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無理のない「企業・商品の優位性の小さな作り方(2)」

こんにちは。

中小企業・地域企業コンサルタントの新井です。

中小企業と地域企業に特化し、事業成長や地域活性化の支援を日々行っています。最近は「食」「観光」のご依頼が多く、毎週のように地域を訪れています。今回、四国に行き、良い取り組みだと思える「食事」に関する取り組みがあったのでご紹介します。

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宿泊施設の外で「食事」をしてもらう取り組みも良い

食事は魅力作りの重要な要素であると考えている宿泊施設は多いです。特に旅館となると、基本的には夕朝食付です。食事やアルコールなどを充実させることは、宿泊者にとっては「宿泊施設選びのポイント」になりますし、経営的には、客単価を向上させることに繋がります。

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ただ「食事」を宿泊施設で囲わないというメリットもあります。今回、クレメントイン高松というホテルに宿泊しましたが、朝食はホテルの隣にある海鮮居酒屋でいただくスタイルでした。地元の魚などが美味しく、夜は通常の居酒屋としても賑わっている店で、夜に食事をすると3000円-4000円程度ほどになります。6000円-7000円程度の朝食付宿泊プランで、この朝食を食べられるのはお得感があります。

宿泊施設の外で「食事」をしてもらうメリット

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・宿泊施設としては、設備や人件費を削減できる

・周辺店と連携することで、宿泊施設が独自でやるより、魅力的な食事になる可能性がある

・周辺店を巻き込むことで、宿泊客が地域の魅力をより感じることができる

・複数の店と連携しておくことで、宿泊者は選ぶ喜びを感じられる。

・特に朝食について、周辺店と連携することで、周辺店にとっては、新たな収益に繋げることができる。また、昼食・夕食の集客のきっかけに繋げることもできる。

マーケティングでは、商品やサービスの「魅力」をどう作るか、見せるかという話をよくします。自社だけで完結させることが基本ではありますが、考え方を広げて作れる「魅力」もあります。

みなさんにとって、何かのヒントになれば幸いです。良いと思っていただけたら「スキ」をいただけると嬉しいです。

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