載せる!」と、一緒にいた友達にその場で宣言したことも実現することができました。


このたった1枚の写真をきっかけに、沢山の出逢いと、数々の不思議な出来事によって、手繰り寄せるようにして夢を叶えるまでに至った思い出と軌跡を綴っていきたいと思います。


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