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「晴れてよし、降ってよし、いまを生きる」の京都・佛光寺八行標語

昨日、ふと思い出して「晴れてよし、降ってよし、いまを生きる 京都佛光寺の八行標語」を読んだ。


2015年8月に発売された本は、以前私が作っていた雑誌のときに一緒に働いてくれていた編集者の彼女と、カメラマンの彼女がタッグを組んで作ったものだった。

カラー写真にその八行標語が66も並ぶ。

もちろん今も標語は書かれている。もともと佛光寺は「興隆正法寺」という名前だったという。以下のようなエピソードが残されている。

佛光寺の寺号
佛光寺が繁盛するにしたがって、それを妬む輩が現れ、ある夜ご本尊や法宝物を盗み出して竹やぶに投げ捨てました。
その夜、後醍醐天皇が夢枕に東南の方向から一筋の光が差し込むのをご覧になり、ただちに人を遣わせられたところ、阿弥陀如来のお木像が出てきました。この仏像がわがご本山の阿弥陀如来像の台座と一致するところとなり、勅願により「阿弥陀佛光寺」略して佛光寺の寺号を賜ったと伝えられています。

「南無阿弥陀仏」と唱えたあらゆる人々を必ず極楽浄土へ導く、という教えの真宗。境内には、D&DEPARTMENT京都もあり、ちょっとしたオシャレスポットになっている。


丁寧な手書きのメッセージとともに送ってくれたこの本。もう5年も前の事かと思うとちょっとびっくりする。

コロナ禍のいま読むと、また全然違う印象がある。自分の年のせいかもしれないけれど、いまを生きるという言葉の重みが違ってくる。

写真をみていたら京都に行きたくなりました。

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