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京都・有斐斎弘道館(ゆうひさい・こうどうかん)「京菓子展 2020 手のひらの自然 − 禅 ZEN」で思ったこと

11月1日〜15日まで開かれている京菓子展「手のひらの自然─禅 ZEN」2020を、会場の一つである有斐斎弘道館(京都市上京区)で雨降る中。見てきました。

なんと世界中から592点の応募があり、審査によって選ばれた50作品が、有斐斎弘道館(ゆうひさい・こうどうかん)をはじめ、各会場に展示されます。

[本会場]       有斐斎弘道館(ゆうひさい こうどうかん)
[特別会場]      旧三井家下鴨別邸
[サテライト会場1]  京都御苑 中立売休憩所
[サテライト会場2]  ジェイアール京都伊勢丹2階=特設会場

圧巻の京菓子が、まるで現代アートのように煌びやかに展示されている様は「京都にいるな」と十二分に思わせてくれました。

浦霞禅を思わせる京菓子をいただきました。酒饅頭ではなく、つくね芋が上品な上用饅頭でした。

クラウドファンディングで開催

有斐斎弘道館(ゆうひさい・こうどうかん)は、江戸時代の有名な学者・皆川淇園(みながわきえん)が設立した学問所。2009年に取り壊されそうになり、有志が集い保存活動を行ったという場所が、再びこのコロナで大打撃を受けたということです。

今回、クラウドファンティングで集めた資金により、「京菓子展」が無事に開催することができ、次は第二目標として、ストレッチゴール500万円を目指すということです。

このクラウドファンディング、makuakeでもキャンプファイヤーでもなく、「THE KYOTO Crowdfunding」というプラットフォームが行っているもの。

「文化を知る。世界を変える。」をスローガンに、
グローバルなアート・文化のコミュニティを生み出すプラットフォームです。
Mediaでは記事を発信し、Salonではイベントを開催し、Crowdfundingでは未来の文化づくりに挑戦。
ここでしか得られない情報・交流・体験は、美意識を磨き、より世界を広げてくれるはずです。

https://the-kyoto.en-jine.com/

これからはモノを所有するよりも、交流を通じて体験を重ねることにみんなが情報を得るようになるのだな、と思いました。

先日は、縄文土器を愛でながら京懐石をいただきました。おそらく京都のどんな老舗でも味わえない体験でした。

そのコミュニティに参加する権利を得るためにお金を使う、のがポストコロナ禍の主流になりそうだなと。

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