【おすすめの本】『無垢の博物館』フェティシズムと異国情緒
Twitterで文学に関する質問を募集したところ、フォロワーさんから面白い質問をいただきました。今回のnoteは、この質問へのお返事を書こうと思います。
質問!✋
回答!🎓
オルハン・パムクの『無垢の博物館』(宮下遼訳,早川書房, 2010)がおすすめです。
パムクは、トルコ初のノーベル文学賞作家として知られています。
舞台はヨーロッパではなく、トルコ・イスタンブールですが、東洋と西洋の混ざり合った独特の空気感が魅力的です。
内容
裕福な家庭に生まれた主人公ケマ